じゃんご酒屋の嫁っこ日記 ひなとFANKYな家族たち 2nd

秋田の小さな酒屋の嫁っこが始めたブログを夫が引き継いで書いてます。娘の事、日々の事、お酒の事を気ままに書いてます♪

蔵開放弾丸ツアー 福小町編②

2010年02月13日 | 日本酒
引き続き、おどぉちゃんだんす

蔵の中へと進むと目の前にラッピングでグルグル巻きにされた物体がそびえ建っていました


なんだ

須田さんが「それはかつて焼酎を造っていたときの蒸留機です

なんですとーーッ
初めて見たーーッ


さらに話を聞くと・・・
なんとこの蒸留機、当時の蔵人さん達の手造りなんですと

ま~~すごい
当時は北海道などに販売していたそうです。
現在は使われておらず、活躍の機会は無いそうです。

実は酒造免許と焼酎免許の両方を持っている酒蔵さんって多いんだすね

この福小町さんのタンク室は「酒母室」と「タンク室」が同じ部屋の中に存在するんだす
(通常は「酒母室」、「タンク室」と分けています)

タンク室に行くと杜氏さんがいらしてご挨拶させていただきました
とてもニコやかな杜氏さんでした

(写真は杜氏さんではないです)
ちょうど蔵人さんが櫂入れ途中でした
タンクの中には福小町さんではとなる低精白タイプの酒(精米歩合80%)

蔵人さんも「初めての低精白だからね~といっていました
明るい顔から出来栄えは上出来のようですね


見てわかります
わかりませんよね

福小町さんでは県内唯一の「石造りの酒槽(ふね)」を所有しているんだす
鉄製や木製が多い中、「石造り」ですよ
現在は使われておらず、
「この酒槽(ふね)で搾った酒はどんな味わいを出すんだろう」という妄想でいっぱいです
いつか、この酒槽(ふね)で搾った酒が呑める事を切に願いますねぇ~

最後に直接、酒造りには関係ありませんが・・・

これは昔、使われていた「木製の水道管」です
見事にくり貫かれた技術に圧巻です

朝から押しかけたオラを丁寧に出迎え、案内してくれた須田さん・杜氏さん・蔵人さん・福小町の皆さんありがとうございました



蔵開放弾丸ツアー 福小町編①

2010年02月13日 | 日本酒
こんばんわ
おどぉちゃんだんす

今日は湯沢市の酒蔵「福小町」さんの蔵開放へといってきました


福小町さんは元和元年(1615年)創業、390年以上の歴史を持つ秋田県内でも屈指の老舗酒蔵元さんです。
かつては男山福娘という銘柄を抱え愛され続け、現在の「福小町」へと続いています。






入ってビックリ
とにかくキレイなんです

歴史ある蔵や酒造りの道具はそのまま維持、展示されています

普段お世話になっている営業の須田さんがいらっしゃったので通常の見学コース以外のところまで見せて頂きました

扉の向こうの秘密の世界へ



モクモクと蒸気を上げ酒米が蒸し上げられている途中でした
蒸し釜の中には希少酒米の「亀の尾」が入っているそうです。


「瓶火入れ」作業に使われる機械。

長くなりそうなので中途半端ではありますが・・・
続きます