「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ウクライナの財政問題は、どうなる❓<ウクライナ紛争2024.1.7

2024-01-08 10:48:49 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ウクライナ政府と国民を見ていると不思議な面があります。政府の資金が不足すると言うことは❓
「欧米が援助すればいい・・」
これは政府も国民も同じで、昔からです。
理由を考えるとチェルノブイリ原発事故でウクライナ地方の経済は壊滅的な打撃を受けたと思います。
大勢の人々が強制移住しました。
当時の旧ソ連政府も手厚い支援をしたと思います。
そんな中で独立したとしても経済的には、自立できていなかったと思います。
だからEUかロシアに急場の資金供与を仰いで経済危機をしのいで来たと思います。

また事故を起こした原発を覆うシェルターが劣化して更に外側にシェルターを建設しています。

チェルノブイリ:新たな石棺費用は2000億円、さらに100年間封印へ
2011年4月19日 14:54 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2011-04-19/LJVVNE0YHQ0X01

これも全部、EUが負担しています。
このようなことがウクライナ政府にも国民にも「援助慣れ」の意識を生み出して・・・
「お金がない!」
「外国が支援するべきだ!(自分たちは原発事故の被害者だ!)」
このような意識が染み付いているのだろうと思います。
戦争で資金が足りなくなっても同じで、「アメリカとEUが援助するべきだ!」となる訳です。

ウクライナの資金感覚は普通の国とは全然違い、困ったら外国の支援があって当然だと思っています。

まあ、それは脇に置いて現在は、歳入は全部軍事費に回していますので国家財政の方は、全部資金援助に頼っています。それでいて武器工場の建設計画ばかり立てていますから、この経済感覚もおかしいです。戦争が終わっても武器工場しかなければ、経済など成り立たないでしょう❓

現在、2024年用の資金援助がアメリカ・EUとも審議が中断しています。
当然、ウクライナ政府の資金は不足し始めました。

『ウクライナ、欧米支援なければ年金などの支払い遅延─副首相=FT紙』
ロイター編集
2023年12月28日午前 1:52 GMT+910日前更新
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/DBWKAIMVAFJIRBHKRTKV5XZSFQ-2023-12-27/

不足するのは当然ですから驚きませんが、その内容です。
「支援が得られなければ50万人の公務員、140万人の教師、1000万人の年金受給者に対する支払いが遅延する可能性・・・」

年金受給者が、1000万人です。
現在、ウクライナの支配地域にいる人口は3000万人程度と推計されています。
2人で1人の年金受給者を支える構造です。
平和な国だって、余程重税にしないと国家破産します。

仮に戦争が終わって外国からの支援が減れば❓
ウクライナは、即時財政破綻すると思います。
戦争を継続して外国の支援を引き延ばせば、財政破綻は先に延ばせます。
しかし、現在でも❓
「支援が得られなければ50万人の公務員、140万人の教師、1000万人の年金受給者に対する支払いが遅延する可能性・・・」
これが起きてしまうと、即刻パニックが起きそうです。
経済パニックが先か❓
ロシアに停戦申し入れが先か❓
今年のウクライナの問題は、このようなことかと思います。ロシアは、そのあたりを狙って締め上げてくるでしょうね❓


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/408676fe96fbaa0fe4bc1b31cea0713e



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