ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート113 道具からの縄文文化・文明論」の紹介

2021-12-08 20:16:42 | 日本文明
 はてなブログ「縄文ノート113 道具からの縄文文化・文明論」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 これまで私は「石器・土器・土器・古墳」時代区分を批判し、土器鍋文化から「石器・土器・鉄器」時代区分を提起する一方で、別に再生可能な森林焼畑農耕文明論などを提案してきましたが、ここで両者を統合し、「木石器・土器・鉄器」時代区分に変更するとともに、縄文文化・文明をどう英訳するかについても問題提起したいと思います。
 私など木の工作が大好きで、『モノ・マガジン』などの愛読者の道具マニアにとっては、木の道具論を大前提としない道具時代区分は考えられません。そして、縄文文化・文明をもとに、ギリシア・ローマ軍事・侵略・奴隷制文明の鉄器武器と城壁都市を基準とした文明規定は見直す必要があると考えています。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、スサノオ・大国主一族の建国史から世界の文化・文明史に何が提起できるか、「八百万神信仰」の世界遺産登録が可能かどうか、検討していただく参考にしていただければと思います。雛元昌弘



□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

「縄文ノート110 縄文社会研究会・東京の第2回例会」の紹介

2021-11-24 14:43:50 | 日本文明
 はてなブログに「縄文ノート110 縄文社会研究会・東京の第2回例会」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 国際縄文学協会主催の今井一氏の「国民投票」の講演を聞きに行ったのですが、なんと、京大工学部建築学科の西山研究室の大先輩の上田篤氏(当時、助教授)の講演が同時に行われたのです。その40年ぶりの偶然の出会いから私が上田さんが主宰する縄文社会研究会に参加したのは2013年のことでした。
 年4回の例会ではいろんな分野の方を講師に招いており、スサノオ・大国主建国論に取り組んでいた私は「古代国家形成からみた縄文時代―船・武器・稲作・宗教論」「卑弥呼(霊御子)モデルの4人のアマテラス神話」から縄文社会を見る、という提案を行いました。
 その後、上田さんがご高齢のために京都と東京に分かれて会を持つことになり、東京では2019年に島薗進上智大教授の講演以来、コロナの影響で翌2020年の尾島山荘での八ヶ岳合宿から長らく活動を休止していましたが、11月18日に例会が開かれました。
 私は「八ヶ岳合宿2020報告(縄文ノート22)」と「信州の女神調査報告(縄文ノート96~102)」「世界最古の阿久尻遺跡の方形巨木柱列群(縄文ノート22)」「吹きこぼれとポンガ食祭からの縄文農耕論(縄文ノート22)」を提案しましたが、日本中央縄文文明世界遺産登録などで盛り上がりました。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、縄文宗教と大国主の「八百万神」信仰がつながっているのかどうか、「スサノオ・大国主建国論」を文化・文明論として英訳する価値があるのかどうか、出雲の世界遺産登録の価値があるのかどうかなど、検討の参考にしていただければと思います。雛元昌弘







□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
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  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

「縄文ノート107 ドーパミンからの人類進化論―窮乏化進化か快適志向進化か」の紹介

2021-11-10 16:17:20 | 日本文明
 はてなブログに「縄文ノート107 ドーパミンからの人類進化論―窮乏化進化か快適志向進化か」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 ユダヤ教・キリスト教・イスラム教などの「終末論」や仏教の「末法論」、マルクス主義の「窮乏化革命論」などの影響かもしれませんが、サルは地球寒冷化による熱帯雨林の食料危機により、サバンナに出て二足歩行を始め、槍という石器道具を手に入れ、肉食によって脳を発達させて人間になった、という進化説が広く信じられています。
 このような「人類滅亡論」からの「危機回避進化史観」「肉食脳発達史観」「闘争・戦争進化史観」「オス主導進化説」の文明発達史観に対して、私は「熱帯雨林人類誕生説」「浸水漁撈二足歩行説」「糖質・魚介食脳発達説」「母子・メス言語コミュニケーション脳発達説」「子育て家族・氏族社会形成説」「共同・和平進化説」「快適環境移住説」「メス子主導進化説」などを提案してきました。
 「プッシュ要因説」(窮乏化進化説)に対し、私は肉体的には弱いが言語コミュニケーション能力が高く、好奇心・探求心と冒険心が旺盛で美食志向の革新的なメスサルと子ザルが熱帯雨林の地上や沼で糖質・DHA・タンパク質を食べて脳を発達させ、二足歩行と道具使用能力を獲得し、火山や落雷火災から火の使用を覚え、マラリアなどを避けて高地湖水地方からサバンナに移住して人類となった、という「プル要因説」(快楽志向進化説)を主張してきました。
 このような私の主張について、ドーパミン研究から新たなヒントがありましたのでこに紹介しておきたいと思います。
 NHK再放送の司会:織田裕二・井上あさひ、ゲスト:いとうせいこう、解説:坂上雅道玉川大学脳科学研究所所長さんらの「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ―“快楽” ドーパミンという天使と悪魔」の9月9日再放送の録画をやっと見ることができ、大いに刺激を受けました。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、スサノオ・大国主一族の建国が「弥生人による征服」による外発的発展なのか、それとも「縄文人の内発的発展」なのか、検討する際の参考にしていただければと思います。雛元昌弘











