古森病院@福岡市博多区です。
医療介護業界は近年 社会保障費の削減方針に伴い
色々なものが削られ、先行きは明るいとはいいがたい業界ですが
それでも、世の中の他の業界に比して
「女性には仕事を任せてもらえない」とか
「同じ仕事内容なのに待遇に男女差がある」ということとは
あまりご縁のない業界のほうだとは思います。医療介護業界は
女性の方が多い業界であり、女性にとっては働きやすい職種だと思います。
管理人は女性医師ですが 体調に問題ないのに
仕事を任せてもらえなかったということは経験がありません。
(女性だから任せられないというより、医師の能力がない人には
患者さんは任せられず、そこは平等なのかなと思います)
それでも「女性は辞めるから 仕事を教えてもね・・」という上司も
なかにはいますし(幸い管理人の上司にはそういう人が少なかったです)
何を言ってもいいと思っているのか 「仕事はできるけど オトコのほうがね・・」
という上司も よその業界に比してどうかはわかりませんが、確実にいます。
異性関係がらみについては男女平等かもしれませんが、独身の男性に対しても
「お前もオンナの一人や二人・・」という飲み会になると決まって
絡み始める上司もいますし、どこに行ってもデリカシーのない方は存在します。
管理人は研修医のころ 同じく「結婚 結婚」とうるさい
上司がおり、その上司は口を開けば奥さんの悪口ばかりで
聞くに堪えなかったので「先生のご家庭のお話を聞くと 結婚する気が失せます!!!!」
とはっきり言ったことがあり、
それ以降 そういう話を少なくとも管理人の前ではしなくなりました。
女性活躍だの働き方改革だのダイバーシティだの
いろいろなことが叫ばれ始め、昨今の働く人を取り巻く環境は
少しは改善しているのかと思いきや、電通過労自殺が発生し、
管理人の若いころとあまり変わっていない現状が明らかになりました。
********************************************
以下 現代ビジネスより 一部引用
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51374
2017.4.7
「コイツには何言ってもいい系女子」が密かに我が身を切り刻んでる件
電通過労自殺が伝えるもう1つのこと
中野 円佳
(前略)
「美しさ」まで求めるダブルスタンダード
こうしたマイノリティとしての居心地の悪さに加えて、
職場で「若い女性」がときとして求められるのは、女としても「きれいであること」。
男性並みに仕事をこなしているのに、なぜか「職場の華」であることも求められるダブルスタンダードの中で、
総合職女子は生きている。
仕事で男性と比較されながら、容姿については別の領域で勝負している女性と比較され、
人生については専業主婦や子供のいる人と比較され、様々な価値観に引き裂かれながら、頑張りすぎるくらい頑張っている。
それが日本の会社で働く若い女性たちの実態ではないか。
「こいつには何を言ってもいい系女子」だって傷ついている。今も、心無いセクハラ社会で、密かに自分の身を切り刻んでいる。
また、日本人は年齢差別に対する感度が低く、若ければ何でも言っていいという風潮がある。男性でも同じように「いじり」で身を裂かれるような思いをしている人がいるかもしれない。LGBTの方々はもっと苦しいかもしれない。
だから、新入社員、あるいは異動してきた若手や女性を受け入れる側の、会社の人たちにお願いだ。仕事の指導や評価は当然、してもらってもいい。その中で叱咤激励もあると思う。フィードバックはしてもらえたほうがいい。
でも、仕事以外のところでとやかく言われるのはあまりにも理不尽で、ストレスフルだ。個性がある人たちを若いということ、性別などのカテゴリだけで比べないでほしい。仕事と関係のない人格、見た目、人生でいじらないでほしい。指導、毒舌と、差別やいじめは別物だ。
今回、自分の海外転出の都合もあり直接ご遺族や関係者の取材をせずに書くことになり心残りだったものの、心から高橋まつりさんのご冥福をお祈りするとともに、長時間労働だけではなくこの国の病理が少しでも改善し、心を傷める人が1人でも減ることを祈る。
***************************************************
管理人は 以前の自分の経験からも
就業環境を悪化させる主要因である、仕事とは関係のないこの手のハラスメント(対男性を含む)に敏感でありたい
と思いながら 日々運営を行っております。
http://komori-hp.cloud-line.com/
