スロバキア首相、戦争終結には「ロシアへの領土割譲必要」 ウクライナ反発
2024.01.23 Tue posted at 18:02 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35214244.html
スロバキアのフィツォ首相は昨年(2023)の総選挙で、公約にウクライナ軍支援阻止を公約に掲げて勝利しました。だからスロバキア国内の支持があります。
ロシア寄りの立場で和平仲介の動きも見せていました。
『フィツォ氏は欧州連合(EU)内ではハンガリーのオルバン首相と共同歩調を取り、ウクライナのEUや北大西洋条約機構(NATO)への加盟を阻止する考えを公言している。』
ほぼ、ハンガリーのオルバン首相と同じ立場です。
西側のウソを簡単に指摘しています。
『今回のラジオインタビューではウクライナについて、親ロシア派のヤヌコビッチ大統領(当時)を失脚させた14年以降、「米国の完全な支配下」にあるとの見方を示した。』
つまり❓
普通に見ればアメリカに唆されてウクライナの過激民族主義者がクーデターを起こして当時の大統領のヤヌコビッチを追放して成立した相当、合法性に疑いのあるのが現在のウクライナ政府です。なぜなら、ウクライナには選挙があるからです。政権交代をしたいのなら、当然選挙によるべきです。
結果としてそのクーデターを認めない親ロシア派との内戦がおこりました。ロシアは、本来の領土であるクリミアを奪取しました。
ウクライナ紛争は、2,014年クーデターにより勃発し今も続いています。
その後、ウクライナはアメリカの武力を頼りに軍事力で東部の反政府勢力を潰そうとしました。それがロシアのウクライナ軍事侵攻の引き金を引きました。
もしウクライナが2015年ミンスク2合意を守っていれば、少なくともロシアのウクライナ軍事侵攻は起きなかったと思います。その意味でロシアのウクライナ軍事侵攻はゼレンスキー氏がわざわざ招き寄せたと言えます。
※参考
2014クーデター(きれいに言い換えています⇒尊厳の革命)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8A%E5%8E%B3%E3%81%AE%E9%9D%A9%E5%91%BD
ドンバス戦争
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%B9%E6%88%A6%E4%BA%89
ミンスク2
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AF2
それは脇に置いてスロバキアのフィツォ首相は、ごく常識的なことを発言しています。
『フィツォ氏はインタビューで「ウクライナは何を期待しているのか。ドンバスやルハンスクからロシアが撤退することか、それともクリミア半島からの撤退か。全く非現実的だ。そんなことは誰にでも分かる」とも述べた。』
誰が戦争の現状を見ても、フィツォ首相の発言の通りです。現に、今徐々に東部戦線ではロシア軍がウクライナ領を削りつつあります。時間が経過すれば、ウクライナ領は減るばかりです。
そのような現実は無視して、欧米の主要国とウクライナは戦争の継続に夢中です。
少し頭を冷やして冷静に考えろ!
というスロバキアのフィツォ首相の発言です。
まともな人がまともな事を発言するべき思います。
(今、欧米とウクライナにいる政治家は戦争気違いか戦争屋だけです)
停戦が遅れるほどウクライナの国土が破壊され、より多くのウクライナ国民が戦争の犠牲になるだけです。
今となっては、それを止める(停戦)しか方法はありません。
ロシアの方はNATOとの戦いになり国家の存亡をかけていますから、一定の目標が達成されるまで戦争を止めることはありません。戦争を止める続けるの選択権は、すでにロシアに移りました。(ウクライナに勝利の見込みがない。続ければやがてウクライナは無条件降伏以外なくなる。)
国家の存亡をかけたロシアと気軽に戦争を続ければ、泥沼の持久戦に引き込まれ、ウクライナは消滅すると思います。それでも良ければ戦争を継続するのもいいでしょう。仕方ないですね❓
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27