食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『遅いぶどう狩り』

2013年09月15日 16時52分42秒 | 日記

ここから山を越したところにある、広瀬町のブドウ園に行くのが夏の恒例行事。ところ

が今年は猛暑でぶどう狩りに出かける気分にはなれず、やっと行ってみようかと思っ

たら今度は雨が降り、最後のチャンスで今日出かけることにした。急きょ設定したもの

だから、いつものフルメンバーにはならなかった。到着し受付にいくと、おばさんが開

口一番『今年は天候不順で例年の1/3くらいしか実が付かなかったから、今日が最終』

とご説明あり。

春先の水不足、猛暑により木が焼けたり、実が付いてから先刻来の雨で裂果、その実

が腐りコバエがついて、他の房に伝染と惨々な目に遭った後のぶどう狩りだから、気の

毒がってくれた。普通は大人1000円だけど900円にまけてくれ、子供たちは無料にして

くれ、さらに蚊が多いからと蚊取り線香のサービス。デラウェアは終わっていたがそれで

も未だ食べられる房が残されており、探せば幾らでもあった。シーズン真っ盛りなら大き

な房が沢山ぶら下がっている風景なのに、形の崩れた小さな房がポツポツと残っていた。

それでも巨峰、安芸クイーン、マスカット、シャインマスカットなど大粒のものばかりだから、

食べると直ぐにお腹が膨れてくる。子供たちには食べられるだけの房をとるようにさせ、

お食べ、お食べと囃し立てる。

種類で違う味を楽しんだのは最初だけで、腹が太くなると味わうというより取った房を消化

する義務のようになり、段々とテンションが下がる。それでもぶどう狩りのコスパはいい方だ

と思う。食べた量を値段換算すると明らかに劣るのは梨狩りだ。大きいものになると2つ食

べれば十分で、しかも硬いから腹持ちがよくある程度食べるともう入っていかない。リンゴ

狩りにしても種類によるだろうがコスパは余りいい方ではないと思う。何はともあれ、食べら

れるだけ食べてお腹は一杯と言いながら、昼ご飯は何を食べる?と自然に聞く。人間の腹

は胃袋が決めるのではなく目と頭で決めることができるから別腹の隙間が作られると解説

読んだが、本当にそのようだ。

 

                     巨峰                        安芸クイーン


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