古森病院@福岡市博多区です。
新型コロナウイルス関連の最近の
当院における話題です。
1.上気道炎(いわゆる感冒)について
今後、コロナ対応に加え 季節性インフルエンザの発熱も増えることから
先般 厚労省から「保健所の今までの感冒患者さんの振り分けの役目は
ある程度はかかりつけ医療機関で行うように」とのことで、
https://www.mhlw.go.jp/content/000667888.pdf
福岡市内でも すでに体制が整えられているところですが
福岡市では
今のところ、特に上気道炎患者さんが多いという印象はありません。
その代わり、例年に比して圧倒的に多いのが、
季節性インフルワクチン希望者の方々です。
マスコミによる広報が行き届いているということもあり、
ワクチン希望者の来院の立ちあがり時期も早かったですし
お子さんと高齢の方々は接種への助成が拡大したということもあるのでしょうが
「初めて打つ」という方も目立ちます。
当院は接種が予約制ではありません。企業だと人数が多いので
予約してこられることもありますが、例外です。
今のところワクチンは在庫があるものの、
よその医療機関のワクチン入荷が遅れているところがあるらしく
お子さんの中には2回目のインフルエンザワクチンが打てないので
当院で打ってくれないかという依頼もありますが、
とくにお断りすることもなく、接種しています。
→→ 11月21日追記
現在ワクチンが当院も在庫が無くなりました。
11月27日に入荷するようですが、すでに電話での問い合わせがあっているようで
もともと予約制ではないのですが、予約のように抑えている人も
おられるように聞いています。
興味がある方は フルミスト(インフルエンザ生ワクチン)の在庫ならまだあります。
もっとも料金が全然異なりますし、補償について 説明が必要です。
追記終わり。
当院も、入院患者様および職員の接種はほぼ終了しました。
職員は一部 停滞していましたが
今月の院内感染対策委員会で
「本日から2週間後までに打ってない人は 名前を院内に張り出します」
「特段の理由がない人は 協力するように」
と管理人が言ったのが 功を奏したのか・・(笑)
翌日から続々と接種しにきて、
本年のミッションはほぼ完了しました。
2.入院患者様の面会制限について
ご要望の絶えない、面会制限全面解除についてですが
あいにく先が見えません。
厚労省さまは「施設は万全の感染対策をして、面会制限を解除するように」
とおっしゃいますが、
新型コロナウイルス感染症は、接触・飛沫感染だけでなく
空気感染もだ いや空気感染とは言わない エアロゾル感染だ マイクロ飛沫感染だ と
https://www.asahi.com/articles/ASNBB3GMWNB8UBQU003.html
マニアックな論議が起こっているものの、いずれにせよ
マスクとアルコールだけでは 万全の感染予防対策は
難しいということには変わりなく
やはりウイルスを持ち込む人間を制限するしかないと思います。
当方は老人病院ですし・・・。一流の感染症指定病院でも
クラスターが起こっていて、面会制限しているのに
一流でない病院に 面会制限を解禁しろと言われてもですね・・・。
先般 入院患者様のご家族様から ご質問があり
「何をもって、面会制限を緩めるか」ということを問われましたので
「新型コロナウイルス感染症が、指定感染症から外れたときに
運用の見直しを「考え始めます」」
とお話いたしました。
参考までに申し上げますが、
入院患者様のご家族様の「ごく一部の方々」ですが
院内感染防止について 今一つご協力いただけない方も
おられ
・面会者に熱があるのに、面会にこられたり
・インフルエンザにり患した翌日でも
「え?インフルのお薬飲んでますから(吸いましたから)いいでしょ」といって
面会にこられたり (当然ながら 前の日もその前の日もいらしてます)
・そもそも認知症その他で、ご理解がいただけなかったり
・感冒症状があるのに、熱がないからという理由で 面会にこられたり
(すごく咳しながら 患者様とお話ししておられると 職員が知らせてくれました)
・赤ちゃん含む乳幼児や学童を病棟に許可なく連れてこられたり
(夏季冬季のお子さんは 病原体を必ずと言っていいほど持っておられます)
(上記のことは、新型コロナウイルス感染症が流行していないときに
過去「偶然」遭遇した(あるいは職員との雑談でたまたま「発覚した」)
「ほんの一部の方」です)
面会制限の全面解禁の道のりが いかに難儀か
現場の人間の苦労をご想像いただけると 大変有り難い と思います・・・。
https://komori-hp.cloud-line.com/
追記
福岡県のホームページに 新型コロナウイルス感染症の検査・診療を行う指定医療機関
(行政委託検査可能な医療機関)の一部のリストが公表されています。
(一部というのは、県ホームページのリストに載せることに同意した医療機関ということです。
県の指定自体は1050機関に行われ、うちリストには259機関が載っています。)
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/shinryo-kensa-kohyo.html
参考まで。
追記2
日本内科学会雑誌の11月号は 新型コロナウイルス感染症の特集号でしたが
これを学会の英断で 一般公開するとのことです。
https://www.naika.or.jp/activity/covid-19/nichinaishi-109-11-article/
追記3
福岡市内の医療機関で 新型コロナウイルス感染症の診療加療を行う
インターネット上の公表に同意した 医療機関のリストが公開されています。
https://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/75305/1/iryokikan1208.pdf?20201208170706
