私にしては、怒涛の更新。
決して、小渕君を真似ていません。(爆)
さて、まだババヘッズ初心者マークの私
私は、最近馬場さんを聴くほどに、気持ちが過去へと戻っていきます。
まだ、生きて行くことの苦しみを知らなかった、優しい時代へといざなわれて
いくのです。
タンサンも言ってたね。
過去とリンクすると・・・って。
「ロードショーのあのメロディ」
思い出すのです。
優しかった、愛しかったあの頃を。
そして、心が温かく、少し切なくなるのです。
夕日に染まった高校のグラウンドに上がる坂道を。
部室から眺めていた、バスケット部の彼の練習風景を。
皆で集まっていた、今はなき「エネエネ」というコーヒーショップを。
私と彼は何時間でもそこで過ごした。
一緒に下校した本通り。
今思うと、彼は同級生だったけど、大人だった。
ううん、私が子供だった。
あなたは、我が侭な私を、いつも許してくれたよね。
小渕君の詩じゃないけど、必ず車道側を歩いて、私を守ってくれたっけ。
彼を見上げながら話すのが好きだった。
そこには、いつも優しい笑顔があった。
物静かな彼だった。
私が一方的に怒って、彼が誕生日にくれた香水を割ってしまった時も、彼は
怒らなかった。
「また、新しいの買ってあげるよ」
悲しそうに、そう言った。本当にごめんね。
自転車置き場の自転車を、将棋倒しのように倒した時も、笑いながら、全部
戻してくれたね。ドジだったね、いつも私。
デートの途中で急に振り出した雨。
私の手を握って、駅まで走ってくれたね。
クラブの合宿の夜、こっそり抜け出して、私の家まで来てくれたこともあったね。
親に内緒で、裏庭でお喋りしたんだ。ひそひそと。(笑)
そして、大学進学で大阪へ行く彼を見送った新幹線。二人きりだった。
泣かなかったね、私。頑張ったよ。
彼から何通もきた手紙。
公衆電話からかけてくれた電話。
まるで「コイン」の世界。(笑)
なのに、なのに、私は新しい恋に夢中になり始めていた。
7つも年上のその人を見ていると、彼が、急に幼く見えて。
一方的に告げた別れ。
夏休みだったね。
今でも、お前が好きなんだよ・・・何年か経って、男友達から言われたよ。
でも、今に夢中だった。
残酷だった・・・。
年上の、その人への想いは片思いで終わったけれど。
もう、高校時代の恋は、私の中では完全に終わっていたんだ。
15年ぶりくらいに仲間内だけのミニ同窓会を開いた時、あまりに太って
しまった彼に、思わず吹いたけど。(爆)
何故だろう?
馬場さんの歌を聴いていると、高校生だった頃の彼ばかりが浮かんできて。
きっと、優しい気持ちにさせられちゃうのかな?
ミニ同窓会の時に彼に聞いたんだ。
「なんで、全然手を出さなかったの?」って。
すると彼が言った。
「本当に大切に想っていたから」って。
泣けてくるよね。
私の高校生活が、とっても楽しかったのは、間違いなく彼がいたから。
そして、今でも親友と呼べる女友達の存在があったから。
今度、彼に会えたら絶対に言おうと思う。
「ありがとう。あなたほど優しい人はいなかった」って。