子供の頃は
1日たりとも、涙を流さない日がなかった
幼少期からの日々が自己の形成に大きく影響を受けていたのをはっきりと自覚したのが
今年になってからだった。
身体の痛みで、働きに出る事ができず、
その時間が、ストップをかけられたその時間が
私にかかっていた鎖のような呪縛を
一つ一つ外す時間になっていた
47歳になってやっと
遅すぎたのか、
いや、気づいただけでもすごいのか
自分の事が、俯瞰して客観的に理解するようになったのは、つい最近の事だった
人というのは
たいてい、そばにいる人の影響というものを強く受けるもので
良いものも悪いものも
言葉遣いが大変悪いたとえだが、
人の影響に被爆されて私達は日々を生きている
離れてわかる事がある
涙が溢れて眠れなくなる時がある
今も昔もずっとそう
私は毎日よく泣いている
人はね
多かれ少なかれ、みんなそう。
幸せそうに、何の悩みもなさそうに見える人も
多かれ少なかれ、皆、悩みや苦しみを抱えて
涙こぼしながら、そんな素振りをつゆとも見せずに
ニコニコと笑顔で生きているものだ
悲しみを知っている人は
強い
そして優しい
苦しくても辛くても
そんな素振りを見せずに笑っている
父親を11歳で亡くして
中学を卒業してからずっと
真面目にコツコツと働いて
家庭を持ち、3人の子供をちゃんと学校に行かせて
育ててくれた
そんな父親の背中を見てきた
父から沢山の事を今でも学んでいる
その父の姿を思い出して
またいろんな事を考える
弱音を吐くことはないし、我慢強いし
卑怯なことも、
人を騙すようなこともしない
やられたからやり返すなんてこともしない。
大切なことは人に相談しない
自己責任のもと
必ず自分で決断する
でもね、何度も繰り返し自分に問うんだよ
その上で、覚悟をして
答えを出している
人のせいにして何になるの