今年の2月、娘が留学中の上海に主人の姉二人と2泊3日の旅行に行った。
それぞれが実家への帰省も兼ねて、埼玉と神戸から前日にこちらに集合。
障害児を持つ主人の上の姉にとっては初めての記念すべき海外旅行。
姪(娘)に会うのも、10年ぶりくらいだろうか。
姉の為にも有意義な旅になるよう、私は事前にネットやガイドブックを頼りに念入りな計画を立てた。
部屋はツイン一つにエキストラベッドを入れてもよかったが、娘も泊めてやりたいと思い、2部屋予約した。
娘とはホテルのロビーで待ち合わせの予定。
娘に会うのは5ヶ月ぶりだ。それぞれが、初めての姉妹での旅行にワクワク♪
飛行機で機内食を食べお喋りに花を咲かせていると、あっという間に着いてしまった。
あ~、こんなに近いんだ~。でも、やはり娘は海の向こう。久々の再会に胸が踊る。
迎えのガイドさんのバンで1時間余りで、ホテルには昼頃到着。
娘はすでにロビーで待っていた。
娘を見て、私の第一声。「太った?」
娘は「やっぱり~?言わないでよ~!」
慣れない土地でこんなに太れるなんて、どんな生活してるんだ?逞しい~!
取り敢えず、お腹がすいている。貴重品をセイフティボックスに収め、即お目当ての「よ園」に。そこには美味しい小籠包の店がある。全員が空腹を抱え目的地にいざ出発!
そこはすごい行列。1階でテイクアウトできるが、少々お値段が高くても、ゆっくり座って食べたいので、3階へ。
注文はもちろん娘任せ。娘が中国語を喋っている。当たり前だが、何だか不思議。
熱々の肉汁が空腹にじわ~と沁みる。お!お!美味しい♪俄然元気が出てきた!
さあ、お腹も一杯。やっとよ園の中をゆっくり巡る。
だが、先程からなんか娘の態度が気になる。タクシーの運転手に対しても、小籠包の店でも、娘はとても横柄だ。運転手にも口調がきつい。ウエイトレスに注文する時も肩肘を付いている。
「ねぇ、態度すごく感じ悪いよ。日本の良い文化を忘れていない?」と私は指摘した。
娘は笑いながら、「これでないと、こっちではやっていけないの。分かってるから!」と言う。
娘の言葉の意味はその後、10分もしないうちに分かった。
タクシーが捕まえられないのだ。順番待ちなどない!早い者勝ち!電車も乗ったが、娘の「さあ!降りるよ!」に手を引かれながらでないと、乗ってくる人達に押し潰されてしまう。買い物中も、言い値で買ったら大損だ。交渉次第でどんどん下がる。
値段交渉は海外では,よくあることで、それはそれで楽しいが、その比じゃない!
初め相当な値段をふっかけてくる。
買い物の交渉は全て娘任せ。時には強気で、かと思うと突如猫なで声で。
「さっき甘えたように言ってたのは何て言っていたの?」と聞くと、「お姉さ~ん、私、学生でお金持ってないのぉ。負けて~、って言ったの」
それを聞いた時には、口があんぐり!あ~、でもやっぱり私の娘だ。しっかり遺伝子を受け継いでいる。
そんなすごい街上海だが、食べ物はとても美味しかった!
北京ダック、上海蟹のフルコース、火鍋、さまざまな点心。
とにかく、食べ尽くした。
そして、ライトアップされた外灘(バンド)のめくるめく夜景。
和平飯店の「OLD JAZZ BAR」での古き良き時代を感じさせる雰囲気の中で聴いたジャズ。
お見事としか例えようのないスリル満点の上海雑技団。
グランドハイアットの87階の「Cloud 9」でカクテルを飲みながら見たパノラマビューの美しい上海。
そして、エステで受けた極上の一時。
私達は上海を思いきり満喫した。
背が低く、私よりも一回り以上も年上の上の姉は、早足で歩く私達に必死で付いてきてくれた。
そして、「美味しい~!」「楽しい~!」を連発してくれる。感謝!感謝!
