ナサラ農法開発者の翡翠先生のブログ

農業が注目される今、本物の農業が必要です。安心安全で環境に優しい農業を推進します。美味しい・栄養価の高いものへと・・

2010-08-12 23:23:29 | 農業
今朝は、横殴りの豪雨の中、高速を走り、大山崎付近までくると大渋滞でした。
西宮JCまで16kmと表示板に出ているのを見たら・・何時到着できるのか?・・さすがにお盆ですね。
6時ころで、ここまでの渋滞は、なかなかありません。
いつものように早朝出発すれば、大丈夫と思っていましたが・・あまかったかな?
茨城付近まで、ようやく来ると渋滞に入ってから、もう1時間ほどが経過していました。まだまだ渋滞が長い・・国道へ下りて西宮まで走り、また高速に乗る事にしました。
9時頃に何とか現地入り・・到着すると雨もかなり小降りになっていました。・・有難いですね。

直ぐに枝垂桜を診に行くと、葉が所々色が抜け、木の下にはかなり枯葉がありました。
1週間程前に見た時とは、全く異なる姿です。
葉をよく診ると葉の裏側に小さな物が付いています。・・ダニです。
葉ダニの一種です。ダニは、一気に増殖し、数日で弱らせてしまうほどのものです。
他の桜を診ると全て葉ダニにやられていました。
山に近いところの桜ほど、葉ダニにやられています。
山の方から来たようですね。
一般に葉ダニは、1年に1回しか農薬を散布出来ないと言われています。同じ種類のものを2回目に散布しても、直ぐに抗体を持ち効果が無くなるからと言われているからです。
葉ダニの卵は、ミネラル1000倍希釈水を散布すると卵の状態で死んでしまいますが・・
私としては、農薬を使用せず、退治することを重点にしていますので、使用はひかえたいですね・・
まだ、桜には農薬を散布していないので、散布すれば直ぐに効果は得られるのですが・・
なかなか難しい選択です。

皮膜を作るような乳性のものか油質のもの等を混ぜて、対策をすることにしますが、農業でも葉ダニの一種による被害は、少なくありません。
寄せ付けなくなるような成分で、処理はしていますが、このような大量発生時の対策法を低コストで出来、安心に行えるような資材を考えなくてはね。

まだまだ研究することが沢山ありますね~!
如何に安心安全で、作業できるのか。散布して、その成分を吸い込んでしまっても逆に良いことになるような資材を造らなくてはね・・我々研究者の役目です。
完全装備で、水中眼鏡のようなものをして散布している姿を見ると何かおかしい様に感じます。

他にもコスカシバやカミキリ等による被害も多いので、最高の安心資材の研究もしなくてはね。

さて、頑張って行きますか~!