本書は古代史に関わりのある7人が、ネットミーティングで邪馬台国の所在地を突き止める、デスクトップ・ディテクティブの歴史推理小説です。
2009年に『スサノオ・大国主の日国 霊の国の古代史』(梓書院)を出版したのち、ブログ「霊の国:スサノオ・大国主命の研究」(YAHOO)、「霊(ひ)の国の古事記論」(FC2)、「帆人の古代史メモ」(livedoor)、「神話探偵団」(gooブログ)、「邪馬台国探偵団」(Seesaa)を書いてきましたが、「邪馬台国探偵団」を加筆・訂正し、他のブログの神話論、宗教論、スサノオ・大国主建国論、神社祭神論などを加えて、新たに書き直しました。
これまで、邪馬台国論争はもっぱら魏書東夷伝倭人条(通称:魏志倭人伝)をもとに論じられてきましたが、本書は、魏書東夷伝倭人条と古事記・風土記のトータルな分析により、霊(ひ)信仰による王位継承と祖先霊の祀り、王名襲名論と妻問い婚名論、地名論と地名起源人名論から、紀元1~3世紀のスサノオ・大国主一族による建国史を解明し、卑弥呼の正体とその都と墓の位置を解明しています。もちろん、このような方法は、初めての試みです。
本書において、初めて明らかにした点は、次の通りです。
①三国で覇権を争った魏国と100余国の1/3の30国をまとめた邪馬壹国の類似説
②「魏」(委+鬼)と「倭」(人+委)の「委」(い)の同一性説
③「鬼道」=祖先の「霊(ひ)」信仰説
④「南北市糴(てき)」の「糴」字分析(入+米+翟)からの「鳥」をトーテムとする部族の米鉄交易説
⑤海の「壱岐=一大国=天一柱」から分かれた山の「邪馬壹国」説(壱=一=壹)
⑥「8倭人、9天鄙」からの100余国の「い国」と「ひ国」「ひな国」への分裂説
⑦倭人による「邪馬壹国」から「邪馬臺国」への変更説
⑧方位・距離正確説からの「奴国吉武」説
⑨呼子からの「正使陸行・副使水行」説
⑩版本校閲者による邪馬壹国の最終行程の陸行水行の誤った統合説
⑪アマテラス神話の「筑紫の日向」=「甘木の蜷(ひな)城」説
⑫「高天原」は甘木の背後の高台(矢野竹)説
⑬「天照(アマテル)大霊留女」=「卑弥呼」をモデルにした4人のアマテラス説(スサノオの姉アマテラス、岩屋戸での再生アマテラス、国譲り事件アマテラス、天下りアマテラス)
⑮「漢委奴(いな、ひな)国王」スサノオ説と「倭国王師升(スイショウ)」淤美豆奴(オミズヌ)神説
⑯「倭国大乱」大国主=大国主の後継者争い(国譲り)説
⑰「卑弥呼」=筑紫の日向の大国主命10代目説これらの新たな視点により、本書は邪馬台国論の所在地を突き止め、筑紫王の卑弥呼の墓のある候補地を3カ所に絞り込むとともに、古事記の作者を推理しています。
なお、この『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう [Kindle版]』はアマゾンで販売(307円)しており、ホームページでアマゾンに入って題名を入れて検索すれば購入できます。ただ、スマートフォンかタブレット、アマゾンキンドル・ペーパー・ホワイトでしか読めませんので(パソコンでも読む方法はがあるのですが、私自身、まだ成功していません)、馴染みのない方は本の出版までしばらくお待ちいただきたいと思います。
2014年9月19日 日向 勤(ひな つとむ)
第1章 邪馬台国探偵団の誕生
1「とりかへばや探偵団」/2九州説3人対畿内説3人/3論争のルールを決めよう/4論争開始
第2章 「魏」と「委」と「鬼」
5卑弥呼の墓を見つけよう/6「魏」は「委+鬼」の国/7曹操は「姫氏周王朝」の後継者?/8「日巫女」か「霊(ひ)御子」か?
