「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

篠田英朗:東京外語大教授のバイデン外交の評価<2025・01・23

2025-01-23 14:15:55 | アメリカ合衆国

現代ビジネス 2025.01.21
『ほぼ空振りに終わった「バイデン・ドクトリン」の結末が「今後の世界にもたらす影響」』
https://gendai.media/articles/-/145408?imp=0

結局、バイデン政権が終わってみると何が後に残ったのか❓
ウクライナ紛争とロシアとの冷戦より酷い対立
それに伴うヨーロッパの弱体化+反アメリカ国家同士の結びつきの強化(北朝鮮=ロシア、イラン=ロシア)
膨れ上がった連邦政府債務
増え続けた不法移民問題、その他
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そしてバイデンさんの外交政策
最初のころ 「民主主義諸国vs.専制主義諸国」
『「バイデン・ドクトリン」とは何か? 中国の脅威を前に、もはや超大国間「競争」は避けられない』2021.07.08
https://gendai.media/articles/-/84883
 今 「民主主義vs権威主義」

やたら世界の民主主義を守るために・・・を、叫んでいました。
「トランプも民主主義の敵だから撲滅しなければなりません。」
「ロシアも権威主義の国だから撲滅しなければ、なりません。」
大体、こんなことをやっているうちに任期が終わりました。

バイデンさんの外交政策は、「トルーマン・ドクトリン」の二番煎じです。
自由主義⇒民主主義
共産主義⇒権威主義
東西冷戦のころは、二元論の「トルーマン・ドクトリン」は分かりやすく西側を結束させることに成功しました。
それが、東西冷戦の西側勝利として帰結しました。

今は、当時と違って第三世界の国々が大きくし成長しました。多元論的世界に移行しました。
だから二元論で結束したのは、欧米だけでした。
それ以外の国々は、アメリカ=バイデンに同調しませんでした。
国によっては敵対し、あるいは遠ざかりました。
結果として、欧米VS第三世界の構図を作り出しました。
終わってみると欧米の力の衰退が目につきます。

バイデンさんはアメリカの覇権を、再度確立したかったのであろうと思います。
それは完全なる失敗に終わり、第三世界の力を強めただけでした。

バイデンさんは、東西冷戦時代の架空の世界に(頭の中が)生きていたようです。
年も年ですしね❓
そしてまた、議会でも共和党も民主党もバイデンさんと同年代が実力を持っていました。
オールド・ボーイズとオールド・ガールズがアメリカの権力を握った結果、アメリカは老人害をなす国家になり果てました。
外交面では、その「置き土産」がウクライナ紛争です。

大体、こんなところがバイデンさんを評価する材料かな・と思います。
評価は、みなさんがしてください。

トランプは、それを否定しています。
では、トランプが何を目指しているかと言うと、これも良く分かりません。

そして①「米民主党と欧州左派」が組んで、②「トランプ=米共和党と欧州極右」と戦おうとしています。
①の組は、失敗が明らかです。
何が出てくるか分からなくても②に期待するしかありませんね❓
個人的には「戦争大好き」な①のグループは、ご免被ります。

※関連日記目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑧
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


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