あっと言う間の3日間。
娘ともお別れの時が来た。
私はやはり最後まで「謙遜とか、奥ゆかしさとか、それはそれで日本の良い分化よ。忘れないでね」と説教をしていた。
娘は「分かってるから」と笑い、私達の車を見送ると、踵を返したように背中を向け、颯爽と上海の雑踏の中に消えて行った。
これからまた、あの凄まじい電車に揺られて帰るのか・・・。
私には娘の背中が一層大きく逞しく見えた。
それぞれが実家への帰省も兼ねて、埼玉と神戸から前日にこちらに集合。
障害児を持つ主人の上の姉にとっては初めての記念すべき海外旅行。
姪(娘)に会うのも、10年ぶりくらいだろうか。
姉の為にも有意義な旅になるよう、私は事前にネットやガイドブックを頼りに念入りな計画を立てた。
部屋はツイン一つにエキストラベッドを入れてもよかったが、娘も泊めてやりたいと思い、2部屋予約した。
娘とはホテルのロビーで待ち合わせの予定。
娘に会うのは5ヶ月ぶりだ。それぞれが、初めての姉妹での旅行にワクワク♪
飛行機で機内食を食べお喋りに花を咲かせていると、あっという間に着いてしまった。
あ~、こんなに近いんだ~。でも、やはり娘は海の向こう。久々の再会に胸が踊る。
迎えのガイドさんのバンで1時間余りで、ホテルには昼頃到着。
娘はすでにロビーで待っていた。
娘を見て、私の第一声。「太った?」
娘は「やっぱり~?言わないでよ~!」
慣れない土地でこんなに太れるなんて、どんな生活してるんだ?逞しい~!
取り敢えず、お腹がすいている。貴重品をセイフティボックスに収め、即お目当ての「よ園」に。そこには美味しい小籠包の店がある。全員が空腹を抱え目的地にいざ出発!
そこはすごい行列。1階でテイクアウトできるが、少々お値段が高くても、ゆっくり座って食べたいので、3階へ。
注文はもちろん娘任せ。娘が中国語を喋っている。当たり前だが、何だか不思議。
熱々の肉汁が空腹にじわ~と沁みる。お!お!美味しい♪俄然元気が出てきた!
さあ、お腹も一杯。やっとよ園の中をゆっくり巡る。
だが、先程からなんか娘の態度が気になる。タクシーの運転手に対しても、小籠包の店でも、娘はとても横柄だ。運転手にも口調がきつい。ウエイトレスに注文する時も肩肘を付いている。
「ねぇ、態度すごく感じ悪いよ。日本の良い文化を忘れていない?」と私は指摘した。
娘は笑いながら、「これでないと、こっちではやっていけないの。分かってるから!」と言う。
娘の言葉の意味はその後、10分もしないうちに分かった。
タクシーが捕まえられないのだ。順番待ちなどない!早い者勝ち!電車も乗ったが、娘の「さあ!降りるよ!」に手を引かれながらでないと、乗ってくる人達に押し潰されてしまう。買い物中も、言い値で買ったら大損だ。交渉次第でどんどん下がる。
値段交渉は海外では,よくあることで、それはそれで楽しいが、その比じゃない!
初め相当な値段をふっかけてくる。
買い物の交渉は全て娘任せ。時には強気で、かと思うと突如猫なで声で。
「さっき甘えたように言ってたのは何て言っていたの?」と聞くと、「お姉さ~ん、私、学生でお金持ってないのぉ。負けて~、って言ったの」
それを聞いた時には、口があんぐり!あ~、でもやっぱり私の娘だ。しっかり遺伝子を受け継いでいる。
そんなすごい街上海だが、食べ物はとても美味しかった!
北京ダック、上海蟹のフルコース、火鍋、さまざまな点心。
とにかく、食べ尽くした。
そして、ライトアップされた外灘(バンド)のめくるめく夜景。
和平飯店の「OLD JAZZ BAR」での古き良き時代を感じさせる雰囲気の中で聴いたジャズ。
お見事としか例えようのないスリル満点の上海雑技団。
グランドハイアットの87階の「Cloud 9」でカクテルを飲みながら見たパノラマビューの美しい上海。
そして、エステで受けた極上の一時。
私達は上海を思いきり満喫した。
背が低く、私よりも一回り以上も年上の上の姉は、早足で歩く私達に必死で付いてきてくれた。
そして、「美味しい~!」「楽しい~!」を連発してくれる。感謝!感謝!
