古森病院@福岡市博多区 病院管理者のブログ

ベイサイドプレイス近隣にある長期滞在型病院です。投稿記事は管理者の独自見解であり、医療法人の見解ではありません。

今日から「健康増進法の一部を改正する法律(平成30年第78号)」が医療機関で施行されます。

2019-07-01 13:34:56 | 日記
古森病院@福岡市博多区です。

今日は 医療機関(その他学校、児童福祉施設など)は「原則」敷地内禁煙一斉施行の日です。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000189195.html

当院ですが、当院は以前から建物内禁煙の扱いであり
呼吸器科や循環器内科を標榜する医療機関としていかがなものか
というところがあるものの、院内における諸般の事情で 
現在のまま屋外喫煙所を残す形での 建物内禁煙で続行の予定です。

敷地内禁煙は問題が多すぎる と管理人は思っています。
(ちなみに管理人は喫煙の経験はありませんし、タバコは(大)嫌いです。)
仮に敷地内禁煙にしたとしても
喫煙者は当然 煙草が吸えるところに移動しますから
自分のところの敷地さえ禁煙ならいいのか!!と近隣から苦情が来ますし、
喫煙して判断能力が低下するわけでもないので、喫煙マナーを守ってさえいれば
吸ってはいけないとも言えません。
そんなにいろいろ問題なら「売らなきゃいいじゃないか!!」とさえ思います。

院内の諸般の事情や前述の意見はさておき

管理人は以前から「喫煙よりアルコールの方が性質が悪い」
と思っております。

アルコールは喫煙と異なり、受動飲酒などはあり得ないのですが
依存症に発展すると、結果的に仕事先や家族を巻き込んで(受動喫煙の比ではない巻き込みぶり)
パワハラ、離婚、失職、自殺、孤独死・・・などの展開が少なくありません。
相談窓口に相談しても、何の解決も得られないことが多く、(医療保護を含む)入院を繰り返しながら
肝機能悪化や吐血、腹水、各種癌との闘い・・・。どうしてタバコだけが医療費増大の
やり玉に挙げられるのか 不思議で仕方ありません。

一方で、諸外国の一部は麻薬ですら禁止するより共存する方向で昨今は方向転換していて
日本でも現在まさにアルコールやニコチンは共存で経過を見ている状況です。

こういった嗜好品は、文明が発達し ストレスの多い
人間社会では必須のものなのかもしれないと思う昨今です。

https://komori-hp.cloud-line.com/

追記

先日、何かの医療系?労働系?の雑誌で 医療機関の禁煙エリアの
説明がなされていましたが、医療機関向けの記事で「今度から「院長室」や
「理事長室」も禁煙です!!」と書かれてあったのが 個人的にかなり笑えました。
自分の部屋は治外法権にしている人も多いのでしょうね・・(笑)。




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