ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート125 播磨・吉備・阿蘇からの製鉄・稲作・古墳の起源論」の紹介

2022-02-26 16:25:21 | スサノオ・大国主建国論
 はてなブログに「縄文ノート125 播磨・吉備・阿蘇からの製鉄・稲作・古墳の起源論」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 私の母方の故郷、たつの市揖保川町から御津町にかけての丘陵で、小学生高学年の頃、鳩やジュウシマツを飼っていた鳥好きの又従兄弟たちが鳥もちや霞網で野鳥を捕りに行くのに付いて行ったことがありました。
 その時、同学年の武君から「この山の上からは古代人の糞がいっぱいでてくる」と教えられ、私は「こんな山の上で古代人が糞をいっぱいするかなあ。ウンチは雨で溶けてしまって化石になるだろうか」と疑問に思ったものです。
 古代史をやるようになって、ようやく武君は金屎(鉄屎:かなくそ)を人間の糞と誤解していたことが判りましたが、岡山県赤磐市赤坂の石上布都魂神社でも近くの川から金屎がいくらでも出てくるということを聞き、金糞岳(滋賀県と岐阜県境)、金草岳(元は金糞ヶ岳:福井県と岐阜県境)、金屎(愛知県一宮市、青森県八戸市)、金糞平(青森県三沢市)の山名・地名だけからみても、稲作と木の文化とともに製鉄の残りかすの金屎は全国いたるところにあった可能性が高いと考えます。縄文土器の穴のシリコン・レプリカから縄文農耕が証明され、柱穴から縄文建築が再現されているように、「残り物には福がある」で古代製鉄の起源に迫る鉄屎(かなくそ)研究者が出てきて欲しいものです。
 「石器―土器―鉄器」時代区分による日本文明研究として、「採集・漁撈・狩猟―焼畑農耕―水辺水田稲作―鉄器・水利水田稲作」時代区分、「集落古墳―山上古墳―切盛古墳」時代区分、「氏族社会―部族社会―古代国家(常備軍・行政組織・統一宗教)」時代区分の整理に向けて、今回、播磨を中心に分析しました。
 本来は本ブログの「スサノオ・大国主建国論」として書くべきでしたが、いずれ「製鉄論」「古墳論」「古代社会・国家論」として整理したいと思います。雛元昌弘


□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/



















「縄文ノート124 『ヒナフキンの縄文ノート』一覧」の紹介

2022-02-17 11:28:02 | 日本文明
 はてなブログに「縄文ノート124 『ヒナフキンの縄文ノート』一覧」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 縄文論・日本列島人起源論・古代史論など日本文明論の取り組みの全体構成図とともに、「ヒナフキンの縄文ノート」の拙論一覧(掲載順とテーマ別)を掲載しました。なお、新説に合わせて旧説の修正はできていませんので、食い違いがある場合には新しい方が現在の私の到達点です。
 アフリカでサルからヒトになり、日本列島にやってきて建国にいたるまでの日本文明の全体史として、Y染色体DNAや農産物の起源と拡散、宗教や農耕などの倭音倭語の起源、木器・石器・土器・鉄器技術の継承・創造、焼畑農耕・水辺稲作・水利水田稲作文化、霊(ひ)信仰と地神・海神・水神・山神・天神信仰、家族・氏族・部族社会と国家(常備軍+行政組織)形成の総合的・全体的な把握に向けた「最少矛盾仮説」を考える参考にしていただければと考えます。 雛元昌弘



□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
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「縄文ノート123 亀甲紋・龍鱗紋・トカゲ鱗紋とヤマタノオロチ王』」の紹介

2022-02-14 18:11:41 | スサノオ・大国主建国論
 はてなブログに「縄文ノート123 亀甲紋・龍鱗紋・トカゲ鱗紋とヤマタノオロチ王」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 スサノオ・大国主建国論から縄文社会研究に入った私は、出雲大社で神使の海蛇を「龍神様」として祭り、神紋の六角紋(通説では亀甲紋)が海蛇神・龍神信仰の龍鱗紋(りゅうりんもん)であり、その起源が縄文時代に遡るとし、井戸尻考古館の「巳を戴く神子」をその根拠とするとともに、トカゲがジャンプするときに尻尾を上げる形状から縄文土器の縁飾りのこれまで「鶏頭」とされてきた突起や諏訪大社の「薙鎌(なぎかま)」はトカゲ龍であるとしました。
 そして、八俣遠呂智(ヤマタノオロチ:古事記)を日本書紀が「八岐大蛇」と書き換え、出雲神楽でヤマタノオロチ王を「トカゲ蛇」としていることから、ヤマタノオロチ王もまた東南アジアルーツの「トカゲ龍」を龍神として信仰する海人族系縄文人であると考えました。
 その時に指摘しなかったのですが、出雲大社の「亀甲紋」「龍鱗紋(りゅうりんもん)」は「トカゲ鱗紋」であることを補足説明し、製鉄とともに「トカゲ龍」信仰がヤマタノオロチ王からスサノオ・大国主一族に伝わった可能性を検討し、縄文社会の内発的自立的発展の延長上にヤマタノオロチ王をへてスサノオ・大国主建国が成立したことを明らかにしました。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、出雲大社の亀甲紋の由来と「トカゲ龍」とされたヤマタノオロチ王の関係は重要なテーマであり、参考にしていただければと思います。雛元昌弘


