「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ポーランドの総選挙<2023年10月

2023-10-06 16:44:56 | ヨーロッパ

ポーランドで100万人集会 総選挙控え右派政権に抗議
2023年10月02日06時59分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023100200157&g=int

ポーランドで思い出すのが、1989年の共産主義政権から民主共和政体への政治体制の移行です。軍事力によらず選挙で政治体制が変化しました。
それ以降、一貫して民主主義と自由主義を基調とする政治が続いてきました。
どちらかと言うと右派で民族主義的な「法と正義」(政党)と西側寄りで民主主義的な「市民プラットフォーム」(政党)が政権を争う構図です。

2014年ロシアのクリミア侵略を見て民族主義が高まり2015年総選挙で右派の「法と正義」が勝利して政権を握った後、かなり???な法律を次々と制定して強権色を強めEUとの対立を生み出して現在に至っています。その政治に対する審判が、今回の総選挙です。

ポーランドで大規模デモ=「野党排除」新法に反対
2023年06月05日 05時53分
https://equity.jiji.com/oversea_economies/2023060500097

自由と民主主義の後退を懸念する国民も当然います。その人々は、「市民プラットフォーム」を支持しています。

※ロシアのクリミア侵略は、ポーランドにカチンコチンの右派政権を誕生させたと言えます。その右派政権が、ウクライナ侵略後、即座にウクライナ支持を決め徹底的なウクライナへの武器供与を断行したのは、歴史の皮肉です。

しかし、余りにも右派過ぎるためにポーランド国民も心配しているわけです。

総選挙の結果がどうなるのか?
現政権とも穀物問題をめぐってウクライナ政府は摩擦を起こしました。政権が変われば、これまでのウクライナ支援の内容も変わるかもしれません。

既にスロバキアでは、ロシアよりの政党が第1党になり外交政策は、変化すると思います。

スロバキア第1党党首、ロシアとウクライナの和平交渉開始へ「全力尽くす」
2023.10.02 Mon posted at 15:35 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35209754.html

これまでのウクライナ支援国の支援は・・・
「熱狂的支援~健全なる支援」に変化する国も出てくると思います。
それは、それぞれ国内問題を抱えていますから無理からぬところです。ハンガリーは最初からウクライナへの軍事支援やロシアのエネルギー禁輸には、はっきり反対しています。

ウクライナ政府にも、「健全なる外交」が求められていると思います。これまでのように「支援は当然だ!」の態度は通用しないように思います。その意味でウクライナ政府には、慎重な外交をすることを期待します。



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