こまわり君の伝記

住まいの専門店 コスモ住研です。お住まいの住環境に対する不便不満不快を解決する仕事をしています。

70年前の民家が現代に甦る ・ 第二話

2009年03月04日 | コスモ住研日記
皆様こんにちは・・・設計士の田原です。
今日は想い出の寝室と不思議なトイレについてご紹介します。

桧の香りが部屋一杯に溢れています。新しい寝室です。
元は和室の書斎でした。窓も見晴らしの良い出窓に変えたので部屋が明るく
なりました。部屋の真ん中に7寸の大黒柱があります。
あえて部屋の中に残しました。
寝室は収納を考える大切な場所です。収納は二間半の造りつけにしたり
階段を新しく移動して納戸も3帖確保したのでたくさん収納できます。
寝室を南向きにしたので最高の部屋に仕上がりました。
壁は珪藻土です。夏も冬も調湿してくれます。
寝室の入口のドアには門田順子作のステンドグラスが
クラシックさを演出してくれています。





不思議なトイレ
出入口は引戸なのに吊り戸です。扉は納戸の中に入っていきます。
敷居もレールもありません。考える場所としては最高です。
新しいアイデアがどんどん生れるでしょう。
車イス対策と施主は言われましたがその時はカーテンで十分でしょう。
・・・(笑い)中でメモが取れるように棚を作っていますので
きっと新しい発想が生れると信じています。

施主の強い要望で造りましたが、戸の考え方に新しいひらめきが誕生しました。
確かに最近ハンガードアはよく採用しています。果たして戸は閉まっている時が正常なのでしょうか。
田原はノーと考えています。

次回は、和室を吹抜けのリビングに大変身と昭和30年代の食事室について
お話をします。

コメント
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