□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
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  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
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「縄文ノート94 『全国マン・チン分布考』からの日本文明論」批判」の紹介

2021-09-07 20:09:20 | 日本文明
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 「縄文ノート93 『カタツムリ名』琉球起源説からの母系制論」につづき、性器名称の方言分析から、倭語が琉球から北上して九州から全国に広がったことを明らかにしました。
 2018年12月に縄文社会研究会向けに「松本修著『全国マン・チン分布考』の方言周圏論批判」(2020年2月には「帆人の古代史メモ」の「琉球論5」で公開)をまとめましたが、さらに加筆して紹介しました。
 日本人は南方系か北方系か、北方系縄文人を弥生人(中国人・朝鮮人)が日本列島中央から沖縄と東北・北海道など周辺に追いやったという日本民族形成の「二重構造説」は成立するかどうかについては、DNA分析・方言分布・地名分布・文献(記紀・風土記)分析を総合的に行う必要があります。
 奈良・京都から方言が全国に同心円的に広がったという柳田國男氏の「方言周圏論」にもとづき、女性・男性性器名の方言もまた京都を中心に地方に広がったとするのが松本修氏の『全国マン・チン分布考』ですが、氏の「女陰全国分布図」「男根全国分布図」の分析からは「方言周圏論」は成立せず、逆に琉球から九州を経て全国に広がったことを私は明らかにしています。
 私の「南方・北方両方向からのドラヴィダ系縄文人族移住説」「縄文人による縄文農耕と大国主の水穂国建国説」「妻問夫招婚の母系姓縄文社会説」という主張の一環として「マン・チン分布」を見ていただければと考えます。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、海人族のスサノオ・大国主一族のルーツ解明は欠かすことのできないテーマであり、参考にしていただければと思います。雛元昌弘



























□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
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「縄文ノート86古代オリンピックとギリシア神話が示す地母神信仰」の紹介

2021-07-18 18:35:03 | 日本文明
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「縄文ノート76 オリンピックより『命(DNA)の祭典』をアフリカで!」を書いたところ、先日、友人が「1994年の夏 ギリシャ旅行をした時に撮った写真です。ひょっこり出てきました」とオリンピアの写真を送ってくれました。
 古代ギリシア人は、北方から侵入して支配者となり、各地に植民地をもうけて奴隷制度を確立した侵略民族の「軍国主義国」であり、オリンピックは「軍事教練の延長」の「一時休戦の戦技を競う男の祭典」であり、「ポリス(都市国家)同士の戦争・覇権争い」を止めさせる効果など乏しく、「平和の祭典」などとは言えないことを明らかにしました。そして、平和のためには全人類の故郷のアフリカで「命(DNA)の祭典」やるべき、と提案しました。
 ナショナリズムとイベント経済を煽るスポーツ祭典ではなく、人類の誕生地で、奴隷制度や人種差別、植民地支配、軍国主義、不均等発展を考える機会が必要と考えます。
 私はギリシャや古代四大文明などはもともとは母系制社会ではないかと分析を進め、さらに遡ってアフリカでのヒトの誕生はメスと子ザルが主導したという小論を書いたところであり、オリンピックやギリシャ神話から母系制社会の歴史を考えてみました。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、妻問夫招婚の母系制社会について世界に発信することを考えてみていただければと思います。雛元昌弘












