松大かわティ ブログ

松本大学の学生からの質問回答です。心理学、発達心理学、生徒指導概論、教育相談の受講生の皆さんからです・

質問と回答:20160527 生徒指導概論 「発達障害の子どもたち」 前半レポートから

2016-05-29 09:51:36 | 日記
1. 最近は通常学級にいる発達障害の子どもが多くなってきていますが、指導する立場から考えるとどう思いますか。
  答:どうしても、考えてしまうのは、担任の教員の負担です。もちろん、補助教員がつくことが多いのですが、補助教員の人件費を考えるともっと、きちんとした特別支援教育のシステムを作るほうがいいと思っています。発達障害などの特別な支援を必要とする子どもの問題を考えるときには、こうしたらい、とか、こうするべきだという良い意見はたくさんあるとは思いますが、現実には、人件費の問題にかかわってきます。教員を一人増やすと平均で年間500万円かかるからです。ですので、日本のように、教育にお金をかけることを出し渋る国(自衛隊の防衛予算は増えているのに教育関係の予算は減っている)では、それが良いことだとわかっていても、実現されないのです。


2. 川島先生は生まれ変われるなら、人間以外で何に生まれ変わりたいですか?
  答:そうだなあ、かっこよくて強いのがいいなあ。ライオンかトラかな。ガオーーーーーー

3. 先生は夏にしたいことはありますか?
  答:毎年、ワイフと海外旅行に行っているので、また行きたいと思っていますが、ワイフが身体の調子が悪いので国内旅行にしようかと思っています。今は、行先は小豆島に行ってみたいと思っています。その他には、軽井沢で日曜大工をしたいと思っています。


4. 研究授業の時に緊張をほぐす方法はありますか?
  答:まあ、緊張するのは、非難されたり、何か言われるのが嫌だなあという気持ちがあるからです。なので、昔から言われるように、生徒を石ころか芋にでもいえるようになればいいのですが、そうもいかないので、よくできて、話のわかりそうな生徒だけを見るのがいいと思います。まあ、研究授業は、その他に参観の先生がいたりするので、さらに、緊張しますよね。でも、参観の先生は無視をして、授業の内容が良くわかる生徒を中心に見ながら授業をするのがいいですよ。


5. 先生が目標としている先生はいますか?
  答:尊敬している先生はいますが、目標としている先生は、特にはいません。それと、私は、先生だけでなく、生徒も一人ひとり尊敬できる部分を持っていると思うので、いろいろな人の、それぞれの良いところをまねをしたいと思っています。

6. 先生はこの「障がい者」という言葉についてどう思いますか。
  答:まあ、言葉ですから、害という文字を気にする人はいると思います。障害は英語で言うとハンディキャップ(不利益な、差のある)になってしまうので、部分的にできる部分とできない部分があるという意味では、杉山先生の言う凸凹(でこぼこ)の方がいいのでしょうね。


7. 先生は私がこれまでに出会った先生方とは全く違い、それが私はとても好きです。人に出来るだけ合わせよう、ではなく自分を持っている部分について羨ましく感じます。相手と違う行動をとったり発言をしたりすることは勇気がいることだと思うのですが、先生の信念はなんですか。
  答:ありがとうございます。たぶん、何かわからないけど自信があるのだと思います。もちろん、中身があるかどうかわかりませんが・・・たぶん、私は、いろいろなことが他の人と違う、他の人よりもできる(と思い込んでいる)部分が、多いのでしょうね。でも、例えば、子どもや妻がすばらしいと(思いこんでいる)とか、過去に知り合った人々がたくさんいてすごい人たちだ(と思いこんでいる)とか、日曜大工でログハウスやウッドデッキを作ったことがあるとか、外国旅行をたくさんしているとか・・という、まあ、たいしたことはないのですが・・・
 みなさんは、若いから、まだ数は少ないでしょうが、自分のことで、他の人と違うところを書き出してみると自信がつきますよ。人と違うということは、自信になります。そういう理由で、若者は、人と違う服装をしたり、態度(一般には反抗的)をとるのです。私は、それが大切だと思っています。