□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
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「縄文ノート122 『製鉄アフリカ起源説』と『海の鉄の道』」の紹介

2022-02-10 16:22:29 | 文明論
 はてなブログに「縄文ノート122 『製鉄アフリカ起源説』と『海の鉄の道』」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 「製鉄アフリカ起源」「海の鉄の道」説については、日本文明・文化を全て「アフリカ→中央アジア→中国→朝鮮」ルートと固く信じている人たちからは、とんでもない空想と批判されそうです。
 しかしながら、人類の誕生がアフリカであり、アフリカから言語・ヒョウタン(水や種子)・黒曜石・文化・宗教などを持って人類は竹筏で「海の道」を全世界に拡散したという私の「ラフトピープル史観(筏民史観)」からすると、時代は異なりますが「鉄の海の道」を考えないわけにはいきません。
 私は縄文時代から続く神名火山(神那霊山)信仰・白山信仰のルーツがアフリカと考えて調べ始め、テレビ番組でギザのメンカウラーのピラミッドが上が白・下が赤のツートンカラーであることを知って衝撃を受け、「母なるナイル」の源流に万年雪を抱き下が赤土の山がないかネットを検索したところ、木村愛二氏のホームページ『古代アフリカ・エジプト史への疑惑』にたどり着きました。ナイル源流の赤道直下に万年雪のルウェンゾリ山があり、その麓には8000年前頃とされるイシャンゴ文明(最近になって9万年前の骨製の銛の発見)があったのです。
 氏の「製鉄アフリカ起源説」は先駆的な労作であり、その紹介をしながら、製鉄起源の真実に迫りました。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、製鉄の起源は重要なテーマであり、参考にしていただければと思います。雛元昌弘


□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
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  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
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「縄文ノート121 古代製鉄から『水利水田稲作』の解明へ」の紹介

2022-02-05 16:37:00 | スサノオ・大国主建国論
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 工学では仮説を立てて実験を行い、最適解を求めるという「仮説実験」「仮説検証」という手っ取り早い方法が一般的であり、仮説を立てるのはすでに解明されている科学法則から推定する方法と社会・生産現場の必要性から考える方法がありますが、後者が多いように思います。友人が学生時代にやっていた車の「エンジンのピストンとシリンダーの間隔とオイルの最適関係」では2つの条件を変えて組み合わせて多くの実験を行って最適解を求めていました。従って、工学では「仮説こそ発明の母」であり、「仮説命」というところがあります。
 私は「縄文焼畑農耕仮説」の証明をしたいと考え、農耕の倭音倭語を調べて大野晋氏の「ドラヴィダ(タミル)語起源説」にたどり着き、氏の著書から南インドのドラヴィダ族の小正月に赤米を炊いて沸騰を祝う「ポンガ」の祭りを教えられ、縄文土器の縁飾りは芋やソバ・米などを炊いた時の「泡と湯気と吹ききこぼれ説」「縄文土器の鶏冠説の突起はトカゲ龍デザイン説」に進み、「縄文土器のおこげは芋・ソバ・6穀仮説」を立ててその再現実験を提案しました。これは工学系人間の自然な発想、方法論と言えます。
 さらに記紀のスサノオ・大国主建国の分析から「弥生人(中国人・朝鮮人)征服史観」ではなく「縄文農耕から鉄器・水利水田稲作への内発的発展」の仮説を考え、その証明のためには再現実験が必要と考えていたところに、すでに紹介した岡山市の古代史研究家の丸谷憲二さんからいくつかの吉備などでの製鉄実験の資料を送っていただきました。
 富士見町歴史民俗資料館に金屋製鉄遺跡の「赤目(あこめ)砂鉄」や「高師小僧(たかしこぞう)」が展示されていることは「縄文ノート53 赤目砂鉄と高師小僧とスサ」で紹介しましたが、製鉄部族の吉備スサノオ系の八坂氏・守矢氏・建御名方が1~3世紀頃に諏訪に来ている以上、金屋製鉄遺跡がスサノオ・大国主建国時代に遡る可能性についてさらに検討が必要と考えます。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、阿蘇・筑紫・出雲・伯耆・安芸・吉備・播磨・摂津・大和・美濃・尾張・諏訪など全国の紀元1~4世紀の製鉄遺跡の総合的な検討の参考にしていただければと思います。雛元昌弘


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 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
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