□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/


「縄文ノート84 戦争文明か和平文明か」の紹介

2021-07-11 16:11:26 | 日本文明
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 サルからヒトへの進化や文明史の検討において、文明の定義には「侵略・戦争・殺害・奴隷化」を基準として追加する必要があると考えるようになりました。
 英ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)の研究チームは、5600万人の南北アメリカの先住民が大量虐殺(疫病死などを含む)されたとしています。そして、アフリカから1200万人(うち65万人がアメリカ合衆国)の黒人を奴隷として連行しました。
 第一次世界大戦では約3700万人の死者(軍人1600万人)、第二次世界大戦では6000〜8500万人の死者(軍人2200~2500万人:米軍42万人)、朝鮮戦争の死者462万人(軍人79万人:ち米軍4万人)、ベトナム戦争の死者611万人(軍人153万人:米軍6万人)、イラク戦争の死者50~60万人(米軍4489人)など、近代文明は大多数の民間人を殺害した「侵略・戦争・殺戮・奴隷化文明」であり、「終末期文明」といえそうです。
 資本主義社会は「奴隷制文明」、鉄砲・大砲・毒ガス・爆撃機・ミサイル・原爆・ロボットなどの化学・機械を駆使した「戦争工業化文明」であり、共産主義国もまた同じ道を歩んできたのです。
 この破壊的・破滅的な文明と較べると、縄文1万数千年の「豊かで戦争のない社会」は「生命・生活・芸術」の面では最も進んだ文明社会だったといえます。狩猟採取民の労働時間は1日2~4時間とされ、1日8時間労働の現代社会とどちらが豊かで文化的といえるでしょうか? 
 次の文明を考えるなら、今こそ、岡本太郎氏のように「縄文に帰れ」と世界に向けて発信すべきではないでしょうか。「侵略・戦争・殺戮・奴隷化」を文明の重要な基準とし、「戦争文明か和平文明か」というテーマで検討してみたいと思います。なお「平和」ではなく「和平」としたのは、積極的な経済・政治・外交を行う行為としたからで、「和平=禾(稲)+口+平」は経済の不均等発展の解消に努めることを含んでいます。
 1 「文明の衝突」とは
 2 「侵略文明」への回帰
 3 「肉食文明」か「イモ糖質魚食文明」か
 4 「オス主導進化論」か「メス主導進化論」か
 5 人類拡散は「肉食・ウォークマン拡散」か「イモ豆穀魚介食・竹筏拡散」か
 6 「肉食進化説」の延長の「闘争・戦争進化説」
 7 「終末宗教」と「霊(ひ)継ぎ宗教」
 8 「気候変動枠組条約」「生物多様性条約」と「SDGs(持続可能な開発目標」「核兵器禁止条約」
 9 「霊(ひ=DNA=命)の文明」へ
 これらの論点は、本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」にモ密接に関わるものであり、ご一読いただければ幸いです。雛元昌弘









□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
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「縄文ノート81 おっぱいからの森林農耕論」の紹介

2021-06-24 17:44:52 | 日本文明
 はてなブログに「縄文ノート81 おっぱいからの森林農耕論」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 雑誌では『日経サイエンス』『ナショナル ジオグラフィック』、テレビでは『サイエンスZERO』をよく見るのですが、6月13日のNHKの「おっぱいの科学 “神秘の液体”の謎に迫る」は「肉食・戦争進化説」批判の「糖質・平和進化説」にかっこうの材料を与えてくれました。6月26日(土)午前11:00~30に再放送しますから見ていただければと思います。
 今、「文明論」についてまとめているのですが、パーツで未整理な部分がいろいろと見えてきました。「神山信仰」や「神籬(霊洩木)信仰」については分析したものの、梅原猛・安田喜憲氏の「森の文明」論や中尾佐助・佐々木高明氏らの「照葉樹林文明論」との関係は未整理のままでした。
 「森の文明」を「採取漁撈狩猟文明」とみるのか、「縄文農耕」(照葉樹林文明の焼畑農耕)として位置づけるのか、どちらか整理しておく必要がでてきました。
 「おっぱい」→「糖質・DHA食進化説」→「森林農耕説」という奇想天外な説のB面には、「スサノオ・大国主・天皇一族は縄文人であった」という説がついていますので、「1飲みで2度おいしい」とおっぱいを味わってみて下さい。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、スサノオ・大国主一族は縄文人か弥生人(中国人・朝鮮人)か、考えてみていただければと思います。雛元昌弘