質問と回答:20160513 生徒指導概論 「友だち地獄」 討論レポートから

2016-05-22 09:35:03 | 日記

1. 先生は苦手な人に対してどんなかかわり方をしていくのがいいと思いますか。
   答:どうしても、顔を合わせる必要の無い人の場合は、近づかないようにするのがいいと思います。時間がたつと嫌悪感が減ってきます。どうしても顔を合わせることがある人は、できるだけ、かかわらないようにするしかありません。基本的に、苦手だと感じることを減らして、慣れてゆくしかありません。


2. (講義の出席確認をとっている時に感じた疑問)川島先生は男子学生を「くん」、女子学生を「さん」で呼ぶようにしていると思うのですが、小学校で男女とも「さん」で呼ぶようにされていることについてどう思いますか?現在中学校での実習で呼び捨ても普通に聞くので…。
   答:なるほど、あまり考えなかった。私が、小・中学校のころは、先生が男子を「くん」、女子を「さん」と呼ぶのが、一般的だったので、そのまま真似をしているのだと思います。確かに、両方とも「さん」にしたほうがいいのかなあ・・・でも、男性と「さん」で呼ぶのは、なんとなく慣れていないので、違和感があるなあ・・・


3. 川島先生は朝は得意ですか?私は、朝練習があるので毎朝早いのですが、二年生の後期ぐらいから目覚ましを付けなく
ても必ず5時に目が覚めます!でも、OFFの日にも必ず目が覚めてしまうので損をしている気分になります。「この日は熟睡したい!」などの睡眠のコントロールはできるのでしょうか?
   答:私も同じで、よくわかります。熟睡をコントロールするのは、難しいですよね。時々、二度寝をするけど、目覚めはあまりよくないです。睡眠のコントロールは、いろいろ言われているけど・・・・・私は、寝る前に、静かな音楽を聴きながら、本を読んでいるのが、一番眠くなりますが、起きるのは、やはり6時ころには目が覚めてしまいます。7時間以上続けて眠れたときには、うまく眠れたと感じます。


4. 中学生の時になんの部活をしていましたか?
   答:音楽部でした。フルートやリコーダーをやっていました。でも、ドラムもたたいたりもしていました。


5. 信大生のゴスロリは議題に上がらなかったのですが、個人的に気になりました。これは誰なのですか?信大にそんなに派手な人がいるのですか?
   答:信大生は、けっこう、県外からの学生が多かったので、いろいろな学生がいました。ゴスロリも、いましたよ。黒い服にキラキラチャラチャラをつけていました。


6. 先生のおしゃれなネクタイはどこに売っているのですか?
   答:最近は、ほとんどネットで買います。以前は、外国へ行ったときやデパートで買いました。ネクタイは集めるのが趣味だったことがあって、300本以上持っています。でも、ほとんど使わないものもあって誰かもらってくれないかなあと思っています。


質問と回答:20160513 生徒指導概論 「友だち地獄」後半レポートから

2016-05-14 20:03:47 | 日記
1. 川島先生は,メール機能やライン、SNSの機能についてはどう思いますか
   答:そうですね。特に、機能は便利なものだと思いますが、一日に、必要なときだけ、せいぜい、2~3回ぐらい使うのであれば、便利だと思いますが・・・結局、いつも、近くにいないのに、そばにいるのと同じように、こっちを見て話を聴いてよ!という状況になっているのが問題なのでしょうね。即レスをしないと起こるというのは、相手が、何をしているかとか、相手にも理由があるというのを理解できないということでしょうね。また、授業で「帰属の錯誤」というのを話をしますよ。


2. 先生にとって携帯は必要不可欠なものですか。
   答:そうですね、携帯を家に忘れると、ちょっと不安になります。でも、私はガラ携です。基本的に、使うのはメールはワイフとだけで、電話機能は、仕事が多いです。なので、必要で便利だけど、家電だけで無くても平気かもしれません・・・

3. ゴールデンウィークはどこかに行きましたか?
   答:娘と孫が、家に遊びに来ていたので、家の近くで遊んでいました。後は、趣味の日曜大工やクルマいじりをしてのんびりしていました。私は、どこか旅行などをするのは、夏休みか春休みが多いです。


