安藤先生の月刊ブログ 「きらめき」

何気ない毎日に"きらめき"を感じていますか?

4月1日

2010年04月02日 | 月刊ブログ
 今月の写真は、私の大好物のあるものの花です。ご存じでしょうか?
 なかなか気をつけて見る機会もないのですが、こうやってアップで見てみると、なんと生命力に満ちあふれていることか。バックの春のやわらかい青い空が、なお一層この黄色の花を引き立たせています。
 長崎近郊の温暖な島々の特産として、甘くてみずみずしい真っ赤なトマトがもう間もなく出荷されることでしょう。
 
 各地で桜の便りが聞かれ、この4月1日は、新入社員の初出勤の日でもありました。報道では大卒の就職内定率は80%だということで、たまたまこの時期に巡り会った学生は、本当にかわいそうです。
 今日は、当校を巣立って、公務員として初登庁をした学生から「配属先が決まりました」のメールが届きました。福岡県職員に合格し、期待に胸をふくらませて初出勤している姿が目に浮かぶようです。あんまりがんばりすぎて体を壊さないようにと、返信メールを送りました。
 
 遠い昔の自分自身の新入社員の時は、どうだったかなと考えてもなかなか思い出すことができないでいます。それより、30代で今の仕事に就いたときのことははっきりと覚えています。
 私は、教員になることが夢でしたが、若い頃はその夢が叶えられないまま、結婚をし、子育てをしていましたが、偶然が重なって今の仕事に就くことができました。回り道をして、あきらめていた夢が叶う初出勤の日は、本当に期待と緊張の入り交じった、この春新卒で就職する人たちと同じ気持ちだったと思います。初日の朝礼で、あいさつと自己紹介をしたその言葉も今でもはっきりと覚えています。新たな再スタートの日でした。
 期待とやる気が大きくても、やる力が伴っていないことには、すぐに気づかされることになりました。それでも教員として授業をし、専門学校ですからきちんと就職をさせることを使命として、学生と真剣に向き合って無我夢中で過ごした教員生活1年目でした。
 そんなとき、中途で入った私を、まだ20代の同僚が快くサポートしてくれたことは、本当に涙が出るほどありがたくうれしく、そして頼れるその人達のおかげで今の私があるのだと思います。日々の業務は、一人では決してすべて完璧にこなすことなどできません。
 
 私は、「ビジネス実務」の授業の時に、学生達によくこんな話をします。「仕事はチームワークです。自分が困ったとき助けてもらいたいときに、すぐに頼める人を職場の中に必ず一人作っておくこと。そのためには自分も日頃から周りの人を助けてあげられる人でなければなりません。」私の実体験から出た切実な教訓です。
 
 これから困難なことや苦しいことが待ち受けているかもしれませんが、経験豊かな先輩のアドバイスを受けながら、仲間とのチームワークで、楽しい仕事人生にしていってほしいと思います。この春就職した人は、これからたくさんのことを学びながら一人前の社会人となっていくことでしょう。そしてそれは40年の長きにわたり続くことになるでしょうね。
 
 回り道をした私も、苦しみながらもどうやら楽しい仕事人生が送れているのかもしれません。人生の大半を仕事に費やしていくのなら、楽しいのがいいに決まっています。
 そういう人生が送れるよう、日々精進していかなければならないのだなと思う今日この頃です。

 あと数日で、当校にも夢を抱いたたくさんの公務員志望者が入学してきます。
 精一杯サポートして、それぞれの夢を実現させてあげたいと改めて思っています。

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