□参考□
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 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
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「縄文ノート48 縄文からの『日本列島文明論』」の修正再掲

2021-06-15 19:49:49 | 日本文明
 はてなブログに「縄文ノート48 縄文からの『日本列島文明論』」を修正再掲しました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 2020年7月29日に縄文社会研究会・東京の八ヶ岳合宿に向けた書いたレジュメを、「縄文ノート48 縄文からの『日本列島文明論』」として11月12日にアップし、さらに今回、大幅に赤字部分を修正しました。
 大きな修正点は、これまで「縄文アート→縄文宗教・文化→縄文社会→縄文文明」と考察を進めてきたのですが、その後の「日本列島人起源論」や「文明時代区分」の分析をふまえて修正したものです。
 「縄文文化」として論じられ、「縄文文明」ととらえる説は少数派ですが、「文明」の定義からの見直しが必要と考えます。主な修正図表を添付します。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、出雲大社を始めとする霊(ひ)崇拝の八百万神信仰の世界遺産登録を検討するという観点から、定説の「文明論」の見直しとともに、「縄文文明」とスサノオ・大国主建国がどう繋がるか、世界の諸文明の中でスサノオ・大国主王朝がどのように位置づけられるのか、考えてみていただければと思います。雛元昌弘







□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
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 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
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「縄文ノート78 「大黒柱」は「大国柱」の「神籬(霊洩木)」であった」の紹介

2021-06-11 20:40:01 | 日本文明
 はてなブログに「縄文ノート78 「大黒柱」は「大国柱」の「神籬(霊洩木)」であった」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 「縄文ノート69 丸と四角の文明論(竪穴式住居とストーンサークル))において、私は縄文時代の竪穴式住居は四角の柱組からすれば四角の平面形にするのが自然であるにも関わらず、円形平面にするのは不自然であり、そのルーツがアフリカの円形平面住宅にあり、Y染色体Dグループの縄文人の移動とともに日本列島に伝わった可能性が高いことを明らかにしました。
 では、大黒柱を中心にした「田の字型」の農家・民家住宅のルーツはどこにあるのでしょうか? アフリカルーツの円形平面の竪穴式住居ではなく、なぜ「田の字型」の農家・民家が標準プランとして登場したのでしょうか?
 結論からいうと、死霊・祖先霊を神籬(霊洩木)から天に送り、迎える「心御柱(しんのみはしら)」の周りに部屋を配置した大国主の「田の字型」の出雲大社の建築プランを受け継ぎ、「心御柱=大国柱(おおくにはしら)」を「田の字型」の中心に置いた高床式の農家・民家住宅となり、紀元4~8世紀の天皇家の権力奪取により倭音倭語の「大国(おおくに)」が呉音漢語で「ダイコク」と読まれ、「大黒柱」と漢字表記されるようになった、と私は考えています。
 縄文時代からの神籬(霊洩木)信仰を受け継いだ、大国主の八百万神信仰の心御柱を中心とした「田の字型」神殿から、死ねば誰もが神となる八百万神信仰により「田の字型」農家・民家が全国に普及し、竪穴式住居に置き換わったと考えます。
 「縄文文明の世界遺産登録」を目指すならば、「縄文時代」=未開社会、「弥生時代」=文明社会としてきた「弥生人(中国人・朝鮮人)による縄文人征服説」の空想を乗り越え、縄文社会から連続したスサノオ・大国主一族の霊(ひ)・霊継(ひつぎ)信仰に基づく建国とそれを受け継いだ日本の文化・文明の姿を「全世界の文明」の中に位置付ける必要があると考えています。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、出雲大社を始めとする霊(ひ)崇拝の八百万神信仰の世界遺産登録を検討するという観点から、世界の諸文明の中での紀元1~4世紀のスサノオ・大国主王朝がどのように位置づけられるのか、大黒柱から考えてみていただければと思います。雛元昌弘


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 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
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  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
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「縄文ノート77 『北海道・北東北の縄文遺跡群』世界文化遺産登録の次へ」の修正2

