「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(ロシア)ワグネルの笑える新事業?<ウクライナ紛争2023年7月

2023-07-24 18:47:07 | ロシアと周辺国

プリゴジン氏、ベラルーシに会社登記 新拠点で「不動産管理」?
2023年07月22日19時10分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023072200389&g=int&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit

ワグネルは、どうやら本当にベラルーシに引っ越しするようで、ロシア南部クラスノダールのモリキノにある訓練基地はすでに閉鎖されました。

雇い兵組織「ワグネル」がベラルーシの基地に到着 衛星画像で確認
2023年7月19日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-66241489

やはりベラルーシで会社登記が必要なようで登記したのだそうです。その事業内容が?
『不動産管理』
おい?おい?どこの不動産を管理するんだ?
スーダンか?(ロシア国内にも結構、持っているかもしれません)

『人材派遣業』
の、登記も必要でないのか?

まあ、どっちにしても傭兵稼業は変わりません。今、人材が余っているのでアフリカへの派遣を増やしているようです。一時は、撤退している話もありましたが、単にローテーションで人員の入れ替えをしているだけのようです。ウクライナ紛争から完全に手を引いたので、1万人程度人員に余裕が出来たようです。

ベラルーシ軍の教育指導は、既に請け負っているようです。ワグネルもウクライナでは、余り稼ぎにならなかったと思います。ロシア国防省との契約は、金額は大きいもののサービス価格だと思います。
他の仕事を請け負った方が、利益率が高いと思います。今となっては、安いロシア国防省との契約は嫌だろうと思います。死亡率も高いですしね?死んだ兵士は、お金を稼いではくれません。

そんな事情があって、「金の切れ目は縁の切れ目」でウクライナ戦線から、逃げ出したのだろうと思います。ロシア国防省のもくろんだワグネル潰しを利用して、まんまと逃亡に成功しました。ロシア国防省が、本当にバカなのは良く分かると思います。

逃げたワグネルは、もうロシアには戻りません。

結局、どれだけベラルーシに移動するのか?
今、移動したのは2500人くらいのようです。ワグネル指揮官によると、最終的に1万人くらいのようです。

本当の意味での、ワグネルの傭兵は5000人~8000人だと思いますので、ロシアで募集した兵士の中から技能と実績の優秀な人材を補充するようです。

役に立たない囚人兵の残りは、ロシアに置き去りでしょうね?ロシアに残った囚人兵のワグネル兵は、ロシア国防省と契約することも可能なようですし、ロシア政府が嘘をつかなければ、除隊して家に帰ることも可能です。

ロシア軍の突撃部隊としてのワグネルの機能と戦闘力は完全にロシア国内においては、消滅しました。それを無くしたロシア国防省は本当に愚かだと思います。結局、ワグネル潰しを利用されて、ワグネルがベラルーシに合法的に逃亡するのを、援助してしまいました。

それを考えても、今のロシア国防相と参謀長のコンビがウクライナとの戦争に勝つのは、無理だと思います。このラインが、せめて世間並みなら去年の中ごろには、ウクライナは屈辱的な和平を結ぶしかなかったと思います。

ウクライナにとっては、ロシア軍最強の数万人のワグネル軍団が消滅したのは、ありがたい話だと思います。その分の予備兵力を前線に投入しなければ、なりませんから出入りは大差です。

ほぼ、ロシア軍が勝つ見込みは消滅したと言えると思います。



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