4. 先生の子育ての方法は独特でいつも聞いていて面しろlいです。前回の擾業で息子さんに大学受験までビアノを五分間弾くことを続けさせたとおっしやってい.美したが、息子さんは進んでピアノに向かうようになったのですか?
   答:さあ、どうですかね。でも、小学校の低学年から、毎日やっていたので、そうするのが日課になっていたし、あまり、負担でない(難しくない)ことなので、続いたのだと思います。嫌になるというのは、負担になったり、難しいことが負担になるのですから・・・

5. 先生は普段、学生や、友人に「優しい関係」で接したことはありますか?
   答:たぶん、「優しい関係」というほど気を使ったことは無いと思います。でも、相手の立場に立って、話を接するようにはしています。

6. 週末は何をして過ごすことが多いですか?
   答:ワイフと食事に出かけたり、買い物に行ったり、趣味の日曜大工や音楽を聴いていることが多いです。その他には、母の所に出かけたり弟の幼稚園で仕事をしたりします。でも、夏は、軽井沢で過ごすことが多くなるかな。

7. 先生にとって「友だち」とは何ですか?
   答:中学生から大学くらいまでは、家族以上にいつも一緒にいる仲の良い友達がいました。中学校の一番中のいい友達も高校のときに一番中のいい友達も、大学のときに一番中のいい友達も亡くなってしまいました。大学院のときの友達の一人は、ワイフの妹と結婚していて時々酒を飲みます。そう考えると、友だちというのは、結婚する前と後とは、関係が変わった気がします。ワイフが一番の友だちかも・・・


8. いじめになる前にクラスで、みんなの輸に入れずコミュニケーションをとることがでさない生徒にはどのように封処していけば.仲よくなることができると思いますか?
   答:基本的に、そのような子どもは、自分のしていることに自信が持てないのです。それは、簡単に言えば、自分の行動への成功体験が少ない状況にあることが多いのです。ですので、そのような子どもに対しては、個別に、話を聞いて、自身を持てるようにする必要があります。やり方としては、個人的に話を聞いてあげることが基本となります。子どもは自分自身の話を聞いてもらえることで、そうか、これでいいのだという気持ちを持つことができるからです。

9. 自分とは考え方が違う子どもと意見がぶつかったときにどのように話を進めていけばいいのか?
   答:大人でも子どもでも同じですが、意見の違う人と出会ったときに、相手を負かしてしまったり、やっつけるのはいけません。授業でもやりますが、「アサーション」というやり方があり、それは、相手を尊敬しながら自分の主張もすることの大切さを考えます。例えば、内容は、まず、意見を言うのではなく、「自分の気持ちや状況を伝える」、次に、自分の意見は違うのだけれど、どうした良いだろうかと「相談してみる」、次に、お互いに、できるような、「譲歩案を出してみる」ことをします。興味がわいたら、ネットや本で調べてみるといいですよ。

質問と回答:20160511 心理学 「面白いほどよくわかる」後半レポートから

2016-05-12 10:06:27 | 日記
1. やらなくてはいけないことがあるのに、後回しでいいやという心理が働いてしまうことがあります。先延ばしにしないためのいい方法があったら教えてください。
  答:心理学の中で、先延ばしの心理学という研究があります。基本的に先延ばしをしてしまうのは、複雑で理解できない部分があること、時間がかかりそうで面倒くさいこと、初めてなのでどうしてよいかわからない部分のあることなど、一言でいうと簡単にはできないことは、どうしても先延ばしにしてしまいます。それを克服するには、①何でもいいから、少しでいいので、「とりあえず」始めてみる、②少し時間が空いたので、10分間だけやってみよう、というように時間を決めて短時間だけやってみる、③出来そうもない問題な時は、そんなに、うまくできなくてもいいやと考えてみること・・を試してみるといいと思います。