2021-06-08 16:04:49 | 日本文明
 はてなブログの「縄文ノート77 『北海道・北東北の縄文遺跡群』世界文化遺産登録の次へ」の「図3 『文明』の基準をどこに置くか?―『産業文明』史観から『多元・多重文明史観』へ」を修正しました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 西欧中心主義者のギリシャ・ローマ・キリスト教文明を基準にした「西欧文明区分」や、中国清朝末期の知識人・梁啓超(ウィキペディア:福澤諭吉・浮田和民・茅原華山ら日本人の文明観の影響を受けていた)の詩『二十世紀太平洋歌』に見られる中国・インド・エジプト・小アジアのアジア・アフリカ中心の「四大文明論」、さらにはマルクス・エンゲルスの父権世襲制・奴隷制を基準とした「古代奴隷制文明区分」に対し、私は下図を掲げて「多元・多重文明史観」を提案しましたが、呼称を「多元・多層文明史観」に変更するとともに、下図の赤字部分を修正・追加しました。


 なお、「文明(英語:civilization)」は、ラテン語のキウィタス(civitas:都市・国家)を語源とし、奴隷制のギリシア・ローマ型の都市・生活・文化を基準としており、マルクス主義の考古学者ゴードン・チャイルドは、文明と非文明の区別をする指標として①効果的な食料生産、②大きな人口、③職業と階級の分化、④都市、⑤冶金術、⑥文字、⑦記念碑的公共建造物(ピラミッドなど)、⑧合理科学の発達、⑨支配的な芸術様式をあげており、私は「宗教論」「共同体文化論」「海洋交易論」の3つを加えて次表を作成し、日本列島では縄文時代から文明社会となったと主張しました。―「縄文ノート50 縄文6本・8本巨木柱建築から上古出雲大社へ」参照


 その後、世界の神山天神信仰、高層建造物、黒曜石、女神像などの分析から、「ギリシア・ローマ型」「古代専制国家型」の文明観ではなく、世界各地の地域・産業・文化条件に合わせて各地に多様な「多元・多層文明型」があると考え、前掲の図3を作成しました。
 そして、「文明」の始まりを従来の「支配階級」「都市」の形成に置くのではなく、「分業・協業」「集落」「部族共同体社会」に置くことを提案したいと考えます。
 全世界各地域の産業・労働・生活・共同体社会・文化・宗教は、一斉に転換期を迎えるのではなく、不均等に「多元的・多層的」に発展するものであり、文明の起点は「古代四大文明」や「ギリシア・ローマ文明」を標準として判断すべきではない、と考えます。
 いろいろと迷いながら試行錯誤を重ねており、今後の議論材料としていただければ幸いです。 

<縄文文化・文明論のこれまでの>
 縄文ノート48 縄文からの「日本列島文明論」
 縄文ノート49 「日本中央縄文文明」の世界遺産登録をめざして
 縄文ノート50 縄文6本・8本巨木柱建築から上古出雲大社へ
 縄文ノート51 縄文社会・文化・文明論の経過と課題
 縄文ノート52 縄文芸術・模様・シンボル・絵文字について
 縄文ノート57 4大文明と神山信仰
 縄文ノート58 多重構造の日本文化・文明論
 縄文ノート59 日本中央縄文文明の世界遺産登録への条件づくり
 縄文ノート69 丸と四角の文明論(竪穴式住居とストーンサークル)
 縄文ノート71 古代奴隷制社会論
 縄文ノート72 共同体文明論 210506
 縄文ノート75 世界のビーナス像と女神像

 なお、本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、スサノオ・大国主一族の建国が、世界の 文明史の中でどう位置づけられるのか、世界遺産登録を目指して検討していただければと思います。雛元昌弘


「縄文ノート77 『北海道・北東北の縄文遺跡群』世界文化遺産登録の次へ」の修正

2021-06-06 06:08:21 | 日本文明
 はてなブログの「縄文ノート77 『北海道・北東北の縄文遺跡群』世界文化遺産登録の次へ」を修正しました。https://hinafkin.hatenablog.com/

1 「7 全国の『縄文文化・文明』の世界遺産登録へ」の修正
 書き終えないままうっかりアップしてしまいましたので、次のように修正します。

7 「縄文文明」の世界遺産登録へ
 現時点の私の提案は「日本中央縄文文明」の世界遺産登録運動ですが、アフリカからの民族移動を考えると海人族の交流・交易による日本列島全体の「縄文文明」の世界遺産登録が欠かせません。
 人類拡散の世界史への手掛かりを与える「(3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠」「(5) ある文化(または複数の文化)を代表する伝統的集落、あるいは陸上ないし海上利用の際立った例。もしくは特に不可逆的な変化の中で存続が危ぶまれている人と環境の関わりあいの際立った例」として、太平洋・東シナ海・日本海に沿って広がった海人(あま)族の文化・文明と山人(やまと)族の神山天神信仰・黒曜石文化などをさらに追加・整理し、「縄文文明の世界遺産登録」の取組として提案したいと考えます。


