1. 川島先生の自己表現は、非主張的自己表現、攻撃的自己表現、アサーティブな自己表現のうち、どのタイプですか。
答:私は若いころはどちらかというと攻撃的自己表現でした。今は、歳をとったということとアサーティブに関する本などを読んダリ、いろいろ失敗をして反省したりして、自分を気をつけるようにしてきたことで、かなりアサーティブな表現ができるようになってきた気がします。私は人間関係については、できるだけ、ケレンミ(外連味)のない、下心のない気持ちを持ち続けたいと思っています。
2. ある程度の自己開示をしても、相手が自己開示してくれない場合はどうしたらうち解けられますか
答:いろいろな状況が、考えられますが、基本的に相手の状況を好意的に解釈することが必要となると思います。例えば、自己開示してくれないのは、自分に自信がないからであるとか、何か気がかりながあり、あまり人に話したくないことなど(親や知り合いの病気・離婚、お祖父さんおばあさんの具合など)があるかもしれません。人には、それぞれ異なる事情があって、他の人を理解することは大変です。しかし、お互いに異なった大変な事情を持っていることだけは理解できます。ですから話をするときも、お互いにいろいろあって大変だねという気持ちで接するとうまく行くことが多い気がしますあります。本にも書いてありましたが大人を変えることはできません。できるのは相手が自分から変わってくれるのを待つだけです。そしてできることは、自分の気持ちを情報として伝えることだけができると思っています。