古布リメイクアート「美映子の部屋」

古布をリメイクして現代の暮らしの中に癒しを取り入れて~

伊勢神宮「御師料理」

2017-03-17 11:06:20 | 日常

 

江戸時代、お伊勢参りは東京から徒歩で片道13日ほどかかったそうです。

それでも人々が伊勢を目指したのは、天照大御神の崇高心と伊勢神宮の御師の存在があった。

御師とは、伊勢神宮の外交や広報担当として伊勢の魅力を広める観光大使

伊勢神宮を訪れた人たちにおもてなし料理を振る舞い、宿泊もさせる

一般的には「おし」と読みますが、伊勢神宮では「おんし」と呼びます。

伊勢市宮町に、当時の面影を多く残した現存する日本で唯一の御師の館「丸岡宗太夫邸」

があります。(昨年ブラタモリでも放映されました)

 

今回縁があって、伊勢神宮と深い関わりのある、元某大学教授のおもてなしの宴に招かれました。

300年前の御師料理を再現した料理に、興味津々でした。

写真だけでも当時のお料理をお楽しみください。

 

お品書き

 

 魚  大根 きくらげ せうか たれ ほうつき   汁 つみ入れ つほしいたけ 二つは

にもの いせいか 角こんふ

さしみ 鯛 いりさけ(酒と梅を煮詰めた醤油の役割)

やきもの  小鯛 かけしほ

大にもの  つきあわひ ほしえひ くすきり

かうのもの なし物 ふくため 吸い物 みル

味わうのが必死で、あへものの写真が抜けています~

以上、お料理は伊勢の老舗料理旅館「おく文」http://okubun.jp/でした。

 

 

 

館内には古文書の屏風や額や掛け軸が飾られ、落ち着いた雰囲気の中、館主の詳しい説明を聞かせていただき

ひと時タイムスリップしたいい時間を過ごせた事に感謝です。

お料理は言うまでもなく、添加物や人工調味料を使わない素材を活かした素朴なお味でした。

 

地元にいて、伊勢のことまだまだ知らないことが沢山あり、この歳になって教わることがいっぱいです~

一生勉強やね・・・

 

現在の丸岡邸