2 「図11 森の恵みを活かした縄文人の『循環型食文明』」の変更
 私は氏族社会から部族社会への転換を「分業」におき、階級社会の発生も「戦士(軍人)」の分業・世襲化で考えており、「縄文文明論」を展開するうえで、黒曜石採掘・製塩・交易などを含めて、修正しました。


 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、スサノオ・大国主一族の国際国内交易・製鉄・鉄器水利水田稲作・八百万神信仰による建国が、世界史の中でどのように位置づけられるのか検討し、世界遺産登録を目指していただければと思います。雛元昌弘

「縄文ノート72 共同体文明論」の紹介

2021-05-06 19:53:04 | 日本文明
 はてなブログに「縄文ノート72 共同体文明論」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 私は岡山県吉備郡総社町(両親が岡山市空襲で焼けだされて移住)→岡山市(小学生)→姫路市(中学生・高校生)と移住したため地域コミュニティ(地域共同体)からは切り離された異邦人で、夏休みなどに母親の田舎で過ごした時だけ従兄弟たちなどとの血縁コミュニティの居心地のよさを感じていました。
 小学校に入学すると同級生たちのほとんどは同じ幼稚園からきていて仲が良く、私だけがまだ文字を知らず、中学校では当てられるたびに「岡山弁(おきゃ~まべん)」を笑われて疎外感を持ち、読書・映画・軍事おたくになり、もっぱら「外れ者」仲間たちと遊んでいました。
 高校ではクラブ活動(ブラスバンド)と山登りでやっと仲間ができ、目的を同じくする「機能集団」こそが重要と考え、大学ではクラス討論やクラブ活動、研究会活動(住宅問題、都市問題、公害)、日本建築学生会議の活動に精を出しました。
 このように私の世代はまだ血縁・クラス共同体・遊び仲間に幸まれていた時代ですが、今や都市化・少子化と職業・雇用の多様化・不安定化が進み「競争社会」「格差社会」「不正規雇用社会」「家庭崩壊社会」となり、多くの子ども・若者は家族縁・血縁・地縁・クラス縁・遊縁・クラブ縁・職場縁などの薄い、「人と人の関係が砂のような大衆社会」「無縁社会」の共同体(コミュニティ)喪失者となってきています。孤立・孤独化が進む一方でネットの仮想コミュニティ、排外・差別主義団体や新興宗教団体・テロ組織、国家・民族などに帰属感を求めるような事態にもなっています。
 共に支えあう安心・安定感や個々人の役割感・存在感、互いの信頼感や尊敬、支配からの自立・自己実現などが可能な新たな共生共同体をいかに創り出せるか、人類誕生からの歴史に遡り、「共同体(コミュニティ)」の未来を考えてみました。 
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、スサノオ・大国主一族の建国が世界文明の中にどう位置付けられるのか、考えてみていただきたいと思います。雛元昌弘



□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

「縄文ノート70 縄文人のアフリカの2つのふるさと」の紹介

2021-04-23 05:51:54 | 日本文明
 はてなブログに「縄文ノート70 縄文人のアフリカの2つのふるさと」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 私は人類の起源がアフリカであることを知りながら、ヒョウタンの原産地が西アフリカのニジェール川流域であることを知るまでは、アフリカのどこで日本列島人の祖先が生まれ、どのような経路で日本列島へやって来たのかについては、つい最近まで考えてもいませんでした。
 アフリカで人間になった縄文人のご先祖さまについてさらに検討したいと思います。
 アフリカには行ったこともなく、ネットと本での上っ面の調査と仮説構築ですが、アフリカと縁の深い若い「イエローモンキー」の皆さんによる検証とルーツ探しに期待したいと思います。
 地球温暖化にもっとも影響を与えていない南半球のアフリカの人々が気候変動の影響をもっとも直接に受ける可能性が高い時代になっており、北半球の先進国の白人・黄色人は「ルック・アフリカ(アフリカに目を向けよ)」の責任があると考えます。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、スサノオ・大国主一族の八百万神の霊(ひ)信仰や神名火山(神那霊山)信仰、海人族文化、DNAのルーツが北方系、中国・朝鮮系、南方系なのかだけでなく、さらにその先のアフリカから考えてみていただければと思います。雛元昌弘








