ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート161 『海人族旧石器・縄文遺跡群』の世界遺産登録メモ」の紹介

2023-02-26 20:25:59 | 縄文

 はてなブログに「縄文ノート161 『海人族旧石器・縄文遺跡群』の世界遺産登録メモ」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/

 2週間近く別件に集中しており、しばらく縄文・古代史研究はストップしていましたが再開したいと思います。

 「日本中央部縄文遺跡群」は、採集栽培・漁労・狩猟の土器鍋食による、豊かで平和な1万数千年の妻問夫招婚による霊(ひ)信仰の母系制定住社会を示しており、その文化は現代まで色濃く引き継がれているとして、前回、世界遺産として新規登録申請の提案を行いました。

 しかしながら、すっぽりと抜け落ちているテーマがあり、新たに「海人族旧石器・縄文遺跡群」の世界遺産登録申請にむけてメモしました。

 世界各国の先史時代の文化遺産について詳しい分析はまだ行っていませんが、旧新石器時代(日本では石器・土器時代)から古代国家形成(日本ではスサノオ・大国主建国)にかけての母族社会(母系制社会)の解明では日本は世界をリードすべきであり、さらに世界遺産登録を進めるべきと考えます。

 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」としても、西欧中心史観のサバンナ人類起源の「肉食進化キン肉マン説」「石器進化説」の「草原の道人類拡散説」「男系制軍国建国説」に対して、アフリカ・東洋中心史観の熱帯雨林人類起源の「イモ・魚介食進化説」「木骨器進化説」の「海の道人類拡散説」「母系制霊(ひ)信仰建国説」を提案するものであり、母族社会の妻問夫招婚に海洋交易の海人族の米鉄交易・鉄器稲作普及によるスサノオ・大国主建国の文明史を明らかにするうえで欠かせないテーマです。

 今後、スサノオ・大国主建国史の解明と八百万神の霊(ひ)信仰の世界遺産登録申請を検討にするにあたり、参考にしていただければと思います。 雛元昌弘

 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2017冬「スサノオ・大国主建国論1 記紀に書かれた建国者」(『季刊山陰』38号)

 2018夏「スサノオ・大国主建国論2 「八百万の神々」の時代」(『季刊山陰』39号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)

 2018夏「スサノオ・大国主建国論3 航海王・スサノオ」(『季刊山陰』40号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(『季刊 日本主義』43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

 ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

 帆人の古代史メモ          http://blog.livedoor.jp/hohito/

 ヒナフキンの邪馬台国ノート      http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

 霊(ひ)の国の古事記論       http://hinakoku.blog100.fc2.com/


「縄文ノート156 山岸修さん(縄文社会研究会・東京 事務局長)逝く」の紹介

2023-01-06 19:42:21 | 縄文

 はてなブログに「縄文ノート156 山岸修さん(縄文社会研究会・東京 事務局長)逝く」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/

 昨年の12月19日、縄文社会研究会・東京の事務局長の山岸修さんがALSの治験入院中に肺病で亡くなりました。

 2011年、ネットで検索して国際縄文学協会共催の「原発問題を考える」の今井一氏の「国民投票」の講演を聞きに行ったのですが、なんと、京大工学部建築学科西山研究室の大先輩の上田篤氏(当時、助教授)の講演が同時に行われたのです。そこで石飛仁氏(出雲古代史研究家・劇作家・演出家)の講演チラシ「縄文出雲古代序説―オオクニヌシは縄文最後の大王だった」を受けとって聞きにいき、かつて『現代の眼』編集長であった山岸修さんに40年ぶりに出会い、2013年から私は上田さん主宰の縄文社会研究会に共に参加するようになりました。

 山岸さんは『京大新聞』→『現代の眼』→『季刊日本主義』と編集に携わっており、私は『現代の眼』からの出会いであり、『季刊日本主義』に主にスサノオ・大国主建国論と縄文論(霊信仰、起源論)について書かせていただきました。

