ひさしぶりの質問回答です。また今年度も、どんな質問があるか楽しみです。
1.本書の内容とは関係ありませんが、虐待を受けていた人は100%自分の子供にもしてしまうのでしょうか。
答:そうですね、100%とは言えませんが、かなり多いです。というのは、親になった人の多くは、子どもを育てるときに、自分が受けてきた親の態度しか知らないことが多いからです。それを解消するためには、日本ではあまり行われていませんが、虐待をしている親に正しい接し方を教えるプログラムを行い、正しい子どもの接し方を新しく学ぶ必要があると思います。
2.かわティプログ、拝見させていただきました。先生を身近に感じ否ことができるプログでした。質問なのですが、先生が心理学を専門的に学ぼうと思ったきっかけは何ですか?
答:心理学を学ぼうとしたきっかけは、父と母が幼稚園の園長(別々の)だったので、その幼稚園を次ぐかもしれないと考え、発達心理学を学ぼうと思ったのがきっかけです。でも、就職したのが大学の教育学部だったので、次第に教育系や大人の心理学(社会心理学、生徒指導・教育相談)を専門とするようになりました。
3.相手の気持ちを短時間で正確に察するにはどうしたらいいですか?
答:それは、短時間では難しいですね。相手の気持ちを察するためには、どうしても時間がかかります。普段の生活の中では、相手の話を聴いているようでも、きちんと正確に聴いてないことが多いのです。つきあいの長い人なら何となく理解できるのでしょうが、あまり親しく無い人の場合は、気持ちを理解するためには、やはり、相手の話をじっくり聞くというのが基本となりますね。
4.「似ているから好き」「似ていないからいい」とありますが、実際に恋愛に発展したり、結婚したりする可能性が高いのは」どちらなのでしょうか?人間はより強い遺伝子を残すため自分とは異なった人を本能的に選んでいるということを聞いたことがあるので気になりました。
答:私たちの多くの場合、実際の組み合わせは類似性(似ているから好き)と相補性(似ていないからいい)の両方の要因を持っています。基本的には似ていることが大きく影響しますが、それに加えて補うあう部分があるのだと思います。また、現実には、何が似ているか似ていないかによって異なります。例えば、趣味が似ているのか、性格が似ているのか、育ちが似ているのか、背の高さが似ているのか、顔が似ているのか・・・などです。
5.私は、バトミントン部に所属しています。ダブルスを組むときに、ペアの人のミスが続くとイライラしてしまいます。どうしたらよいでしょうか。
答:先週、授業で話した「基本的帰属錯誤」で説明できます。すなわち、ペアの人がミスをした原因をどのように考えるかです。ペアの人がきちんと練習をしていなしだらしないからダメなんだ、と考えるか、ペアの人だって一生懸命頑張っているけど、ミスをすることもあるさ、と考えるかです。ペアの人だって、あなたと同じように、それなりに一生懸命やっているのですから・・・
6.レポートには、(笑)とか(^_^;)というような、顔文字は入れてはいけませんか?(入れてしまいましたが・・)さすがに、だめですか。
答:私のレポートでは、かまいませんよ。でも、学術レポートでは、まずいでしょうね(^_^)
7.人前で、何か話すときに、緊張してうまく息ができなくて、のどが詰まったような、高い声が出てしまうので直したいです。
答:そんな緊張してしまう人というのは、家族や親しい友人ではないのでしょうね。一般に人前で緊張するのは、その場面に慣れていないことと失敗したら困るという気持ちの持っているときだといわれています。そんな時の解消法として、よくいわれるのは、深呼吸をしたり、ゆっくり話す、できるだけ低い声で話すようにするのが良いといわれています。私も、時々緊張することがありますが、そんな時は、ゆっくり話すこと気をつけながら、いつもしている動作(例えば、時計を見る、足の指先を動かす)をして緊張をほぐします。また、できるだけ、友達と話をするような、いつもと同じような話し方とするように気をつけています。
8.ホームシックは、どうしたら治りますか。
答:そうですね。やはり、友だちをたくさん作るのが一番ですね。もちろん、彼氏や彼女でもいいですが・・・大学の時から彼氏や彼女をつくると、友だちが少なくなる傾向があります。私も35年間単身赴任だったので、時々寂しくなることがありました。でも、だんだんと飲み友だちや一緒に遊んでくれる人を見つけて楽しくやるようになりました。でも松本に住んで、まだ1年目なので以前より一人でいることが多く、退屈なときがあります。今度、一緒に遊んでください(^o^)。
9.先生の趣味は何ですか。
答:趣味とは、なんだろうと考えると、仕事でなくお金を得ることがなくて、自分でやりたいこと?かな。そう考えると、日曜大工で何かをつくること、パソコンを修理したりメインテナンスをすること、車の整備をすること、旅行をすること、ホームページをつくること、酒を飲むのは趣味とは言えないかもしれないけど。でも、研究や仕事も始めると、お金とは関係なしに続けてしまいそうだし、授業だって、できるだけおもしろいものにしようとするのは趣味みたいなものかも・・・。
1.本書の内容とは関係ありませんが、虐待を受けていた人は100%自分の子供にもしてしまうのでしょうか。
答:そうですね、100%とは言えませんが、かなり多いです。というのは、親になった人の多くは、子どもを育てるときに、自分が受けてきた親の態度しか知らないことが多いからです。それを解消するためには、日本ではあまり行われていませんが、虐待をしている親に正しい接し方を教えるプログラムを行い、正しい子どもの接し方を新しく学ぶ必要があると思います。
2.かわティプログ、拝見させていただきました。先生を身近に感じ否ことができるプログでした。質問なのですが、先生が心理学を専門的に学ぼうと思ったきっかけは何ですか?
