気の広場

気の世界あれこれ・・・
  日常雑感あれこれ・・・

子どもの人生 ・・・ 自転車

2010-07-04 09:45:09 | Weblog
私の脳裏には

8~9歳のある日

はじめて自転車が私を乗せて

  私の思い通りに走ってくれた感動の記憶が残っています。


想い出すごとに 古びることなく新鮮な喜びです。


当時の自転車は

  黒塗りの大きな不恰好なものでした。

勿論 子ども用の自転車ではありません。

大人用だってすべての家に備えられている時代ではありません。


大人の目を盗んで習いおぼえます。

たしか 三角乗りとか言っていたような気がします。

しょっちゅう怪我が絶えず

文字通りの血のにじむような努力の果てに 体得した能力でした。


人生を重い荷を背負って

  山野を越える旅人にたとえたのは徳川家康ですが

どんなに便利さにひたりきった今日においても

オートマチックの高級車で旅する者に人類をたとえる

  ・・・ ことはできません。

おそらく

重い荷を荷台に乗せて旅をする自転車にたとえる

  ・・・ のが適当でしょうね。


しかし

ここ(私ども)を訪れる子らの親たちの中には

自転車の荷台にいっぱいの荷を乗せて

  雨の日も 風の日も

  健やかな日も 病む日も

  そして 老いてなお

車輪をまわしつづけ

  旅する存在がわが子である

    ・・・ との認識がない方もおられます。



・・・ まことに 寂しい限りです。












死のトレーニング ・・・ 苦しむあなたへ

2010-07-04 06:36:01 | Weblog
いのちは あと20分 ・・・ と仮定しましょうね。


仰臥の状態でまぶたを閉じ 静かな呼吸。


人のさまざまな苦悩は

生きようとしすぎて かえって生きられないのではないか

  ・・・ という不安感情にさいなまれるからで

むしろ

「生」は「死」によって支えられているのだ とさえ思い

  ・・・ 静かに死に望む境地に心身を任せます。


さて

あなたの周りに誰と誰が集まってくださいますか。

枕元に集まる方達のひとりひとりの顔を思い浮かべてください。


母親でしたら

きっと

  あなたの名を呼びつづけ 嘆いては訴えるでしょう。

その母に

  あなたは充分報いていたでしょうか。


悔やんでいる間もなく

  死は一刻一刻近づいてきます。

あなたは

  本心から母にぶつかって 日頃の不孝を詫びてください。


・・・

意識は

  浄化によって光のように透明となり

  上昇感がともなう ・・・ もののようです。

想念は ・・・ 自在です。




・・・・・・

私はかって

  生きることに意味を見い出せず

  鉛のような心をいだき

ことごとに怨みと悲しみのうたを歌って生きた人間 ・・・ でした。


しかし

いま私はあなたと

喜びのうたを

いのちのうたを ・・・ たからかに歌いたいのです。





老齢期最大の敵 ・・・ 心の逃避

2010-07-04 05:01:27 | Weblog
老人に対していま必要なものは

生きがいのある社会参加 ・・・ ではないでしょうか。


老齢期は 病齢期ではありません。 ・・・ ここがポイントです。


老人も生きているうちは働くことです。

周囲の人々に奉仕する使命感に立つことです。


老齢期の最大の敵は

老人なんだから

  もう働かなくていい という思い

老人なんだから

  お世話になって当たり前 と思う ・・・ 心の逃避です。



今日の日本の社会機構は

能率主義に偏し

老齢者から職場を取り上げ

社会参加の機会を失わせ

老齢者のための福祉へと追い込んでいる ・・・ ように思われます。


保護 = 疎外 ・・・ となってしまっています。




* このところ
  老人を対象とする講座・講演依頼が4件 ・・・ 控えています。
















救い ・・・ やすらぎ

2010-07-04 02:03:15 | Weblog
世を捨て妻子を捨てた山頭火は歌っています。


  山あれば山を観る

  雨の日は雨を聴く

  春夏秋冬

  あしたもよろし

  ゆふべもよろし



世の中が騒音や組織の中で

  息がつまりそうになればなるほど

心のなかに求められるのは

  このやすらぎではないでしょうか。


・・・
 
新しい世界がひらけ

新しい自己が生まれ

生きることが楽しくなり

生まれてきたことがありがたくなってきます。