就職戦線異常あり？？？

初めて新卒予定者の面接官をやった。
具体的な内容はここでは明かすことはできないけど
グループディスカッションの審査、その他いろいろな審査を行い
彼らの「特性」「適正」を見極めていく。

俺が特に注視したのは、人としての「センス」と「意欲」。
知識なんて社会出てから勉強したって十分身に付くと思う。
実際、現場での経験で得た知識はより実践的だ。
マナーなんて、そんなにひどくなければ社会出てから十分矯正できる。
大切なのは「不変的な人間力・人間性」・・・ここをしっかり見たかった。

社会ではまだまだ未熟者の俺が、大げさな話、彼らの人生を決めてしまう。
会社の未来をも決めてしまう。
そんな思いが良い緊張感を与えてくれた。
自分事以上に俺も必死にやらなくては。それが彼らへのマナー。
前夜睡眠３時間でも３時間の間、一切睡魔は「訪れず」。

人を見るのは、自分を鏡で見ているような気もした。
彼らの更なる未熟ぶりは目に余るほどついたけど、
その新鮮で真剣なまなざしは俺に新しい何かをくれたような気もする。
こんな良い機会を与えてくれた会社に心から感謝したいと思う。

ちなみに・・・今期就職戦線は結構エグイ方法で金融機関が優秀な学生を
総取り状態だという。売り手市場か・・・俺の就活時代とは正反対。
俺は適当～な就活でした。それで３戦３勝・・・半年で辞めたけど♪

そういや、今日見た学生約２０名の中で１人だけ最後まで無言なヤツがいた。
何しに来たんだろ？？？あんな朝からわざわざ来て「白紙」で帰った彼の
気がしれない。ま、お陰で俺も悩まずに済んだけど・・・。