第3章 太陽信仰か霊(ひ)信仰か
9縄文人は太陽信仰か祖先霊信仰か?/10卑弥呼は縄文人か、弥生人か?/11「黄泉帰り宗教」から「霊(ひ)信仰」へ/12霊(ひ)の「昇天降地」思想へ/13「鬼神信仰」と卑弥呼の「鬼道」/14霊巫女の「鬼道」が祀った祖先王
第4章 邪馬壹国の全体像
15「倭」は、「わ」か、「い」か?/16「イナ国」か「ヒナ国」か?/17「邪馬壹(一)国」か「邪馬臺(台)国」か?/18「百余国」と「三十国」問題
第5章 韓国と倭国
19「七千余里対万二千余里」問題/20「周施五千余里」問題
第6章 対海国と一大国
21対海国・一大国:「南北市糴」の海人族/22米鉄交易による稲作革命/23対海国か対馬国か、一大国か一支国か/24委(一)国の中心はどこか/25委国の第1次展開と第2次展開/26「五十猛神」と「御中主神」「阿斬訶備比古遅神」/27「卜部氏」のルーツは壱岐・対馬/28「月読命」「天照」のルーツは壱岐・対馬
第7章 末盧国・伊都国・奴国
29末盧国:どこに船を泊めたか/30伊都国:郡使の常に駐まる所/31「拝仮」「伝送」の意味/32 陸行と渡海の距離/33短里の時代/34奴国:その中心は春日丘陵か?/35奴国吉武説へ
第8章 正使陸行・副使水行
36投馬国・邪馬臺国へ/37梯儁・張政・陳寿の方位誤謬説/38「正使陸行・副使水行」の出港地は呼子/39呼子起点の南への水行/40陳寿への2つの報告書/41投馬国と邪馬壹国の先後問題
第9章 不彌国から邪馬壹国
42金銀錯嵌珠龍文鉄鏡が決め手/43邪馬壹国へ/44「筑紫の日向」はどこか?/45「日向」は「蜷(ひな)城」/46「阿波岐」は羽白熊鷲の城/47アマテラス神話の「筑紫の日向」/48邪馬台国は東遷したか?/49筑前の神々の信仰中心/50筑紫と出雲に祀られているイヤナギ/51出雲と筑紫のイヤナギ:天(あま)族の移動性
第10章 卑弥呼とアマテラス
52卑弥呼はアマテラスか?/53「もの姫・もの太郎」神話の謎/544人のアマテラス/55太安万侶の暗号/56スサノオ~大国主7代の王朝/57アマテラス神話の創作者
第11章 高天原を探せ
58「ウケヒ(受け霊)」の主役/59母系制社会の女王国/60高天原はどこか?/61羽白熊鷲伝承が示す高天原/62「城(き、しろ)」だらけ/63麻氐良布神社のアマテラス/64卑弥呼の墓はどこ?/65邪馬壹国発掘団へ
※文章や図、筆者撮影の写真の転載はご自由に(出典記載希望)。
※日向勤著『スサノオ・大国主の日国―霊の国の古代史』(梓書院)参照
※参考ホームページ:霊(ひ)の国古代史研究室(http://www.geocities.jp/hinatsutomu)
※参考ブログ:邪馬台国探偵団(http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/)
霊の国:スサノオ・大国主命の研究(http://blogs.yahoo.co.jp/hinafkinn/)
霊(ひ)の国の古事記論(http://hinakoku.blog100.fc2.com/)
帆人の古代史メモ(http://blog.livedoor.jp/hohito/)
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2009年に『スサノオ・大国主の日国 霊の国の古代史』(梓書院)を出版したのち、ブログ「霊の国:スサノオ・大国主命の研究」(YAHOO)、「霊(ひ)の国の古事記論」(FC2)、「帆人の古代史メモ」(livedoor)、「神話探偵団」(gooブログ)、「邪馬台国探偵団」(Seesaa)を書いてきましたが、「邪馬台国探偵団」を加筆・訂正し、他のブログの神話論、宗教論、スサノオ・大国主建国論、神社祭神論などを加えて、新たに書き直しました。
これまで、邪馬台国論争はもっぱら魏書東夷伝倭人条(通称:魏志倭人伝)をもとに論じられてきましたが、本書は、魏書東夷伝倭人条と古事記・風土記のトータルな分析により、霊(ひ)信仰による王位継承と祖先霊の祀り、王名襲名論と妻問い婚名論、地名論と地名起源人名論から、紀元1~3世紀のスサノオ・大国主一族による建国史を解明し、卑弥呼の正体とその都と墓の位置を解明しています。もちろん、このような方法は、初めての試みです。
本書において、初めて明らかにした点は、次の通りです。
①三国で覇権を争った魏国と100余国の1/3の30国をまとめた邪馬壹国の類似説
②「魏」(委+鬼)と「倭」(人+委)の「委」(い)の同一性説
③「鬼道」=祖先の「霊(ひ)」信仰説
④「南北市糴(てき)」の「糴」字分析(入+米+翟)からの「鳥」をトーテムとする部族の米鉄交易説
⑤海の「壱岐=一大国=天一柱」から分かれた山の「邪馬壹国」説(壱=一=壹)
⑥「8倭人、9天鄙」からの100余国の「い国」と「ひ国」「ひな国」への分裂説
⑦倭人による「邪馬壹国」から「邪馬臺国」への変更説
⑧方位・距離正確説からの「奴国吉武」説
⑨呼子からの「正使陸行・副使水行」説
⑩版本校閲者による邪馬壹国の最終行程の陸行水行の誤った統合説
⑪アマテラス神話の「筑紫の日向」=「甘木の蜷(ひな)城」説
⑫「高天原」は甘木の背後の高台(矢野竹)説
⑬「天照(アマテル)大霊留女」=「卑弥呼」をモデルにした4人のアマテラス説(スサノオの姉アマテラス、岩屋戸での再生アマテラス、国譲り事件アマテラス、天下りアマテラス)
⑮「漢委奴(いな、ひな)国王」スサノオ説と「倭国王師升(スイショウ)」淤美豆奴(オミズヌ)神説
⑯「倭国大乱」大国主=大国主の後継者争い(国譲り)説
⑰「卑弥呼」=筑紫の日向の大国主命10代目説これらの新たな視点により、本書は邪馬台国論の所在地を突き止め、筑紫王の卑弥呼の墓のある候補地を3カ所に絞り込むとともに、古事記の作者を推理しています。
なお、この『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう [Kindle版]』はアマゾンで販売(307円)しており、ホームページでアマゾンに入って題名を入れて検索すれば購入できます。ただ、スマートフォンかタブレット、アマゾンキンドル・ペーパー・ホワイトでしか読めませんので(パソコンでも読む方法はがあるのですが、私自身、まだ成功していません)、馴染みのない方は本の出版までしばらくお待ちいただきたいと思います。
2014年9月19日 日向 勤(ひな つとむ)
「邪馬台国探偵団―卑弥呼の墓を掘ろう」 目次
第1章 邪馬台国探偵団の誕生
1「とりかへばや探偵団」/2九州説3人対畿内説3人/3論争のルールを決めよう/4論争開始
第2章 「魏」と「委」と「鬼」
5卑弥呼の墓を見つけよう/6「魏」は「委+鬼」の国/7曹操は「姫氏周王朝」の後継者?/8「日巫女」か「霊(ひ)御子」か?
