※2011年の震災前にチベット旅行に行ったので、その時の記事です。まずは、初日、北京までの移動について。
元々、世界一周していた時にチベットを旅の最後のハイライトにしよう!と思っていたのですが、その時にチベット独立運動の過激化と中国政府の締め付け強化がちょうど実施されていて、外国からの旅行者が軽々しく入れない、という状況になってしまって泣く泣く諦めていたのです。就職後、従事していたPJが節目を迎えたタイミングで、2週間程度の休みが取れることになり、チベット旅行に行くことにしました。
旅の目的、というか見所は、チベット仏教の最大の聖地であるカイラス山に行って、コルラをすること(コルラとは、聖なるものの周りをぐるっと一周するチベット仏教の宗教的な行為)、ポタラ宮やジョカン寺といったラサの名所をめぐること、です。
■2011年2月2日(水)
前日、1年以上お世話になったPJの最後の徳島出張で、最後のタスクを終わらせました。そのPJは成功し、深夜までお客さん含めて打ち上げの飲み会。
そのため、この日、二日酔いと睡眠不足で朦朧としたまま東京に戻ってきて、その足で自社に出社し、午前中で残っていた庶務を片づけようとしたけど、全く能率が上がらずに時間切れとなって、すっきりしないまま、フラフラと家に帰り、ぼんやりとパッキングをして、14時過ぎに家を出て成田空港に向かいました。自分の人生で、この日ほど、頭がボンヤリしたのは、タンザニアでの睡眠薬強盗以来かもしれません・・・。
出発後も頭が朦朧としていたために山手線を逆方向に乗るなどして、焦りながらもなんとか空港には間に合い、無事北京へ向かう飛行機に乗れました。本当に無事飛行機に乗れてよかった・・・。
ガラガラの機内でリラックスして乗っていました。すると、北京に到着する直前に、機内アナウンスで春節の花火が窓から見えると言われたので、窓から町を見下ろすと、町のいたるところから花火が上がっていました。そうです、この日は春節だったのです。目前に広がる大都会・北京の目に入る全ての範囲が花火でキラキラと輝いていました。飛行機の飛んでいるすぐ近くから、ずっと遠くの方まで。これは、これまでに見たどんな夜景よりも遙かに凄い光景でした。でも残念ながら飛行機はすぐに着陸してしまったのでその凄い光景を見ることができたのはほんの2~3分くらいでした。また、当時は着陸の間際は電子機器が使えなかったので、写真も撮れていません。今思うとあの光景は夢のようです。
北京では一泊して、翌日の飛行機でラサに移動します。この日、泊まった北京のホテルは、周りに何もない郊外でしたが、花火や爆竹はそこらじゅうで鳴っていました。この日、中国という国の凄まじい勢いや底知れなさを感じながら、深い眠りにつきました。
「動画・ホテルから見た春節の花火」
ホテルの入り口・駐車場で爆竹を鳴らす従業員たち
ホテルの窓を見上げると、花火が降ってきていた
<次回へ続く>
元々、世界一周していた時にチベットを旅の最後のハイライトにしよう!と思っていたのですが、その時にチベット独立運動の過激化と中国政府の締め付け強化がちょうど実施されていて、外国からの旅行者が軽々しく入れない、という状況になってしまって泣く泣く諦めていたのです。就職後、従事していたPJが節目を迎えたタイミングで、2週間程度の休みが取れることになり、チベット旅行に行くことにしました。
旅の目的、というか見所は、チベット仏教の最大の聖地であるカイラス山に行って、コルラをすること(コルラとは、聖なるものの周りをぐるっと一周するチベット仏教の宗教的な行為)、ポタラ宮やジョカン寺といったラサの名所をめぐること、です。
■2011年2月2日(水)
前日、1年以上お世話になったPJの最後の徳島出張で、最後のタスクを終わらせました。そのPJは成功し、深夜までお客さん含めて打ち上げの飲み会。
そのため、この日、二日酔いと睡眠不足で朦朧としたまま東京に戻ってきて、その足で自社に出社し、午前中で残っていた庶務を片づけようとしたけど、全く能率が上がらずに時間切れとなって、すっきりしないまま、フラフラと家に帰り、ぼんやりとパッキングをして、14時過ぎに家を出て成田空港に向かいました。自分の人生で、この日ほど、頭がボンヤリしたのは、タンザニアでの睡眠薬強盗以来かもしれません・・・。
出発後も頭が朦朧としていたために山手線を逆方向に乗るなどして、焦りながらもなんとか空港には間に合い、無事北京へ向かう飛行機に乗れました。本当に無事飛行機に乗れてよかった・・・。
ガラガラの機内でリラックスして乗っていました。すると、北京に到着する直前に、機内アナウンスで春節の花火が窓から見えると言われたので、窓から町を見下ろすと、町のいたるところから花火が上がっていました。そうです、この日は春節だったのです。目前に広がる大都会・北京の目に入る全ての範囲が花火でキラキラと輝いていました。飛行機の飛んでいるすぐ近くから、ずっと遠くの方まで。これは、これまでに見たどんな夜景よりも遙かに凄い光景でした。でも残念ながら飛行機はすぐに着陸してしまったのでその凄い光景を見ることができたのはほんの2~3分くらいでした。また、当時は着陸の間際は電子機器が使えなかったので、写真も撮れていません。今思うとあの光景は夢のようです。
北京では一泊して、翌日の飛行機でラサに移動します。この日、泊まった北京のホテルは、周りに何もない郊外でしたが、花火や爆竹はそこらじゅうで鳴っていました。この日、中国という国の凄まじい勢いや底知れなさを感じながら、深い眠りにつきました。
「動画・ホテルから見た春節の花火」
ホテルの入り口・駐車場で爆竹を鳴らす従業員たち
ホテルの窓を見上げると、花火が降ってきていた
<次回へ続く>
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