□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

「縄文ノート69 丸と四角の文明論」の紹介

2021-04-15 19:57:55 | 日本文明
 はてなブログに「縄文ノート69 丸と四角の文明論(竪穴式住居とストーンサークル)」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
私の子どもの頃には、日本の縄文時代は竪穴式住居、弥生時代は高床支持住居、前者は円形平面、後者は四角形平面で、前者は防寒・暴風の寒冷地仕様、後者は雨期などに増水する湿気の高い熱帯・亜熱帯仕様と習い、納得していました。
ところが、寒冷地の青森市の三内丸山遺跡や秋田県鹿角市の大湯環状列石に四角形の掘立柱建物と円形の竪穴式住居と環状列石があり、大湯には環状列柱(円形建物)もあります。さらに暖かい鹿児島県霧島市の上野原遺跡でも竪穴式住居が見つかっています。
 竪穴式住居=円形平面=寒冷地仕様、高床式住居=四角形平面=熱帯・亜熱帯仕様という整理は根拠がなくなり、円形か四角形かについては気候・環境条件以外の要因を考える必要がでてきました。
 円形平面住居のルーツは縄文人オリジナルなのか、それともアフリカ→インド→東南アジアの移動ルートのどこかにルーツがあるのでしょうか。
 さらに、かつて仕事先の北海道森町では道内最大級の鷲ノ木遺跡ストーンサークルを案内してもらったこともあり、英国・愛国のストーンサークルと日本各地の環状列石について、たまたまユーラシア大陸の西と東の両端でそれぞれ独自に生まれたのか、それとも円形の竪穴式住居と同じルーツなのか、合わせて検討しました。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、スサノオ・大国主一族のルーツが北方系、中国・朝鮮系、南方系なのか、住居や墓制から考えてみていただければと思います。雛元昌弘


□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

「縄文ノート62 日本列島人のルーツは『アフリカ高地湖水地方』」の紹介

2021-03-16 18:07:25 | 日本文明
 はてなブログに「縄文ノート62 日本列島人のルーツは『アフリカ高地湖水地方』」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 縄文ヒョウタンの原産地が西アフリカのニジェール川流域であることから始まり、「イネ科植物のマザーイネ西アフリカ起源説」「日本語の『主語-目的語-動詞』言語エチオピア起源説」を考えてきました。
 そこで「世界ふしぎ発見」など、ナイル源流、岩塩、大地溝帯、高原・平原の2種類の猿、キリスト教などエチオピアをテーマにしたテレビ番組をよく見るのですが、肌の色は違っても中には日本人にそっくりな顔つきの人たちがいてびっくりしたものです。
 ここから、直感的に私は人類は数万年もの間、アフリカにいた時にすでにDNAの多様化を生じ、それから世界各地に数万年かけて何段かに分かれて広がったのではないか、という「人DANのるつぼ」「人DAN爆発」アフリカ仮説を考えるようになりました。縄文人は東アジアで分岐して日本列島に来たのではなく、アフリカですでに分岐し、アジアで諸文化を吸収しながら日本列島にきたのではないか、という直感です。
 一般的に生物の50~80%が熱帯雨林にいるという生物多様性からみて、赤道近くの強い太陽光は多様な植物を育て、それを食べる多様な動物を生み出し、その一部である人間もまたDNAの突然変異による多様化を生じた可能性があります。人類はアフリカの熱帯雨林で猿から類人猿、原人、旧人、現生人類(ホモサピエンス)へと進化をたどるとともに、数万年かけて人DNAや言語・生活・文化などを多様化し、それぞれが出アフリカを果たし、さらに各地の環境変化に応じてDNAの多様化を起こした、というのが私の人類拡散の仮説です。
 白人中心史観・西洋中心史観ウイルスに感染していない素人として、「私たちはみんなアフリカ生まれの黒人であった」という原点から人類史をたどってみませんか?
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としては、「スサノオ・大国主の八百万神信仰の世界遺産登録が可能か?」という視点から、人類史との関係を見ていただければ幸いです。雛元昌弘








□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/