古森病院@福岡市博多区 病院管理者のブログ

ベイサイドプレイス近隣にある長期滞在型病院です。投稿記事は管理者の独自見解であり、医療法人の見解ではありません。

防災関連

2019-12-02 12:27:31 | 日記
古森病院@福岡市博多区です。


昨今、北海道で道全体が火力発電所のブラックアウトで
停電になったり
https://www.asahi.com/articles/ASL966Q4QL96ULFA044.html

大阪や千葉で台風による停電が起こったりして
https://trend-rocks.com/oosaka-teiden-fultukyuu

いざという時に備え、自家発電はきちんと働いているか
入院患者様の食品や医薬品をきちんと備蓄しているかなど
行政(消防とか保健所とか介護保険課とか)のいろいろなところから 調査が来ています。

昨年は福岡市全体の医療機関が一堂に会して、防災に関する取り組みについての話し合いまで行われ、
(何ら手当ももらえない療養病床ではありますが)

身動きできない患者様が多数入院しておられることから、昨年 給食部門と薬剤部門、防災委員長の協力を得て、

点滴備蓄、経管栄養備蓄、カセットコンロ購入、備蓄食品や保存水の購入を行いました。(3日間分)
院内にある飲料自動販売機のメーカーさんともお話して
いざという時に 自販機の中の飲料を取り出せる鍵もお借りしています。

備蓄食品ですが、期限があまり長いものがないので、
そろそろ期限が切れるものもあり、災害訓練と試食を兼ね、
定期的に放出しています。



写真は今月の献立表ですが、青のラインが備蓄食メニューです。
今月は茶碗蒸しと牛肉のにこごりです。

茶碗蒸しはあまりに保存期限が短すぎて 内容も茶碗蒸しというよりは
ほぼ卵豆腐だったとのことですので
再考する予定です。
患者様の受けですが、美味しいという方と美味しくないという方がおられ 
拮抗しています。

また今月は分電盤の工事も行いますので、部分的に病院が停電となることになりました。
当院はベッドのほとんどが電動ベットなので、メーカーにより手動が可能なものと可能でないものが
あることもわかり、今後のベッド購入の参考とする予定です。モニターとかバッテリーに限りがあるものもあり
今回は他の階の電源が生きていますが、取りあえず発電機はお借りして 何とか乗り切るものの、
今後の課題と思われます。今のところ当院には人工呼吸器がないのですが、将来を見据え、蓄電技術の開発に
期待しつつ、考えないといけない課題だと思いました。

https://komori-hp.cloud-line.com/












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