気の広場

気の世界あれこれ・・・
  日常雑感あれこれ・・・

七夕 ・・・ 女ごころ

2010-07-06 16:31:58 | Weblog
2010/05/25 撮影  ナイル川



七月七日は七夕です。


中国の故事では

  織姫が天の川を渡って彦星を訪れるが

日本では

  彦星が織姫を訪ねてゆくようになった ・・・ とか。



古今和歌集に


  久方の 天の河原のわたしもり

        君わたりなば 楫(かじ)かくしてよ



    天の川の船頭さん
    あの方(ひこぼし)が川を渡ってしまったら
    船の艪を隠して 帰れないようにしてくださいナ。


女ごころを詠(うた)った ・・・ なんとも味な詩(うた)ですネ。



    * 楫(かじ): 櫓、櫂




 

死ぬのを怖れている人へ ・・・ 癌宣告され

2010-07-06 07:30:00 | Weblog
わが尊師・故内山老師のお言葉から ・・・



・・・・・・・


この「死を怖れる」ということは

なにも今

  癌だと告知されはじめて問題とすべきことではありません。


実はわれわれ人間 動物として

  いつも死を回避し生きようとする本能をもっているわけですが

それに反し 他方一切の生あるものは

  遅かれ早かれ

    誰でも死なねばならぬことに運命付けられているのですから

一体これをどう受け取るべきか

  誰でも彼でもみな決着しておかなければならない問題 ・・・ です。


それなのに

「死を怖れる」ことを自己の問題として取り上げたこともなく

口を開けばいつも

  金、金、金 というだけで浮かれている今の世の中は

まさに「生存呆け」 ・・・ という一語に尽きます。



今あなたはせっかく癌に病まれて

  自分の死を真正面から問題として取り上げたのですから

これをただ怖れるだけでなく

むしろ

これを機会に 積極的に本当の自己のいのちをみつめ

  明らめ 深めていく契機とされることをお勧め致します。


大体 死ぬとは

このように

  「死ぬのは怖い」

  「何とか生きていたい」

  「今は死んでも死に切れない」 などという思いそのものが

・・・ 死んでいく時なのです。


「生はよし、死はわるし」と分別するコンピューター的判断そのものが

・・・ 絶する時です。



・・・・・・・ 。










人生運転 ・・・ 自動車運転 

2010-07-06 07:27:51 | Weblog
2010/05/25 撮影



自動車運転では

  アクセルを踏めば 発進し

  ブレーキを踏めば 止まり

  ハンドルを右へ回せば 右

  ハンドルを左へ回せば 左にまわる ・・・ と 決まっています。


だから

自動車運転では

  それを滅茶苦茶動かしていいものではありません。

自動車運転には

  決まっているところが決して無いわけではないからです。


しかし

すべて決まっているかというとそうではなく

実際運転は

  刻々であって固定したことは何もないのです。


それで

実際運転をするためには

  キマッタところは 必ず先ず学ばなければなりませんが

しかし

その学んだことを覚えれば それで済むのでもありません。


覚えたことを思い出しつつ運転しているようでは

  ギコチなく危なくて仕様がない ・・・ でしょう。


学んだところをすべて手放しにして

刻々現場の風景に目を開き

それに対応し的中して運転していくところに 初めて

  イキイキした安全運転がある ・・・ のです。










不運・失敗・逆境にあるとき ・・・ 追記

2010-07-06 07:27:14 | Weblog
2010/05/25 撮影  暦



今せっかく出会った失敗であり 不運であり 逆境です。


これは自分だけが特別に出会ったものではなく

世の中の誰でもが

  一生において何度か出会う機会です。


ただし

これを本当に乗り切るかどうかは ・・・ 全くその人のものです。


これを乗り切ればこそ初めて生きる自信を

  一段と強くすることも出来るのですから

これを機会に真正面から出会い

これを乗り切る努力工夫を自分自身において ・・・ とにかく精一杯やりましょうよ。








不運・失敗・逆境にあるとき ・・・ 2/2

2010-07-06 07:26:35 | Weblog
失敗や不運の時

ギャンブルで気を紛らわし

泡よくば一発当てたいなどと思ったりするのも ・・・ 愚の骨頂です。


幸運の女神がソッポを向いている時

  ・・・ ギャンブルなんか勝ちっこはないからです。



その点

何より不運・失敗・逆境に出会った時には

  絶対奇蹟など待望せず

  たとえ神信心しても 神に頼ることはせず

何処までも

「自分を生きるのは自分以外になし

  浮かぶのも自分もち 沈むのも自分もち」

         ・・・ と 強く心に決めるべきです。


そして真直ぐ

「地獄に落ちたら 地獄をつとめ上げるぞ」

         ・・・ という姿勢で出会うことです。


このような態度で出会うとき必ず

そしてその時初めて

自分の中にある本当の自己の生命力が働きだして来る

・・・ に違いありません。










不運・失敗・逆境にあるとき ・・・ 1/2

2010-07-06 07:25:39 | Weblog
失敗や不運は

立て続けにやって来ればこそ 初めて失敗であり不運です。


もしそれが 単発にやって来るのであれば ・・・

それは日常茶飯のことであって

  別に取り立てて問題にすることはありません。


ところが一番つまらないのは

今出会った失敗や不運に対して

  何とか逃れる途はないものか

  裏道・抜け道はないものかと考えたり

 あるいは

  ヘタな神頼みして ・・・ さらに失敗や不運を呼び込むことです。


しかし 今の世の中

大した不運逆境でもないのに

  何とか裏道・抜け道はないものかと

  ウロウロする心もとない人がウヨウヨしているので

その需要に応じ

  ご利益や神通力を売り物にする宗教などがウヨウヨしています。


これは ・・・ よくよく気を付けるべきです。

こんな神サマを売り物にする宗教など一片の紙サマで

  ・・・ もっとも悪質な詐欺企業体でしかないのですから。


失敗や不運の時

溺れるものはワラをもつかむぐらいの気持で

  そんなのにひっかかれば ・・・

一層みじめなことになってしまう ・・・ のは言うまでもありません。