初めましての方に 【welcome】で登場人物のナビゲーションしてます
■■■2001年10月14日から10月21日を振り返る■■■
ぴ~ちの退院の翌朝の事だった。
患部の消毒をしてる時に、ぴ~ちのシッポの先が少し腫れてるのに気付いた。
なんか肉球の腫れと色や様子が似てて凄く恐くなった。
シッポに対し、すぐに何か出来る事がないのはわかってたけど、それでも病院へ行った。
先生も何かあったのかと心配顔で、シッポの事を報告すると表情が暗くなった。
もし、肉球の腫瘍がシッポに転移したとすると、
体の他の部分にも転移する、すでに転移してる事も考えられ、
そうなると残された時間は短いらしい・・・。
シッポは毛刈りして診てもらったものの、やはりすぐに出来ることはなく、
消毒だけすることになった。
時間の経過とともにひいてくる筈の右足の残った肉球の1つも腫れがひかず、嫌な腫れ方をしてる。
肉球の腫れは術後の圧迫包帯の血管障害かもしれないけどシッポの方は怪しいので、
今後は結果次第で断尾や断脚もありうるかもしれないとのこと。
シッポは元から短いし、シッポの無い猫種「マンクス」だって居るし、
シッポの長さにはこだわらないけど、脚がなくなっちゃうのはやだなぁ。
もちろん、どんな姿になろうが、愛しいことにかわりはない。
猫は意外と3本足でも平気らしく、それで命が助かるなら決断すべきだけど、
平気っつっても本猫に「平気?」って聞いた訳ぢゃないし、
ある筈の脚が急に無くなるんだからぴ~ちだって「平気」な訳はないよね。
いつも応援してくれてる猫友さんから軽くて柔らかいカラーを貰った。
私が見てる時しか外せず、長引くカラー生活に嬉しい贈り物。
ぴ~ちともども感謝です
下の写真は、ちょっとピンボケだけど、大好きな1枚です。
退院直後のヤサグレ感がなくなり、いつもの穏やかな表情になった。
犬の腫瘍は80%が良性なのに対し
猫は80%が悪性というデータがあるそうだ。
転移、悪性、ガン、抗ガン剤、レーザー治療、ステロイド、切断、嫌な言葉ばっかり・・・
なんかガンの色が濃くなってく中で、それを考えると何してても泣けてきた。
まだ決まった訳ぢゃないから泣くもんか!!って思っても、涙があふれてきた。
でもでも、やっぱり今はまだ泣いてる時ぢゃないのだ、うん。
泣いてる人の所には哀しみが寄って来そうだし。。。
不自由ながら頑張ってるぴ~ちを見てたら、泣くより他にする事がある気がして、
本当に泣く時がくるまで、泣かないようにしようと思った。
『だけど涙が出ちゃう。ぴ~ちの事、愛してるんだもん♪』
ぽかぽかコタツの中で寝んね。
いつも通りにゴロゴロ言ってるぴ~ちを見てると病気の事を忘れそうになる。
退院した時は、ぴ~ちの奇妙な形の足を不思議そうにじっと見つめてた相棒のなち
カラーを付けたまま、ぴ~ちがなちの元へ寄ると、カラーがなちに当たり、
なちがぴ~ちから離れることが時々あった。
ぴ~ちはその場でちょっと寂しそうに独りで居る。
そんな光景を見るのが辛かったけど、なちも少しずつぴ~ちの変化に慣れ
くっついてごろんしてる時間も増えた。
カラーでぐにぐに顔を押されても、一瞬「んも~っ、邪魔だなぁ」って顔しつつ、
ぴ~ちに寄り添う。
カラーをしてるので、自由にグルーミング出来ないぴ~ちの分まで舐めてあげるなちに感謝。
なちの優しいグルーミングは、魔法のようにぴ~ちを癒す。
私には出来ないことだ。
なち ありがとう。
2人は本当に仲良し。。。
2001年10月21日
病院へ行った。
22日の抜糸予定は少し延びてあと5日位様子をみることになった。
食欲旺盛で、元気だし、手術の縫合傷も順調。
術後、腫れがひかなかった肉球も少し小さくなって落ち着いてきたみたいだが、
シッポの先は相変わらず無気味に腫れ続けている。
とにかく早く安心出来る結果が出てほしい。
2011年9月20日(火)に想う
泣かずに頑張るって決めたものの、治まらないシッポの腫れや
ガンかもしれない・・・って考えると、落ち込んで精神的にかなりきつかった。
当時は、WEB内外の猫友さんや友人知人の励ましのお陰で頑張れてた。
【06:悪夢の診断結果】