温泉旅行から帰ってきました。
本当は22日に帰ったのだけど、旅先で風邪をひいた母とその日は実家に泊まりました。
でもいざ実家に帰ると、働き者の母はいろいろ動き出し、私はいつものぐーたら娘に・・・すまないです(=_=)
昨日家に戻ったら、ため息がでるほど家事がたまっていました。
仕方ないですね。
さて、旅行は箱根に母と息子達と父の遺影を持参して行ってきました。
のんびりと周りにある美術館も回りました。
いろいろ回りましたが、「星の王子様ミュージアム」を見て、この物語世界が可愛いだけでなく、作者サン・テグジュペリの哲学が込められた物語なんだなと感じました。
恥ずかしながら、まだ読んだことがなかったのです。
それで泊まっている部屋に「星の王子様」の本が置いてあったのを思い出し、部屋に戻ってから読んでみました。
王子様は子供特有の、一度気になり出したら答えてくれるまで何度もしつこく大人に質問します。それに答える大人たちの言葉に無邪気に、でも鋭い洞察力で矛盾をついてくる。
考えてみれば王子様は子供だけど一人で生きていて、自分の星を管理し花を養っていた。同い年の子供との交流はない。実は子供の姿のまま人間よりはるかに長く生きているのかもしれません。
誰かに頼らず生きていて、愛し慈しむことも知っている。
王子様が納得できた相手は作者と狐と蛇
狐は言いました
「本質的なものは目に見えない」
「君は、君の薔薇の花に永久に責任があるんだよ」
これはまさしく古代のインド哲学。この狐さんの言葉はまるで修行僧のようです。
蛇には命と引き換えに元きた星に戻る相談をする
もちろん王子様だって怖いのです。でも戻る責任がある。
これまでのようにひらりひらりと星を伝って元の星に戻ることはできないのだろうか・・・
そんな全てのいきさつを、王子様は作者にだけは心を開いて話をする。
二人はウワバミの絵のなかにいる象が見えるし、箱の絵のなかにひそむ羊が見える。
小さな星に帰る王子様は作者に夜は空を見上げてと言う
その星は小さすぎてどこにあるかはわからないけど・・・
「僕は、無数の星の一つに住むんだ。無数の星の一つで笑うんだ。だから、きみが夜、空を見上げると、さながらあらゆる星が笑っているみたいだろう。」
その言葉に胸を打たれました。
なんだかこの時だからこそ出会って読む物語だったような気がします。
なんだかのんびり旅行記にならなくてすみません。
ちょっと心の旅行をしてまいりました。
本当は22日に帰ったのだけど、旅先で風邪をひいた母とその日は実家に泊まりました。
でもいざ実家に帰ると、働き者の母はいろいろ動き出し、私はいつものぐーたら娘に・・・すまないです(=_=)
昨日家に戻ったら、ため息がでるほど家事がたまっていました。
仕方ないですね。
さて、旅行は箱根に母と息子達と父の遺影を持参して行ってきました。
のんびりと周りにある美術館も回りました。
いろいろ回りましたが、「星の王子様ミュージアム」を見て、この物語世界が可愛いだけでなく、作者サン・テグジュペリの哲学が込められた物語なんだなと感じました。
恥ずかしながら、まだ読んだことがなかったのです。
それで泊まっている部屋に「星の王子様」の本が置いてあったのを思い出し、部屋に戻ってから読んでみました。
王子様は子供特有の、一度気になり出したら答えてくれるまで何度もしつこく大人に質問します。それに答える大人たちの言葉に無邪気に、でも鋭い洞察力で矛盾をついてくる。
考えてみれば王子様は子供だけど一人で生きていて、自分の星を管理し花を養っていた。同い年の子供との交流はない。実は子供の姿のまま人間よりはるかに長く生きているのかもしれません。
誰かに頼らず生きていて、愛し慈しむことも知っている。
王子様が納得できた相手は作者と狐と蛇
狐は言いました
「本質的なものは目に見えない」
「君は、君の薔薇の花に永久に責任があるんだよ」
これはまさしく古代のインド哲学。この狐さんの言葉はまるで修行僧のようです。
蛇には命と引き換えに元きた星に戻る相談をする
もちろん王子様だって怖いのです。でも戻る責任がある。
これまでのようにひらりひらりと星を伝って元の星に戻ることはできないのだろうか・・・
そんな全てのいきさつを、王子様は作者にだけは心を開いて話をする。
二人はウワバミの絵のなかにいる象が見えるし、箱の絵のなかにひそむ羊が見える。
小さな星に帰る王子様は作者に夜は空を見上げてと言う
その星は小さすぎてどこにあるかはわからないけど・・・
「僕は、無数の星の一つに住むんだ。無数の星の一つで笑うんだ。だから、きみが夜、空を見上げると、さながらあらゆる星が笑っているみたいだろう。」
その言葉に胸を打たれました。
なんだかこの時だからこそ出会って読む物語だったような気がします。
なんだかのんびり旅行記にならなくてすみません。
ちょっと心の旅行をしてまいりました。
『星の王子さま』は中学生ぐらいではじめて読んで以来、何度か読みかえしている大好きなお話です。
年を経て再読すると、感じ入るところが昔とはずいぶん違っていて、おもしろいです。
すぐれた物語というのは読み手が育つのを辛抱強く「待っていて」くれるものなんだな、と読み返すたびに思います。
時節柄すみませんが(笑)、昨年監督デビューしたリウイエさんがインタヴューにこたえて、自分の息子を主役にして『星の王子さま』を撮ってみたい、とおっしゃっていて。
