※訂正、その後続報が入りロシアより政党の左派「スメル(道標)」が第1党になる見込みです。
ロシア寄り左派、第1党へ ウクライナ支援に反対―スロバキア
2023年10月01日12時47分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023100100165&g=int
親EU派勝利、連立協議へ ロシア寄り政党と僅差―スロバキア総選挙
2023年10月01日08時12分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023100100165&g=int
欧州連合(EU)との協調を明確にする中道リベラル「プログレッシブ・スロバキア(PS)」が約2割の得票を固め第1党になる見通しとなっているようです。
ロシア寄りの主張を掲げた左派「スメル(道標)」が僅差で追っているようです。
ウクライナ支援が最大の争点になりました。
ウクライナ支援は当然とも外部からは思えますが、実際に大きな支援をしている国ではそうではないようです。支援を止めるべきだと考える人も半分くらいは、いることになります。
一番ウクライナが支持を減らしたのは、ウクライナ産穀物の禁輸をめぐり、ウクライナがWTOに提訴したことだと思います。ポーランドとスロバキアとハンガリーが禁輸を継続しました。ウクライナ産の安い小麦が、それらの国の国内で流通すると農家が破産するからです。
ポーランド農相、「ウクライナとの協議進展」 穀物禁輸巡り対立
2023年9月28日午前 11:51 GMT+93日前更新
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023100100165&g=int
国内農家の政策的保護は、どの国でもやっています。ウクライナの主張は、平和なときであればいいでしょう。しかし戦争の最中に各国からの支援がウクライナを支えている状況の中で、それを言うのはウクライナの身勝手が過ぎると言えます。今、ウクライナを支援している国々が支援を止めれば戦争以前にウクライナは経済破綻して国が潰れます。
ウクライナを支援している国々も国内経済が苦しい国が多いです。苦しい中でも資金をねん出してウクライナ支援に回しています。ウクライナ支援の資金は、特別扱いです。それをウクライナは、理解し配慮するべきでしょう。
極端な話、「戦争はロシアとウクライナの問題に過ぎない」と判断した国は支援を止めるかもしれません。そうであっても全然おかしくはありません。戦争のおかげで国内経済がガタガタの国は沢山あります。
最大の支援国のアメリカでも共和党は、支援を減らすべきだという意見が多くなりました。いつまでも万全のウクライナ支援が続くわけでは、ありません。
それをウクライナは、理解して配慮するべきだと思います。
戦争が長引くほど、この傾向は強くなると思います。ますます支援してくれる国々への感謝と配慮が必要だと思います。
例えばロシア産のエネルギー禁輸です。禁輸したところで迂回して石油製品がヨーロッパに流入しています。ロシア産の安いエネルギーでなんとかやりくりしている東ヨーロッパの小国もかなりあります。
ウクライナの主張を聞いているとヒステリックにロシアは、全部ダメ!と言っている部分もかなりあります。穀物輸出もそうです。ロシア産の輸出を妨害しようとします。しかしアフリカの貧困国は、ロシアとウクライナの穀物で生活している国々が多いです。穀物を武器に使っているのは、ロシアもウクライナも大した変わりません。
ヨーロッパ以外の国々から、ウクライナ紛争を見たらどう見えるのか?と言う部分を理解して配慮しないとウクライナを支持する国が増えることはないと思います。
ポーランドは、これまでは敢えて不問に付していた2022年11月のミサイル着弾問題を持ち出しました。
『2人死亡のミサイルは「ウクライナ軍が発射」 ポーランド』
2023年9月29日 11:49 発信地:ワルシャワ/ポーランド [ ポーランド ヨーロッパ ウクライナ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3483901
ポーランドが何を言いたいかは、明らかです。
ポーランド、ウクライナへの武器供与を停止へ 穀物輸出で対立
2023年9月21日
https://www.bbc.com/japanese/66874151
『ポーランドは、自国の農業を守るため、ウクライナ産穀物を禁輸していてゼレンスキー大統領は「ロシアを間接的に手助けしている」と批判していました。』
ポーランドは、開戦直後から最大のウクライナ支援国です。言っていいことと悪いことがあると思います。ゼレンスキー大統領の発言は、余りにもポーランドに対して無礼だと思います。
それがウクライナにとって有利なのか不利なのか?ゼレンスキー大統領は、あるいはウクライナ政府はよく考えるべきだと思います。
退任したイギリス国防相も似たような発言をしてゼレンスキー大統領と軽いトラブルになった事がありました。