安藤先生の月刊ブログ 「きらめき」

何気ない毎日に"きらめき"を感じていますか?

前途洋洋

2007年01月05日 | 月刊ブログ
 年末のあわただしさの中でも、店頭に門松やしめ縄が並ぶと、年の瀬を感じます。
やはり1年を振り返り、よかったこと、もう少しだったこと、来年につなげたいことを心に思い描きながら、新しい年を迎えることでしょう。
  しかし、新年という「新」の言葉がつくとなんだか、厳かな気分になり透明で真っ白い気分になります。過去のことはさておいて、さあ、これから新しい何かが始まりそうな、そんな気持ちになりますよね。
 先日、私の友人と食事をしたときのことです。友人は、もう長く病気を患っていて、入退院の繰り返しです。でも、治療をするときだけは苦痛を伴ったりするのですが、家に戻るとほぼ普通の生活ができていると言っています。
 その時も、他県の病院に治療のため入院していて、帰ってきたよという報告をもって食事に誘ってくれたのです。
 実は、私は、その友人のことがとても心配です。しかし、いつも友人の口から出る言葉は、病気に対する弱音や恨みではなく、仕事をしている私の体をいたわる言葉なのです。
 「無理したら、ダメよ。」
 「うん、ありがとう。」
 私はその度に返事をするのですが、胸の底から、決して表には出してはいけない熱い思いが込み上げてくるのです。友人はまた、1月の下旬に入院をすることが決まっています。
 友人は、その前にやりたいことがたくさんあるようで、料理教室に行ったり、いろんな人と会ったり、とスケジュールはびっしりだと笑っていました。
 彼女のその前向きな様子や考え方に、私は最初戸惑っていましたが、今では人間としての強さをひしひしと感じています。
 新しい年を迎え、その友人は、家族のため、周りのすべての人のため、そして何より自分のために、やりたいことを見つけ、周りを気遣い、元気でいようと努めています。

 新しい年、皆さんの前にはまっすぐな道が伸びていて、その先には水が溢れんばかりに満ち満ちた大海が広がっています。希望という大海です。
 今のこの時を大切に、健康な体と、いつも支えてくれる家族と友人に感謝して、希望に満ちた新しい年を迎えてください。

 すばらしい1年になりますように!

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