2. 心理学を学ぶ上で、心がけていることはありますか?
  答:特に、心がけているわけではないのですが、本を読むときも、とりあえず、何でも気楽にやってみようと考えるようにしています。、また、どんなことを学ぶ時も同じですが、とりあえず興味を持ったら、調べてみる、やってみるのがいいと思います。まあ、お金のかかることは大変ですが・・・・・・・


3. ブーメラン効果に対して自分自身ができる対策や改善法は何かありますか?
  答:そうですよね。私も、父親に対してなど、何でもないことを言われて反発していたころがありました。基本的に、自分の意見と異なることを権威ある立場(権威を感じられる立場)から言われると反発をするので、リアクタンス理論とも言われています。自分のことを考えると、年齢や状況によって、ブーメラン効果も内容が変化してくる気がします。


4. 一度嫌いになってしまった人(苦手意識を持ってしまった人)とうまく接するには、どうしたらいいのですか。
  答:うーん、むずかしいですね。特に、男女間と、同性間でも男性と女性との対人関係に対する感情の持ち方が違う気がします。異性の関係を考えない場合で、基本的に苦手意識を持ってしまうことの背景には、自分の行動が非難されるのではないか、悪口を言われるのではないか、嫌がられるのではないかという気持ちが働きます。しかし、異性の場合で、恋愛感情がある場合は少し異なる気がします。また、授業で話しますが、好きだった後に嫌いになると、始めから嫌いな人以上に、嫌いになってしまいます。逆に、始めに嫌いだった人を好きなると、始めから好きになる以上に好きになるのです。まあ、そんなことで、苦手な人や嫌いな人とうまく接することは難しいので、あまり、かかわりを持たないようにして、近づかないようにするのがいいと思います。

質問と回答:20160506 生徒指導概論 「友だち地獄」前半レポートから

2016-05-07 11:24:09 | 日記

1.先生は前回の授業でその子をほめることで周りをけなすことになっては意味がないとおっしゃっていましたが、どのようにほめればそうならないのか、どうしたらいいのかと思いました。先生は気を付けていたことはありますか?
  答:それは、その子どもを、いわゆる個人内評価をすればいいとおもいます。具体的には、前よりよくできるようになったね。昨日より、ずっといいよ。というようにです。また、失敗した時も、だんだん、できるようになるよと励ますのがいいと思います。


2.「友達」、「子供」という漢字があります。しかし、「友だち」、「子ども」と書かれることも多いです。
このふたつの書き方では、どのような違いがあるのですか?
  答:「友達」の「達」は、常用漢字表に無いので「友だち」、、「子供」は、供え物でないとか、下に見ているという印象があるので、「子ども」と書くことが多いようです。

3.本にある「優しい関係」と呼ばれている、現在の若者の高度で繊細な気くばりを伴った人間関係の営みについて、先生は過去と比べてどう思いますか。
  答:授業中も話しましたが、確かに私の小さなころは、今ほど、小さなころから、「友達と仲良くするのが大切だ」とか、「他人に迷惑を掛けないように」とは言われなかった気がします。人は、互いに迷惑をかけることで生きています。他人に迷惑を掛けないなんて、無理なことだと思いますが・・・

4.
教育実習で小学三年生が担当学年なのですが、心をつかむにはどんな話をするといいでしょうか?全員の前で話すもの、少人数で話すものどちらも教えてほしいです。
  答:そうですね。3年生くらいの子どもが興味があるのは、まずは、テレビでの人気者でしょう。妖怪ウオッチと・・・それをひっかけて面白い話をすると乗ってきます。それと、クイズ形式が好きです。子どもがみんなわからないことで楽しそうなことを「・・・さてなんでしょう」・・・というのは盛り上がります。少人数に話すときも、同じで、子どもと話をして、何に興味があるかを聞きだしてから、その話をするのが一番だと思います。こんな風に言っても、けっこう難しいかもしれませんが、それほどでもないのでやってるとわかります。


5.今年のゴールデンウークは10日間と長かったですが・どこか旅行に行かれましたか
  答:どこにも行きませんできた。でも、北海道から、娘と孫が来ていて、いっしょに遊んでいました。本当は、軽井沢に行きたかったのですが・・・