初めましての方に【welcome】で登場人物のナビゲーションしてます
■■■2001年10月30日を振り返る■■■
毎晩、ぴ~ちはカラーつけたまんま、グイグイと
布団の中にもぐってくるので、私は立て膝で隙間を作ってぴ~ちを迎える。
もちろんなちも潜ってくる。
カラーは傷を舐めないようにする為に必要不可欠な存在だけど、
猫にゃんにとってはストレスになる。
思うように動けず、カラーの端でうんちょすをすくったり、
吐いた時には、ゲロがくっついてた時もある。
今の一番の悩みはシッポの切断について・・・。
シッポの先の腫れは相変わらずで、少しずつ根元に近付いてきてる。
立ってる時以外、座る時、眠る時にも、どこかに触る場所なので
触れると痛いようで、痛みを感じると短いシッポをぴこぴこ振る。
肺への転移は時間の問題と考えた方がいいと言われた。
転移するまで、2.3ヶ月ぢゃなくて、転移してから2.3ヶ月って見解だけど、
運が良ければもっと長く生きれる訳だ。
ぴ~ちに残された時間は短いかもしれないけど、
その間、ストレスの固まりであるカラーをしっぱなしよりは、
手術とその後の数回の通院をする事になるけど、
一番の痛みを取り除いてせめてカラーから解放してあげたいとも思う。
術後はそれなりに支障もあるだろうが、
傷が舐められなくなるので、カラーはしなくて良くなるだろう。
シッポを切っても転移を防げないだろうし、他の場所が腫れてくるかもしれない。
手術するだけ無駄だったって結果が出るかもしれない。
手術で数万円使うなら免疫力アップの注射の量増やしたりって事を
考えた方がいいのかもしれない。
どんなに考えても結論が出ないけど、7:3で切る考えがリードしてた。
腫れは進行してるから・・・決断を出すなら、早い方が良い。
とにかく痛みをとりたい・・・そんな想いでシッポ切断に考えが傾いていた。
が、夜、ぴ~ちを撫でてる時に、左アゴにしこりを発見した。
風邪をひいた時に先生が手をあててリンパ腺の腫れをチェックするあの場所。
右側には無くて、左だけコリコリしたのがある。
触っても痛がる気配はないし、わりと元気にしてるけど
なちには無いしこりだ。
リンパが腫れてきたのかなぁ・・・もの凄い不安。。。
このしこりがいい事を意味するとは思わない。
もしリンパの腫れなら展開も少し変わり、シッポは切らないかもしれない。
こんな風に色んな事が、考えがまとまりかけたと思ったら、すぐ後には考えが揺らぐ。
目に見えないぴ~ちの体の中で何がどんな風に起こってるんだろ。
・・・・・恐い・・・・・
昨日、友達と電話で話した。
その子は、犬が好きで10歳のマルチーズと暮らしている。
そのマルチーズは数年前貧血で生死の境を彷徨い、「安楽死」を考えたらしい。
ぴ~ちが苦しむならそういう事も考えてあげやって言われたけど...
「安楽死」・・・嫌な言葉だな。
ぴ~ちを支えるには、肉体的な強さも必要だけど
精神的な強さがもっと必要だな。
カラーを外して、グルーミング中のスキを狙って
ぴ~ちの”プルプルのチョキ”足にジャンケンで勝つ卑怯な私。
佐々木倫子さん「動物のお医者さん」に登場する巨大ヒツジ
”プルプル”のネタで猫友さんが和ましてくれた。
内側2つの肉球が無い為、ヤギやヒツジのような足型なのです。
一緒に布団で眠るぴ~ちがカラーをずっと舐めてた。
シッポを舐めたいんだけど、届かないので患部を舐めてるつもりで
カラーを舐めてしまうのだ。
真夜中、ザリザリという音が響く。
『ぴ~ち、そんなに痛いんやったら切る?』っと聞いてみた。
もちろん『うん』とも『いや』とも返事はないけど。
ぴ~ちが痛みを忘れるよう撫で続けた。
ザリザリという音がやみ、今度はゴロゴロという音が響く。
時間が流れ、ゴロゴロも消え、寝息にかわる。
ぴ~ちが眠りについてから、自分も眠りについた。
朝、恐ろしく眠かった
で、仕事さぼった・・・。
「有給残ってるし、仕事も暇だし、いいか。」って。
一日中、ぴ~なっち(ぴ~ち&なちの呼び名)と居たかった。
今私が、一番わかりやすく頑張れるのは仕事なのにネ。
でも今日だけ!
明日からはまた頑張って仕事に励むぞ。
リンパの件で病院へ行こうと思ってるけど、足が重い・・・。
2011年10月2日(日)に想う
当時の闘病日記を見ても、どうしてシッポ切断の考えになったのか
詳しく書かれていない。
《転移を防げないにしても、痛みを取り除いてやる》という手段もある。
そんな風に先生に言われたような気がする。