新型コロナウイルス関連の最近の
当院における話題です。
1.上気道炎(いわゆる感冒)について
今後、コロナ対応に加え 季節性インフルエンザの発熱も増えることから
先般 厚労省から「保健所の今までの感冒患者さんの振り分けの役目は
ある程度はかかりつけ医療機関で行うように」とのことで、
https://www.mhlw.go.jp/content/000667888.pdf
福岡市内でも すでに体制が整えられているところですが
福岡市では
今のところ、特に上気道炎患者さんが多いという印象はありません。
その代わり、例年に比して圧倒的に多いのが、
季節性インフルワクチン希望者の方々です。
マスコミによる広報が行き届いているということもあり、
ワクチン希望者の来院の立ちあがり時期も早かったですし
お子さんと高齢の方々は接種への助成が拡大したということもあるのでしょうが
「初めて打つ」という方も目立ちます。
当院は接種が予約制ではありません。企業だと人数が多いので
予約してこられることもありますが、例外です。
今のところワクチンは在庫があるものの、
よその医療機関のワクチン入荷が遅れているところがあるらしく
お子さんの中には2回目のインフルエンザワクチンが打てないので
当院で打ってくれないかという依頼もありますが、
とくにお断りすることもなく、接種しています。
→→ 11月21日追記
現在ワクチンが当院も在庫が無くなりました。
11月27日に入荷するようですが、すでに電話での問い合わせがあっているようで
もともと予約制ではないのですが、予約のように抑えている人も
おられるように聞いています。
興味がある方は フルミスト(インフルエンザ生ワクチン)の在庫ならまだあります。
もっとも料金が全然異なりますし、補償について 説明が必要です。
追記終わり。
当院も、入院患者様および職員の接種はほぼ終了しました。
職員は一部 停滞していましたが
今月の院内感染対策委員会で
「本日から2週間後までに打ってない人は 名前を院内に張り出します」
「特段の理由がない人は 協力するように」
と管理人が言ったのが 功を奏したのか・・(笑)
翌日から続々と接種しにきて、
本年のミッションはほぼ完了しました。
2.入院患者様の面会制限について
ご要望の絶えない、面会制限全面解除についてですが
あいにく先が見えません。
厚労省さまは「施設は万全の感染対策をして、面会制限を解除するように」
とおっしゃいますが、
新型コロナウイルス感染症は、接触・飛沫感染だけでなく
空気感染もだ いや空気感染とは言わない エアロゾル感染だ マイクロ飛沫感染だ と
https://www.asahi.com/articles/ASNBB3GMWNB8UBQU003.html
マニアックな論議が起こっているものの、いずれにせよ
マスクとアルコールだけでは 万全の感染予防対策は
難しいということには変わりなく
やはりウイルスを持ち込む人間を制限するしかないと思います。
当方は老人病院ですし・・・。一流の感染症指定病院でも
クラスターが起こっていて、面会制限しているのに
一流でない病院に 面会制限を解禁しろと言われてもですね・・・。
先般 入院患者様のご家族様から ご質問があり
「何をもって、面会制限を緩めるか」ということを問われましたので
「新型コロナウイルス感染症が、指定感染症から外れたときに
運用の見直しを「考え始めます」」
とお話いたしました。
参考までに申し上げますが、
入院患者様のご家族様の「ごく一部の方々」ですが
院内感染防止について 今一つご協力いただけない方も
おられ
・面会者に熱があるのに、面会にこられたり
・インフルエンザにり患した翌日でも
「え?インフルのお薬飲んでますから(吸いましたから)いいでしょ」といって
面会にこられたり (当然ながら 前の日もその前の日もいらしてます)
・そもそも認知症その他で、ご理解がいただけなかったり
・感冒症状があるのに、熱がないからという理由で 面会にこられたり
(すごく咳しながら 患者様とお話ししておられると 職員が知らせてくれました)
・赤ちゃん含む乳幼児や学童を病棟に許可なく連れてこられたり
(夏季冬季のお子さんは 病原体を必ずと言っていいほど持っておられます)
(上記のことは、新型コロナウイルス感染症が流行していないときに
過去「偶然」遭遇した(あるいは職員との雑談でたまたま「発覚した」)
「ほんの一部の方」です)
面会制限の全面解禁の道のりが いかに難儀か
現場の人間の苦労をご想像いただけると 大変有り難い と思います・・・。
https://komori-hp.cloud-line.com/
追記
福岡県のホームページに 新型コロナウイルス感染症の検査・診療を行う指定医療機関
(行政委託検査可能な医療機関)の一部のリストが公表されています。
(一部というのは、県ホームページのリストに載せることに同意した医療機関ということです。
県の指定自体は1050機関に行われ、うちリストには259機関が載っています。)
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/shinryo-kensa-kohyo.html
参考まで。
追記2
日本内科学会雑誌の11月号は 新型コロナウイルス感染症の特集号でしたが
これを学会の英断で 一般公開するとのことです。
https://www.naika.or.jp/activity/covid-19/nichinaishi-109-11-article/
追記3
福岡市内の医療機関で 新型コロナウイルス感染症の診療加療を行う
インターネット上の公表に同意した 医療機関のリストが公開されています。
https://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/75305/1/iryokikan1208.pdf?20201208170706