ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート177 約5000年前のスペイン女王が示すアフリカ・西欧西海岸人類拡散説」の紹介

2023-08-05 16:53:49 | 母系制社会

 はてなブログに「縄文ノート177 約5000年前のスペイン女王が示すアフリカ・西欧西海岸人類拡散説」をアップしましたので紹介します。https://hinafkin.hatenablog.com/

7月10日、ナショナルジオグラフィックから「約5000年前の権力者は女性だった、定説覆す発見、スペイン―考古学の革命的手法『プロテオミクス』で判明、他の研究でも活躍」という大変興味深いメールがナショジオから送られてきました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6bbd09cf671e6da17c3b00405fea46ba28facb62?page=3

 私は「イギリス・アイルランド各地」の「5300~3100年前頃」の環状列石について、「ストーンヘンジ周辺の30数名を弔う集団墓地の人骨はトルコ系、スペインに現在定住する民族と大変似通った遺伝子であることが判明」と書きましたが、その集団が母系制であった可能性が高いことが明らかとなりました。

 Y染色体Eの分布をみると、アフリカ西岸に濃厚に分布しスペインへと続いていることからみて、イギリス・アイルランドの環状列石を作った人たちは、地中海ルート(トルコ起源説)よりアフリカ・西欧西岸拡散ルートの可能性がより高いことが明らかとなりました。

 アフリカ西海岸の熱帯雨林で別れた、「西のY染色体E型人のストーンサークル文明」と、「東のY染色体D型人の縄文人のストーンサークル文明」は、アフリカにルーツがある可能性が出てきており、8~12世紀のセネガンビア(セネガル)の1045箇所の環状列石に先立つストーンサークル文明がアフリカ西海岸にあった可能性がでてきました。

 私は縄文人は「アジア大陸南・東海岸拡散説」であり、琉球(龍宮)から北海道への縄文海人族の「貝輪・ヒスイ交易ルート」がスサノオ・大国主一族の「米鉄交易と妻問夫招婚」による建国に繋がったという説ですが、本ブログの「スサノオ・大国主建国論」としても、アフリカから東西に分岐して拡散したY染色体E型人とY染色体D型縄文人のルーツから説き起こし、世界に発信すべきと考えます。 雛元昌弘

□参考□

<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

 ・『奥の奥読み奥の細道』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2017冬「スサノオ・大国主建国論1 記紀に書かれた建国者」(『季刊山陰』38号)

 2018夏「スサノオ・大国主建国論2 「八百万の神々」の時代」(『季刊山陰』39号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)

 2018夏「スサノオ・大国主建国論3 航海王・スサノオ」(『季刊山陰』40号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(『季刊 日本主義』43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

 ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

 帆人の古代史メモ          http://blog.livedoor.jp/hohito/

 ヒナフキンの邪馬台国ノート      http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

 霊(ひ)の国の古事記論       http://hinakoku.blog100.fc2.com/


「縄文ノート176 世界の母系社会」の紹介

2023-08-02 10:05:58 | 母系制

 はてなブログに「縄文ノート176 世界の母系社会」をアップしましたので紹介します。https://hinafkin.hatenablog.com/

 7月19日の縄文社会研究会・東京の公開講座の講演資料「縄文は母系制社会だった」では、方法論として垂直軸(歴史軸)と水平軸(世界の民俗軸:女神信仰と母系制)の両方から縄文母系制社会を明らかにしょうとしましたが、後者の「世界の母系制社会」「世界の女神信仰」の資料づくりは間に合いませんでした。

 ナディア・フェルキ著・野村真依子訳の『世界の母系社会』、遠藤織枝著の『中国雲南 摩梭(モソ)族の母系制』などから、現存する世界の母系社会を紹介し、世界は父系社会の前は母系社会であったことを明らかにしました。

 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」としても、世界史の中にスサノオ・大国主建国をどう位置付けることができるのか、という1つの切り口として参考にしていただければと考えます。

 海人族のスサノオ・大国主一族の「百余国」の「委奴国(ふぃなのくに)」建国は各国を滅ぼしての軍事的統一ではなく、米鉄交易と妻問夫招婚、八百万神信仰による平和的な部族連合による建国です。放牧を続けていた貧しい羊飼いのユダヤ人が自分たちは選民であるとする絶対神を発明し、その神の命令によりパレスティナの豊かな交易・農耕民族を征服し、男は殺し女子どもは奴隷にしたユダヤ民族の旧約聖書歴史史観とは異なる世界史があることを、ウクライナ侵略戦争の今こそ世界にアピールすべきではないでしょうか?

 全ての死者が神として祀られるスサノオ・大国主一族の八百万神信仰の世界遺産登録へ向けての参考にしていただければと考えます。 雛元昌弘

 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

 ・『奥の奥読み奥の細道』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2017冬「スサノオ・大国主建国論1 記紀に書かれた建国者」(『季刊山陰』38号)

 2018夏「スサノオ・大国主建国論2 「八百万の神々」の時代」(『季刊山陰』39号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)

 2018夏「スサノオ・大国主建国論3 航海王・スサノオ」(『季刊山陰』40号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(『季刊 日本主義』43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

 ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

 帆人の古代史メモ          http://blog.livedoor.jp/hohito/

 ヒナフキンの邪馬台国ノート      http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

 霊(ひ)の国の古事記論       http://hinakoku.blog100.fc2.com/