かつて、恰も「王子さま」であったようなキャラクター(藍宇)を演じた彼が、今度は飛行士の「ぼく」を演じるのかしらとか、いろいろ想像してわくわくしております(笑)。
私は結構未読な物語が多いんです。恥ずかしいですが。
この物語を中学生の時に読んだらどう感じていたろう・・・いやそれ以上にレッドさんが中学生のときにどう感じたか気になります(^.^)
今人生の折り返しを過ぎた頃に読むと、痛烈な人間皮肉と死生観が見えました。
考えてみれば飛行機乗りはいつも生死の境にいて、地上で訳知り顔で生きている人々を俯瞰していたのかな、なんて。
リウ・イエさんの可愛い坊や諾一(ヌオイー)ちゃんが星の王子様なんて、ピッタリです。ママンはフランス人だから、もしかしたら原語でこの物語を聞かせてもらっているかもですね。
そしてリウ・イエさんもこの物語に思い入れがあるのか~って思うと嬉しいし、どんな世界観を見せてくれるのか見てみたいです。
星の王子様を想起させる「藍宇」
そうですね。彼は愛する事の本質を知らせるために地上に現れて、役目を果たした時に星に帰った王子様のよう。
諾一王子様バージョンも無邪気な笑顔で愛情の大切さを教えてくれそうです。
父子二人ともチャーミングで王子様☆
そして泊まったホテルはハイランドです。実は以前レッドさんのブログで紹介されていて良さそうだなと思っていたのです。
レッドさんにはブログやお会いした時の話でいろいろ影響をいただいてます。本当に足を向けて寝れません☆
私も「星の王子様ミュージアム」行きましたよ
サン=テグジュペリというお名前以外、本当に全く何も知らないまま...本も読んだ事がないまま...
メルヘンチックなモノを想像して入ったら、かなり戦争色が強くてビックリしました
なので、彼が飛行機乗りで何度も墜落したりした事や、戦時中を再現した部屋の印象ばかりが頭に残ってます
ミュージアム併設のレストランには行きましたか?
ちょっといいお値段でしたが、ビーフシチューとクレームブリュレが絶品でした
いつもブログを愛読させていただいるので、コメントいただけてちょっと緊張、そしてとても嬉しいです♪
私も殆ど知識がないままメルヘンチックな建物の外観に誘われて入ったら、郵便飛行機の職場の再現や、戦闘機の写真など、思いの外ハードな世界で驚きました。終わり近くに広い一室がうわっと物語世界の再現になっていて、イラストをそのまま立体にした展示がありました。
物語も子供というよりどちらかと言えば10代半ば以上が対象なもののようですね。
ミュージアムには午後に行ったのでレストランには行かなかったのですが、なるほど、クレームブリュレにそそられます~
ショップには行きました。そこで狐と王子様のイラストが入ってるマグカップを買いました♪
物語も読んだし、いつかまた行きたいです♪
そして、星の王子様ミュージアムに行きたくなりました。子供だましの展示と、王子様のキャラクターショップかしらと、何度も箱根に行ったのに、失礼で勝手な想像をしていました。
私は本好きな叔父に、小学生の時に、合計三冊、心に残る本をプレゼントされました。「古代への情熱」「ミツバチの世界」そして、「星の王子様」です。古代への情熱は、子供時代に読んだ本を本当のことと信じ、本当に古代遺跡、トロイア遺跡を発掘したシュリーマンの伝記。ミツバチの世界は、ミツバチや犬は人間には識別できるのに、識別できない色がある…的な科学読み物。
星の王子様は難解で、何を作者は言いたいのか、わかりませんでした。
しかし、好きな本は何度も読むタイプだったので、星の王子様は、何度も折に触れて読み返しました。その時々の感想が変わるのも、また楽しいもの。でも、何度読んでも、その挿し絵もあいまって、帽子の絵が、実は象を飲み込んだウワバミという箇所に釘付けになるのです。
見えないものを見ることができる純粋な、濁りのない子供の目。
そして、私は先のシュリーマンもその一人ですが、子供の心を持ち続ける大人に憧れるようになりました。
父が出張の度に買ってきてくれる本の中にも、子供の心を持ち続ける素敵な主人公達が沢山いました。
全員、空想好き、想像力がたくましい。そして、それを本当に実現してしまうのです。おとぎ話が好きなのかも知れませんね。(笑)
星の王子様の作者、サンテグジュペリは、飛行機で郵便を配達するパイロット。大戦中は敏腕空軍パイロット。彼の自伝的小説「夜間飛行」はお薦めです。
さてさて、星の王子様ミュージアム、行こうかなあ?
きっと物語を知った後に見ると、ひとつひとつの資料が後の作品につながる経緯がわかりまた興味深いと思います。
このミュージアムを作った人達の思い入れも感じました☆。
本をプレゼントしてくれたご親戚、お父様。本は形あるものだけどその中に書かれている世界は目の前に見えないもの。だけど今も心に残って生きている。
狐の言った言葉は本当だなぁって感じます。
私の親も小学生の時にいきなり少年少女文学集をひとそろい購入してくれました。いろいろな物語に出会い、読書好きの息子2も読んで楽しんだのだから、それこそ親子2代に大きなプレゼントをしてくれたのだと今思うと愛情を感じます。その全集は今わが家にあります。
狐の絵もかわいかったですね♪