安藤先生の月刊ブログ 「きらめき」

何気ない毎日に"きらめき"を感じていますか?

内に秘めた情熱

2006年09月04日 | 月刊ブログ
 9月の声を聞いたとたんに急に朝晩涼しくなり、夏の終わりを感じます。
 この夏、やっぱり一番の話題は、甲子園ですね。決勝戦での両投手の投げ合い、球史に残る延長15回引き分け、そして再試合。両校部員のチームワーク、団結力、エネルギーは
見ている人に勇気と感動を与えてくれました。
 高校野球の頂点である甲子園出場、そして最高峰の優勝。しかし、この話題白熱の裏にはその何百倍もの高校球児が日々コツコツと練習に励んでいることも忘れてはなりません。
 優勝が決まった時、それまでとはまったく逆で、勝者早稲田実業の斉藤君は号泣、敗者駒大苫小牧高の田中君は微笑んでいました。斉藤君は、ベンチに入れなかった部員たちへ「練習を手伝ってくれた彼らへのお礼は、優勝することだと思っていた。それができてうれしい」と言って涙し、一方負けた田中君は、やるだけのことは十分やった。だから悔いはない。と言って微笑んでいたのです。この対照的な二人から、それぞれのそれまでの苦労と努力が私たちに見えてきました。

 感情をほとんど表さず黙々と時にははっとするくらいの剛球を投げ続けた斉藤君は、必ず優勝するという熱い思いと情熱があったんだろうと思います。それは敢えて表面には出さずクールな表情でチームの仲間に安心感と信頼感を与えていたのではないでしょうか。
 公に宣言して事に移すタイプと、黙々と内に情熱を矯めていくタイプ、両方魅力的ですが、この夏は後者のほうに軍配が上がったようです。

 夏が終わり、そろそろ進路決定の時期になりました。まずは、興味のある学校に足を運び、自分の目で見て肌で感じて、体験して、学校を選んでください。
 9月の学校説明会は保護者の方とご一緒にお越しになりませんか? お家の方にも、自分の夢を知ってもらいましょう。そして、その夢に向かって内に秘めた情熱を熱く燃やしていきましょう!

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