本日発行の地元新聞に注目した。沖縄市の越来小学校が沖縄県内で初めて修学旅行の行先に与論島を選び、7月から6年生の児童らが訪れるという。与論側からは6年越しの誘致であったので実現に尽力された関係者はさぞ感無量でしょう。復帰前は本土と沖縄を分断していた北緯27度線上で洋上交流もあった与論と沖縄、奇しくも復帰40周年というタイミングが結んだ端緒かもしれない。越来小学校が先駆になって島での歴史学習や交流の輪が広がっていくかもしれない。さて、与論以外に奄美に関する記事も本日は目に付く。観光ガイドが案内する奄美大島のナイトツアーに人気が高まっているという記事では、フクロウの一種コノハズクなど夜行性の生物や樹木の枝で眠る固有種ルリカケスなどを観察、奄美大島と徳之島にしか生息しない特別天然記念物アマミノクロウサギが見られるかも・・とある。ハブにはくれぐれも注意しませう。県立博物館では折りしも沖縄の復帰40周年記念事業として、奄美で孤高の生涯を閉じた日本画家・田中一村の作品展が開催中。亜熱帯特有の自然を描いた精緻で幽玄な世界に間近に触れる機会ですよ。