医療介護業界は近年 社会保障費の削減方針に伴い
色々なものが削られ、先行きは明るいとはいいがたい業界ですが
それでも、世の中の他の業界に比して
「女性には仕事を任せてもらえない」とか
「同じ仕事内容なのに待遇に男女差がある」ということとは
あまりご縁のない業界のほうだとは思います。医療介護業界は
女性の方が多い業界であり、女性にとっては働きやすい職種だと思います。
管理人は女性医師ですが 体調に問題ないのに
仕事を任せてもらえなかったということは経験がありません。
(女性だから任せられないというより、医師の能力がない人には
患者さんは任せられず、そこは平等なのかなと思います)
それでも「女性は辞めるから 仕事を教えてもね・・」という上司も
なかにはいますし(幸い管理人の上司にはそういう人が少なかったです)
何を言ってもいいと思っているのか 「仕事はできるけど オトコのほうがね・・」
という上司も よその業界に比してどうかはわかりませんが、確実にいます。
異性関係がらみについては男女平等かもしれませんが、独身の男性に対しても
「お前もオンナの一人や二人・・」という飲み会になると決まって
絡み始める上司もいますし、どこに行ってもデリカシーのない方は存在します。
管理人は研修医のころ 同じく「結婚 結婚」とうるさい
上司がおり、その上司は口を開けば奥さんの悪口ばかりで
聞くに堪えなかったので「先生のご家庭のお話を聞くと 結婚する気が失せます!!!!」
とはっきり言ったことがあり、
それ以降 そういう話を少なくとも管理人の前ではしなくなりました。
女性活躍だの働き方改革だのダイバーシティだの
いろいろなことが叫ばれ始め、昨今の働く人を取り巻く環境は
少しは改善しているのかと思いきや、電通過労自殺が発生し、
管理人の若いころとあまり変わっていない現状が明らかになりました。
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以下 現代ビジネスより 一部引用
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51374
2017.4.7
「コイツには何言ってもいい系女子」が密かに我が身を切り刻んでる件
電通過労自殺が伝えるもう1つのこと
中野 円佳
(前略)
「美しさ」まで求めるダブルスタンダード
こうしたマイノリティとしての居心地の悪さに加えて、
職場で「若い女性」がときとして求められるのは、女としても「きれいであること」。
男性並みに仕事をこなしているのに、なぜか「職場の華」であることも求められるダブルスタンダードの中で、
総合職女子は生きている。
仕事で男性と比較されながら、容姿については別の領域で勝負している女性と比較され、
人生については専業主婦や子供のいる人と比較され、様々な価値観に引き裂かれながら、頑張りすぎるくらい頑張っている。
それが日本の会社で働く若い女性たちの実態ではないか。
「こいつには何を言ってもいい系女子」だって傷ついている。今も、心無いセクハラ社会で、密かに自分の身を切り刻んでいる。
また、日本人は年齢差別に対する感度が低く、若ければ何でも言っていいという風潮がある。男性でも同じように「いじり」で身を裂かれるような思いをしている人がいるかもしれない。LGBTの方々はもっと苦しいかもしれない。
だから、新入社員、あるいは異動してきた若手や女性を受け入れる側の、会社の人たちにお願いだ。仕事の指導や評価は当然、してもらってもいい。その中で叱咤激励もあると思う。フィードバックはしてもらえたほうがいい。
でも、仕事以外のところでとやかく言われるのはあまりにも理不尽で、ストレスフルだ。個性がある人たちを若いということ、性別などのカテゴリだけで比べないでほしい。仕事と関係のない人格、見た目、人生でいじらないでほしい。指導、毒舌と、差別やいじめは別物だ。
今回、自分の海外転出の都合もあり直接ご遺族や関係者の取材をせずに書くことになり心残りだったものの、心から高橋まつりさんのご冥福をお祈りするとともに、長時間労働だけではなくこの国の病理が少しでも改善し、心を傷める人が1人でも減ることを祈る。
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管理人は 以前の自分の経験からも
就業環境を悪化させる主要因である、仕事とは関係のないこの手のハラスメント(対男性を含む)に敏感でありたい
と思いながら 日々運営を行っております。
http://komori-hp.cloud-line.com/