独りで生きられない
死ぬのが怖い
そう思う事はない
昔からそうだった訳ではなく心細くて倒れそうになった事は山ほどあった
倒れても泣いてもいられなかった
誰も助けてくれない
誰も支えてくれない
守るものがあったから
二人の子供を守るため必死だった
強くなくてはならない分
本当に心細くて怖かった
自分一人の為だったらあんなに頑張れなかった
頑張ったね
あの頃の自分を褒めてあげたい
役目を果たし独りになって守るものがなくなった今
自分の事だけ考える事になった時
死ぬのも独りも怖くない人間が出来上がった
あの必死を経験しなければたどり着けない場所
そう思う