野根キッチン

東洋町郷土料理『こけら寿司』の
継承と販売に熱いおばちゃんグループ

テレビの取材です

2011-06-18 23:26:00 | こけらずし



こけらずしの取材を受けました。
大きな『こけらずし』を希望されたので、1斗用の桶で作りました。
桶の大きさは横45センチ 縦35センチ 30センチ ぐらい。







昔(60年くらい前でしょうか)は、
『こけらずし』を作るのは男の人の役目だったそうで、
この桶に1斗の酢飯を押し込んだそうな。
今回、私たちがこの桶で作りましたが、酢飯の量は8升でした。

年寄連中に聞くと、
「昔のこけらは、餅のように、ぎっしり詰まっちょった。」
「投げても壊れんかった」
らしい。

お祭り、祝い事の折には皿鉢料理でお客をしてきましたが、
この皿鉢で一番先に盛られるのが『こけらずし』です。

小さく切ったこけら寿司を皿鉢の後方に並べ、
その上に、鯵の姿寿司や巻き寿司などを乗せますので、
しっかり圧せてないといけない訳です。

 


すし桶に詰めたら重石を乗せて1時間おきます。
カメラマンさん デレクターさんが
「そんなに乗せるかえー」
「ホンマかえー」と、
驚きの声が聞こえ、私たちも苦笑しました。

今私たちが作っている『こけらずし』は
昔のように酢飯を詰め込まず、少し小ぶりにした『こけらずし』です。
数年前、イベントで販売した折、
「これは、昔のこけらずしと違う」と、
お叱りを受けましたが、
「はい、今のこけらです。野根キッチンのこけらです」と、
答えたのを思い出した。






3人で『こけら』を作ったので、
今日の朝市準備はメンバー一人。
朝市当番さんも大変でした。

お疲れ様。 

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