息子が住むクロアチアに来ています。
クロアチア国立劇場です。
バレエ くるみ割り人形の公演を見ました。
、
英語を全く話せない私ですが
クロアチア語の挨拶を覚えてあとは笑顔で何となくやっています。
私は今年で50歳になるのですが、
クロアチアに来てみて昔の日本と似ていると感じました。
私が幼少期の頃の東京を思い出します。
クロアチアはほんの20数年前まで内戦で苦しんだ歴史があります。
そのせいもあると思うのですが(個人的感想です)
人がとにかく優しいです。治安もとても良いです。
女性が夜一人で歩いても(もちろん十分に気をつけるのはどの国でも同じと思いますが)危険な感じはありません。
戦後の日本は今よりも人が温かくて優しかった。
困っている人を見たらすぐに声をかけて手伝ってくれる人が沢山いた。
私は戦後28年生まれ(昭和48年)だけど、
今のクロアチアに自分の幼少期の頃の日本人の温かさの感覚を思い出すのです。。。
クロアチアは挨拶の文化でお店に入るときやアパートで他の住人とすれ違うときも必ず挨拶を交わします。
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実は大学生の娘と一緒にクロアチアに来たのですが、
到着してすぐに娘の病気が再発してしまいクロアチアの病院に入院しました。
海外でどうしたらいいのかわからず混乱する私達を
息子のカンパニーの皆さんが
救急車や病院の手配から入院手続きまで付き添ってサポートをして下さいました。
言葉が通じない問題やどう行動すれば良いのかわからず混乱する私達を
クロアチア語を話せるカンパニーの先輩が仕事から抜けてアパートまで来て下さり、入院からその後の事務手続きの時も通訳のために来て下さって私達をサポートをしてくださいました。
カンパニーのディレクターもとても心配してくださいました。
病院の紹介や救急車の手配など迅速にカンパニーの方々がサポートして下さりました。
皆々様に多大なご迷惑をお掛けしてしまい
言葉にならない申し訳なさと
深い感謝の気持ちでいっぱいです。
娘は順調に回復して明日退院予定です。
本当は今日日本に帰国する予定でした。
二週間クロアチアに滞在して帰国する予定でした。
娘はクロアチアザグレブの病院で二週間入院になりました。
娘が入院したときは私も茫然自失で頭が働かなくて
娘に申し訳なくて
そのときの感情は今でも言葉に表せません。
クロアチアの医師、看護師、スタッフの皆さん、
入院患者の皆さん
とても親切で優しくて、入院している娘が面会して二回目のときに『ここは病院なの?』と聞いてきました。
日本の病院でも入院していたので
人の対応の違いを一番感じたようです。
もちろん日本と違って土足だしトイレやシャワーに対して使うのをためらっていますし、言葉が通じない不自由さはありますが
娘は日本のときよりも寂しさがなく安心して自由に過ごせているようです。
病状の安定した患者さんは病室を移動して、部屋から自由に行き来出来るようになり、バルコニーに出てお茶をしたり団欒したりタバコを吸ったりしています。
外に出ては行けないことになっていますが、
軽く散歩している患者さんもいるようで
本当に患者さんなの?と思うくらい、お化粧してきちんと服を来て病室を行ったり来たりして他の患者さんとおしゃべりしていました。
見た目よりも入院食は美味しいようで
そういう話しも聞けて安心しました。
日本では退院するまで面会が出来なかったのですが、
クロアチアでは毎日面会が出来ました。
病状が安定した娘は今はスマホも持てて差し入れしてもらいたいものを連絡してくれます。
音楽を聞いたりして自由に過ごせています。
言葉にならない程自分のダメさを感じました。
この事を忘れずに、今を懸命に人を大切にしてこれから生きていきたいです。
娘が退院したらとにかくゆっくり過ごして
ビザ期間の3月までクロアチアに滞在して娘の体力回復に努めたいと思っています。