猫的下僕生活

オハヨーからオヤスミまで愛猫銀パールに仕える下僕日記。腎・肝・膵、絶賛頑張り中!

07:見えない未来

2011年09月25日 | ぴ~ちの肉きうDiary
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初めましての方に
【welcome】で登場人物のナビゲーションしてます



■■■2001年10月28日から10月29日を振り返る■■■

朝から2回目のインターフェロン注射を打ちに病院へ行った。
最初の3日間連続して打ち、その後は週1回のペースで打つプログラムを組んだ。

療法食のn/d缶は腫瘍の成長を妨げる効果がある。
猫用ではないけど、昨日から食べだした。
「食べなくて困る」と、多くの飼主さん泣かせの療法食だけど、ドライフードは2人とも大好き。
これまで健康状態にあわせて、w/d、r/d、l/d、c/d、k/dと色々食べたけど、
なぜか缶は不評だったのに、このn/d缶は意外にも評判よく、なちまで欲しがった。
しかし、軟便になる兆候があるらしく、その通り軟便になってしまった。

ぴ~ちのガンが肺へ転移するのも時間の問題と覚悟しておく方がいいとのこと
肺に転移すると呼吸が苦しくなり、咳をしたり、重症化する。

ぴ~ちと過ごせる時間は少なくなる一方。
本当に辛くなるのはこれからで、そして、私より辛いのはぴ~ち
いつまでどんな風に残りの時間を過ごしていくのか先がまったく見えず
大きな不安と恐怖がのしかかってくる。

ぴ~ちにとって何が一番ベストなのか、考えても考えても答えにたどりつかない。

先生は診察が終わると
『頑張りましょう』って励ましてくださる。
頑張るつもりはあるけど、一体何をどう頑張ればいいんだろ。
私の目の前には傷つきながらも、しっかり生きているぴ~ちが居る。
頭ではガンだと受け入れても、なかなか気持ちが追いつかない感じで
別れが迫ってる実感がない。

なんでぴ~ちが、、、くそぉ~!!

夕方、ベッドで眠るぴ~ちがぶるぶる震えてた。
モコモコの布団に埋もれて寒い状況ではない筈なのに・・・。
ぴ~ちの横に寝転んでふんわり抱いた。
しばらくして震えが落着いたので、パソコンの前に座ってると膝に乗って来た。
腕に当たる肉球が熱かった。
傍に居るなちと比べても熱い。
耳も熱い。
インターフェロンは副作用はないはずだし。。。
発熱してるのかな?
発熱の原因には悪い菌をやっつけてる為の時と、
腫瘍がある場合はその毒素によるものがあるらしい・・・。

毒素って・・・

体温を測ってみると39度3分。
思ってたより低かったけど、平熱38.5分あたりだから少し熱っぽいな。
呼吸も少し荒い。。。熱のせいならまだいいけど、、、
肺への転移・・・?
そう考えると急に凄い恐怖感を感じた。
数ヶ月後の苦しんでるぴ~ちの姿がふと浮かんで、慌てて打ち消した。

抗ガン剤の導入には踏み切れない。
治るなら・・・って思うけど、延命だけなら副作用による苦しみを
長引かせてしまうだけなんぢゃないか・・・。

痛かった肉球を切除し、現在は腫れがすすんできたシッポが痛むようだ。
肉球を切除して、また活動的に歩くようになったから、
痛いシッポも切れば痛みから解放されるんだろうか。。。
気にして舐めたがることもなくなり、カラーも外せるだろうか。。。
先っちょから始まった腫れは大きくなり、範囲も広がり、根元に近付いてきた。

シッポを切って転移が防げる訳ぢゃなく、また別の箇所が腫れてくるかもしれない。
再び、恐怖の入院もしなくちゃいけないし・・・。



ぴ~ちはえらいな。
文句も言わずにちゃんとカラー付けてくれて。

急変して、明日にでも旅立つかもしれないけど
半年、それ以上過ごせるかもしれない。

その間、ずっとカラーつけたまんまって可哀想だなぁ。

あ~ホントに、頭ん中がごちゃごちゃだぁ!
映画「ミクロの決死圏」みたいに、ぴ~ちの体の中に入って悪い細胞をやっつけたいぞ!



2001年10月29日

3回目のインターフェロンの注射の為、病院へ行った。
昨日の発熱の事を話し、検温してもらうと平熱だった。
副作用とは少し違うけど、注射によって一時的に発熱することもあるそうだ。
そのせいだったのかな?
でも猫は人と違って、発熱前に悪寒で震えるというのはあまり無いらしい。
昨日のぴ~ちの震えは一体なんだったのだろう。

肉球を切除した足の傷はだいぶ綺麗に治ってきた。
シッポの方は、何かに触れると痛がるのでガーゼでカバーして
クッションにしようと先生が考えて挑戦するものの余計気にしそうなので、断念。
毛は茶色いのに、毛刈りしたシッポの地肌は白く、腫れの赤みが際立つ。

今朝は食欲もなく、少ししんどそうだったので心配だった。
ぴ~ちのあくび、息づかい、伸び、声、表情や仕草のひとつひとつを見つめる。
そんなぴ~ちの一瞬、一瞬に私の心はとんでもなく不安や恐怖で暗くなったり、
明るくなったり、コロコロと変わる。

最近はよく膝の上にいる。今も左腕を枕にされてるので、非常にキーが打ちにくい。
なんでもない事が今まで以上に幸せで貴重に感じる。



私にアゴを撫でられながら、ちょっとお疲れ顔。
3日間の注射お疲れ様。
しばらく通院無いから。恐い想いしなくて済むね。


 2011年9月25日(日)に想う

当時はパソコンに向かうと、調べ物ばかりしていた。
何か効きそうなものはないか、
参考に出来そうな体験記はないか、
ぴ~ちの命を1日でも状態良く延ばしたくて・・・。


【08:次なる決断】


 

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コメント (2)
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