平々凡々

読みたいと思いながら少し後回しにしていた本をAmazonでサクっと買いました。



瀬島龍三さんの自伝です。
山崎豊子さんの不毛地帯を読んで、モデルが瀬島さんと知り興味を持っていたのがきっかけですが、
元軍人のエリート中のエリートで、戦後は10年以上もシベリアで抑留され、帰国してからは伊藤忠商事に入社、その後は会長まで務めたって経歴を聞いただけでも
興味が湧いてしまいますよね。
仕事で伊藤忠さんには出入りする事も多いのでなおさら興味深々。で、自伝があると知ってから読んでみました。

故人の評価は専門の方にお任せするとして、
大正、昭和初期当時の若者の気質や生活、陸軍幼年・士官学校での生活、外交の裏側、シベリア抑留の実態、戦後の政界の事・・・などなどとても勉強になりました。

私も含め現代人にはあまり理解できない精神的な部分もままありますが、こういった方の生き方は真似できずとも、とても参考になる事が多く・・・。
とは言っても凡人中の凡人である私の場合は、さあ明日から何かとてつもない事を始めよう！ってわけでもなく、
いつも通りに家族の為に仕事を頑張ろう、程度しかやろうと思っていませんが笑

そういや、どこかの会社のお偉いさんが愛社精神のないヤツはダメだとか、愛社精神の無いヤツは評価をしないとか吠えているようですが、どうなんですかね。
家族の為、自分の為、生活の為、お客様の為・・・もちろん会社の為も含め、頑張る理由なんて何でもよくって、結果会社に世間に貢献できたらそれでいいのに、って思っちゃいますけどね。
っつーかそもそも、愛社精神って強制されるものではなくて、自然と醸成されるものだと思うけどなぁ・・・。
そもそも部下に対して愛社精神があるかなんて目で見たことも無ければ、望んだ事すらただの一度すらないのですが、自分が間違っているのかな・・・。

と言う事で、とりとめの無いことを書きまして、今日を締めたいと思います。
明日も頑張ろ。