第3章 太陽信仰か霊(ひ)信仰か
9縄文人は太陽信仰か祖先霊信仰か?/10卑弥呼は縄文人か、弥生人か?/11「黄泉帰り宗教」から「霊(ひ)信仰」へ/12霊(ひ)の「昇天降地」思想へ/13「鬼神信仰」と卑弥呼の「鬼道」/14霊巫女の「鬼道」が祀った祖先王
第4章 邪馬壹国の全体像
15「倭」は、「わ」か、「い」か?/16「イナ国」か「ヒナ国」か?/17「邪馬壹(一)国」か「邪馬臺(台)国」か?/18「百余国」と「三十国」問題
第5章 韓国と倭国
19「七千余里対万二千余里」問題/20「周施五千余里」問題
第6章 対海国と一大国
21対海国・一大国:「南北市糴」の海人族/22米鉄交易による稲作革命/23対海国か対馬国か、一大国か一支国か/24委(一)国の中心はどこか/25委国の第1次展開と第2次展開/26「五十猛神」と「御中主神」「阿斬訶備比古遅神」/27「卜部氏」のルーツは壱岐・対馬/28「月読命」「天照」のルーツは壱岐・対馬
第7章 末盧国・伊都国・奴国
29末盧国:どこに船を泊めたか/30伊都国:郡使の常に駐まる所/31「拝仮」「伝送」の意味/32 陸行と渡海の距離/33短里の時代/34奴国:その中心は春日丘陵か?/35奴国吉武説へ
第8章 正使陸行・副使水行
36投馬国・邪馬臺国へ/37梯儁・張政・陳寿の方位誤謬説/38「正使陸行・副使水行」の出港地は呼子/39呼子起点の南への水行/40陳寿への2つの報告書/41投馬国と邪馬壹国の先後問題
第9章 不彌国から邪馬壹国
42金銀錯嵌珠龍文鉄鏡が決め手/43邪馬壹国へ/44「筑紫の日向」はどこか?/45「日向」は「蜷(ひな)城」/46「阿波岐」は羽白熊鷲の城/47アマテラス神話の「筑紫の日向」/48邪馬台国は東遷したか?/49筑前の神々の信仰中心/50筑紫と出雲に祀られているイヤナギ/51出雲と筑紫のイヤナギ:天(あま)族の移動性
第10章 卑弥呼とアマテラス
52卑弥呼はアマテラスか?/53「もの姫・もの太郎」神話の謎/544人のアマテラス/55太安万侶の暗号/56スサノオ~大国主7代の王朝/57アマテラス神話の創作者
第11章 高天原を探せ
58「ウケヒ(受け霊)」の主役/59母系制社会の女王国/60高天原はどこか?/61羽白熊鷲伝承が示す高天原/62「城(き、しろ)」だらけ/63麻氐良布神社のアマテラス/64卑弥呼の墓はどこ?/65邪馬壹国発掘団へ
※文章や図、筆者撮影の写真の転載はご自由に(出典記載希望)。
※日向勤著『スサノオ・大国主の日国―霊の国の古代史』(梓書院)参照
※参考ホームページ:霊(ひ)の国古代史研究室(http://www.geocities.jp/hinatsutomu)
※参考ブログ:邪馬台国探偵団(http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/)
霊の国:スサノオ・大国主命の研究(http://blogs.yahoo.co.jp/hinafkinn/)
霊(ひ)の国の古事記論(http://hinakoku.blog100.fc2.com/)
帆人の古代史メモ(http://blog.livedoor.jp/hohito/)
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