安藤先生の月刊ブログ 「きらめき」

何気ない毎日に"きらめき"を感じていますか?

選ばれる

2008年03月03日 | 月刊ブログ
 遠目にピンク色の固まりが、山の麓に見えました。そうだ、桃の花かもしれない!
 そういう季節になったんだと、春の訪れにうれしい気持ちになりました。
 当校では、まもなく卒業式を迎えます。「あっという間の1年だったね。」という言葉を聞く季節でもあります。
 当校では、卒業式に卒業生の表彰を行います。在学期間で学力や人物、またはスポーツ、卒業研究など、優秀な学生を選んで表彰をします。
 その選考の基準は、成績や皆勤賞など、数字で表れるものと、特別賞など曖昧なものがあります。
 では、その曖昧な基準は何なのだろうと考えるとき、その人に人を引きつける何かがあることだと思うのです。
 私たちは、友人をどんな基準で選んでいるのでしょうか。私は学生時代の友人とは、どんなきっかけで仲良くなったのか、全く思い出せません。たぶん何か接点があってお互いに気があって仲良くなったんだと思います。何十年すぎた今でも、友人として、私たちはお互いに相手を信頼し離れていても相手を思いやる気持ちを持っています。
 
 私たちの周りには、人から選ばれる場面がいくつかあります。
 就職試験に合格をして採用の内定をもらった人は、その会社から選ばれた人になったということです。
 進学するために入学試験を受けて合格した人は、その学校から選ばれた人になったということです。
 たくさんの中から私を選んでくれた、ただそれだけでうれしくて感謝したい気持ちでいっぱいです。
 選ばれた人になったことに、私は誇りを持ってほしいと思います。それから自信ももってください。
 
 一緒に遊んだり、悩みを聞いてくれる友達は、たくさんの人の中から、私を選んでくれています。そして、私もその友達を選んで相談したり一緒に笑ったりしているのです。
私が選んだ、そして選ばれたかけがえのない友人を大切にしたいなと、改めて思っています。
 
 選ばれるということは、選んでくれた人に感謝をし、選ばれたことに応えることができる人になるよう努力をすることかもしれないと、卒業式の準備をしながら、思っています。

 私も誰かに選ばれているのかな、と振り返って考えてしまいました。

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