あっと言う間の3日間。
娘ともお別れの時が来た。
私はやはり最後まで「謙遜とか、奥ゆかしさとか、それはそれで日本の良い分化よ。忘れないでね」と説教をしていた。
娘は「分かってるから」と笑い、私達の車を見送ると、踵を返したように背中を向け、颯爽と上海の雑踏の中に消えて行った。
これからまた、あの凄まじい電車に揺られて帰るのか・・・。
私には娘の背中が一層大きく逞しく見えた。
強くなければ生きていけない世界ですね。
そんな中で娘さん、素晴らしい
逞しく異国の地で頑張ってらっしゃるのですね☆
言語だけじゃなく、文化も勉強するにはやっぱり現地が一番なんですね。。。
私はきっと中国では生きていけないな・・と思いました。
それにしても小籠包、北京ダック、上海蟹・・・
あ~食べたい~~~!
食いしん坊の私にとっては、たまらない文章です
だから太るんだな・・・私
・・そっか!娘さんもそれでふっくらされてるんですね!!
急激な資本主義の浸透で皆がそんな感じなんでしょうね。
「もうかれば何やってもいい」みたいな・・・
そんな中で一人異国の地で頑張ってるんですね。
逞しくもなりますよね~。
その逞しさが、日本に戻ってきた時
日本の優しさとブレンドされると
素敵な大人の女性になれそうですでね
我が家の子供も只今中国留学中!(中国だけではものたりなくなってきています。いつ日本に帰って来るやら)
異国の地で充実した日々の様です
留学前に大学の先生に
「『中国だから中国人がしてるから』の考えを持って留学生活はしないでほしい。あなた方は日本人なのですから」と言われ出発しました。
いざ生活が始まるとその言葉とは反対に『郷に入れば郷に従え』を実行しなければいけない事が多々あるとか。
しかし、やはり日本人しての誇りがそうさせないとかでギャップに苦しむことも暫し。
日本人であることは勿論、生まれ持っての性格とか育ちが大きく影響するみたいです。
お互いに色々問題報道されている中国に子供を送り出し、心配事は数々あれど
留学期間が終了しあらゆる面で大きく成長した子供の姿を楽しみに(娘さんはもうかなり成長してるみたいですが)エールをおくりましょう。
ps:夏休みは娘さん帰国して来るのですか、また楽しい親子の団欒話楽しみにしています。
大学の第2外国語で中国語取ったんですが、もー全然分かんなくて!
しっかり勉強されて、実際に中国で生活されてる娘さん・・尊敬します☆
中華料理はちょっと苦手なんですが、みゅうさんの文章読んでるとすごく食べたくなりました^^♪
いいな~。。
うちの子供たちも、いつか、こんな風に親をひっぱってってくれたりするのかなぁ~♪♪
頼りになる地元民(娘さん♪)が居てくれたおかげで、楽しい美味しい三日間になったんだね。
エステまで~!!!極上だ~
私もあそこでは生きていけません。汗
でも、食べ物は本当に美味しかったよ~!
もし、上海に行くことがあったらお勧めのお店教えるね!
あ!tekちゃん、よだれが・・・。笑
日本の文化、忘れないで欲しいですね~。
うまくブレンドされるといいんですが、元々強い娘ですが、バージョンアップしている気がして・・・・汗
帰省してすぐに以前いたコンビニでバイトをしていますが、一応礼儀正しい接客をしているようです。
ママンさんのお嬢さんと同じ年なのかな?
そうなんですか?お子さんも中国にいらっしゃるのですね!しかも、それだけでは物足りないなんて、何て素晴らしいんでしょう!
我が家の娘は、もう海外はこりごりみたいで、卒業出来る日が待ち遠しいみたいです。
やっぱり、日本が一番みたいです。
チョコさんのお子さんは次は英語圏かな?
めざせ!マルチリンガル!ですね☆
また、色々お話しましょう!
是非、遊びにいらして下さいね♪
トトちゃんにも、先生になるという明確な目標があって凄いと思うよ!
トトちゃんや娘を見ていると、一所懸命で尊敬します。
無理はしないようにね!
どりちゃん家は頼りになるお子さんが3人も!
いつか、イチローのように稼いでくれるかも!!
その時はおこぼれ頂戴ね♪