「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

トランプ氏は止められない、第二期政権成立ならどうする❓(アメリカの避けては通れない道)<2024.07.11

2024-07-11 19:44:07 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

NATO首脳、関心はトランプ2・0の欧州・ウクライナ プーチン氏に妥協の懸念も
2024/7/11 06:38
https://www.sankei.com/article/20240711-72TWRY7BANNFFA5SI3Q3LQNIFY/

バイデンさんが目を瞑っているアメリカにとっての大問題があります。
バイデンさんは、ウクライナ紛争にドップリ関与してバイデンさんがウクライナ紛争から抜け出すことは、最早不可能です。

一方でアメリカは、太平洋で中国と対決姿勢を取っています。中国の勢力は伸長し、最早こちらも「封じ込め」など不可能です。
アメリカにウクライナ紛争に全面的に関与しながら、中国と対決姿勢を取る軍事力も国力もないと思います。

①ウクライナ紛争への関与を続けて中国と対決姿勢は姿勢だけにするのか❓
②ウクライナ紛争への関与を終わらせて中国との対決姿勢を明確にするのか❓

両方同時並行は無理筋ですから、どちらかを選択しなければなりません。

それは(アメリカを除いた)NATOにとっても同じです。

トランプ大統領誕生の可能性は、50%(またはそれ以上)の確率があると思います。
自分が勝利すると思っているのはバイデンさんだけで、それ以外の人間はトランプ大統領誕生に備えなくてはなりません。
大統領選挙の投票日は11月5日の予定です。
もう4か月を切りました。

<そこで遅まきながら、このような動きが出てきました。>
欧州、トランプ氏の外交情報収集急ぐ 前政権高官と相次ぎ会談
By Gram Slattery
2024年7月10日午後 1:26 GMT+96分前更新
https://jp.reuters.com/world/security/XPP4OYYZLFISJLGEXATA7LYEAU-2024-07-10/

ウクライナ支援、米大統領選待たずに実施を ゼレンスキー氏が訴え
By ロイター編集
2024年7月10日午前 10:32 GMT+97分前更新
https://jp.reuters.com/world/security/MCXEDMNJFRNJ3GZBUSY3ZVS2MA-2024-07-10/
ゼレンスキー氏、米議会指導部と会談 トランプ氏再選に備え布石
By ロイター編集
2024年7月11日午前 5:53 GMT+92時間前更新
https://jp.reuters.com/world/taiwan/474NGJBNQVMYNATRQQGYQYFLSQ-2024-07-10/
米大統領「ウクライナはプーチンを止める」、NATO会議で力強く演説
By Steve Holland , Patricia Zengerle , Sabine Siebold, Trevor Hunnicutt
2024年7月10日午前 9:31 GMT+91時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/EN4XRS4MTJK27HCPXP3NAGBJXU-2024-07-10/

バイデンさんは相変わらず強気な姿勢です。
今更弱気を示すことは出来ません。
「後は野となれ山となれ」の精神で投票日まで全力疾走の構えです。
バイデンさんが当選すれば、アメリカのウクライナ支援は変わりません。
中国に対しては、脅しの構えだけでもめ事は起こせません。台湾方面で何か起きても、対応不能だと思います。
それを見越してバイデン続投なら、中国が更に強硬な姿勢を示すかもしれません。

トランプ氏は、違います。
中国と対決する構えです。
ウクライナ関与の度合いを弱めるでしょうね。
そしてEUに軍事力の自助努力を要求すると思います。
ウクライナ支援もやりたければEU中心でやれ・と言うことになると思います。

EUの方も2025年度の独自のウクライナ軍事支援を決定してトランプ大統領誕生に備えては、います。
しかし現実には今アメリカが負担している分をEUが負担することになり、負担額は約2倍に増えます。
この負担にEUが長く耐えきれるかどうかは不明です。

それもあって現在EUはロシアとの戦争準備を急ピッチで進めています。ポーランドは、防空の面でウクライナに関与するかもしれません。協定には、その内容が記されています。
https://www.ukrinform.jp/rubric-defense/3883128-porandohaukuraina-ling-kongno-lumisairuwo-ji-zhuidekiruyouninaruzerenshiki-yu-da-tong-lingporandotono-an-bao-xie-ding-di-jienikomento.html

ポーランドが、西ウクライナ上空でロシアのミサイルや無人機を迎撃してしまえば、明確な戦争への関与です。

トランプ氏が今回南フロリダで発言した『私が大統領に戻れば第三次大戦突入を阻止する。われわれはそれに近づいているからだ』と言う内容は非常に切迫したものです。

NATOがトランプ氏の離脱を阻止するためにウクライナ紛争を・・・
「ウクライナ+ポーランドVSロシア」に拡大してしまう可能性がすでに生じています。

ポーランドとウクライナの二国間軍事協定は、既に成立していますから、ポーランドがウクライナ上空でロシアのドローンやミサイルを迎撃すれば、即紛争広大です。

『トランプ氏は止められない、第二期政権成立ならどうする❓(アメリカの避けては通れない道)』
答えが分かりましたね❓
事実上のポーランドの参戦です。
その時、ヨーロッパはどうなるか❓

起きるとするならば、4か月以内に起こります。
日本政府は真剣に検討しておくべき問題です。
これに関与してしまえば、日本も第三次ヨーロッパ紛争の当事国になります。
それでロシアが日本に何もしないと思ったら、大間違いです。

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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