答:心理学を学ぼうとしたきっかけは、父と母が幼稚園の園長(別々の)だったので、その幼稚園を次ぐかもしれないと考え、発達心理学を学ぼうと思ったのがきっかけです。でも、就職したのが大学の教育学部だったので、次第に教育系や大人の心理学(社会心理学、生徒指導・教育相談)を専門とするようになりました。
3.相手の気持ちを短時間で正確に察するにはどうしたらいいですか?
答:それは、短時間では難しいですね。相手の気持ちを察するためには、どうしても時間がかかります。普段の生活の中では、相手の話を聴いているようでも、きちんと正確に聴いてないことが多いのです。つきあいの長い人なら何となく理解できるのでしょうが、あまり親しく無い人の場合は、気持ちを理解するためには、やはり、相手の話をじっくり聞くというのが基本となりますね。
4.「似ているから好き」「似ていないからいい」とありますが、実際に恋愛に発展したり、結婚したりする可能性が高いのは」どちらなのでしょうか?人間はより強い遺伝子を残すため自分とは異なった人を本能的に選んでいるということを聞いたことがあるので気になりました。
答:私たちの多くの場合、実際の組み合わせは類似性(似ているから好き)と相補性(似ていないからいい)の両方の要因を持っています。基本的には似ていることが大きく影響しますが、それに加えて補うあう部分があるのだと思います。また、現実には、何が似ているか似ていないかによって異なります。例えば、趣味が似ているのか、性格が似ているのか、育ちが似ているのか、背の高さが似ているのか、顔が似ているのか・・・などです。
5.私は、バトミントン部に所属しています。ダブルスを組むときに、ペアの人のミスが続くとイライラしてしまいます。どうしたらよいでしょうか。
答:先週、授業で話した「基本的帰属錯誤」で説明できます。すなわち、ペアの人がミスをした原因をどのように考えるかです。ペアの人がきちんと練習をしていなしだらしないからダメなんだ、と考えるか、ペアの人だって一生懸命頑張っているけど、ミスをすることもあるさ、と考えるかです。ペアの人だって、あなたと同じように、それなりに一生懸命やっているのですから・・・
6.レポートには、(笑)とか(^_^;)というような、顔文字は入れてはいけませんか?(入れてしまいましたが・・)さすがに、だめですか。
答:私のレポートでは、かまいませんよ。でも、学術レポートでは、まずいでしょうね(^_^)
7.人前で、何か話すときに、緊張してうまく息ができなくて、のどが詰まったような、高い声が出てしまうので直したいです。
答:そんな緊張してしまう人というのは、家族や親しい友人ではないのでしょうね。一般に人前で緊張するのは、その場面に慣れていないことと失敗したら困るという気持ちの持っているときだといわれています。そんな時の解消法として、よくいわれるのは、深呼吸をしたり、ゆっくり話す、できるだけ低い声で話すようにするのが良いといわれています。私も、時々緊張することがありますが、そんな時は、ゆっくり話すこと気をつけながら、いつもしている動作(例えば、時計を見る、足の指先を動かす)をして緊張をほぐします。また、できるだけ、友達と話をするような、いつもと同じような話し方とするように気をつけています。
8.ホームシックは、どうしたら治りますか。
答:そうですね。やはり、友だちをたくさん作るのが一番ですね。もちろん、彼氏や彼女でもいいですが・・・大学の時から彼氏や彼女をつくると、友だちが少なくなる傾向があります。私も35年間単身赴任だったので、時々寂しくなることがありました。でも、だんだんと飲み友だちや一緒に遊んでくれる人を見つけて楽しくやるようになりました。でも松本に住んで、まだ1年目なので以前より一人でいることが多く、退屈なときがあります。今度、一緒に遊んでください(^o^)。
9.先生の趣味は何ですか。
答:趣味とは、なんだろうと考えると、仕事でなくお金を得ることがなくて、自分でやりたいこと?かな。そう考えると、日曜大工で何かをつくること、パソコンを修理したりメインテナンスをすること、車の整備をすること、旅行をすること、ホームページをつくること、酒を飲むのは趣味とは言えないかもしれないけど。でも、研究や仕事も始めると、お金とは関係なしに続けてしまいそうだし、授業だって、できるだけおもしろいものにしようとするのは趣味みたいなものかも・・・。