 信州出身の山岸さんとは日本中央縄文文化(長野・新潟・群馬・山梨など)の世界遺産登録運動を進めることを相談していたのですが、諏訪と関りの深い尾島俊雄顧問を中心に残されたメンバーで引き継いでいきたいと思います。

 本ブログの「スサノオ・大国主論」としても、縄文巨木建築や神名火山(神那霊山)信仰など、縄文社会・文化・文明とスサノオ・大国主建国の連続性や、大国主の八百万神信仰の世界遺産登録の検討にあたって縄文社会研究会・東京の取り組みについて今後とも注目いただければ幸いです。雛元昌弘

        

           

   

           

 


「縄文ノート145 『もちづき(望月)』考」の紹介

2022-07-10 20:28:09 | 縄文

 はてなブログに「縄文ノート145 『もちづき(望月)』考」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/

「縄文ノート142 もち食のルーツは西アフリカ」に追加して、長野県佐久市の望月町などの地名や知人の名字にも見られる「望月」について考えてみたいと思います。

 望月(ぼうげつ、もちづき)は「満月」の異称とされていますが、「望」は呉音・宋音「モウ」・漢音「ボウ」、訓読み「のぞ-む」であり、「もち」と読むことはできませんから、本来は「餅のように丸い餅月」であったと考えます。

 この「もち」語のルーツはどこからかですが、私は「倭音倭語・呉音漢語・漢音漢語」の日本語の3層構造において、農業語・宗教語などの倭音倭語がドラヴィダ語系であることを大野晋さんの『日本語とタミル語』からまとめましたが、「もち月」についても調べてみると、タミル語の「mat-i(マチ)」は満月を表し、日本語の「möt-i→ moti(もち)」(満月、望の月)に対応し、8世紀には「a→ö」の母音交替があったというのです。中国語は「満月(mǎnyuè)」ですから、「もちづき=望月=満月」はタミル語の「mat-i(マチ)」が「moti(もち)」と発音されるようになった可能性が高く、元々は「丸餅=丸いも餅」がルーツであった可能性があります。

 日本に伝わっているドラヴィダ族の1月15日の「ポンガ」の烏祭りが、1月15日の「mat-i(マチ:満月)」とどのような宗教的な関係があるのか、「もち食」や「もちもち」の感触などと関係があるのかどうか、461の民族、200以上の言語があるとされるインドの「いも食」や「もち食」については今後の調査課題です。

 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」では、「葦原中国」「水穂国」の建国について書いてきましたが、縄文時代からの豊かなイモ・マメ・雑穀・魚介食の伝統のうち、出雲国風土記の嶋根郡・楯逢郡の「芋(サトイモ)」、意宇郡・嶋根郡・秋鹿郡・楯逢郡・飯石郡・大原郡の「薯蕷(やまのいも)」と“日本三大芋煮”のうちの1つとされる津和野の郷土料理「芋煮」の関係や、「望月」の祭りや「もち食」文化について考えてみていだければ幸いです。 雛元昌弘

             

□参考□

<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/

  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/

  邪馬台国探偵団              http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/


「縄文ノート117 縄文社会論の通説対筆者説」の紹介

2022-01-07 14:34:26 | 縄文
 はてなブログに「縄文ノート117 縄文社会論の通説対筆者説」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 はてなブログ「ヒナフキンの縄文ノート」は116号を迎え、中間の整理を行いました。
 試行錯誤しながら縄文社会についてあらゆる角度から書いてきましたが、さらに各論を書き進める前に、現段階で全体を俯瞰しておきたいと考えます。「最少矛盾仮説」として統合する前の予備作業です。
 考えが変わってきている矛盾点が多々あると思いますが、ここでは記憶(老人ボケが混じっている)だけを頼りにしてオリジナルな主張についてざっと整理してみました。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、スサノオ・大国主の百余国の建国が縄文時代とどう関わるのか、世界の中でどのような意味を持つのかなどの検討の参考にしていただければと思います。雛元昌弘




□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

「縄文ノート114 縄文アーチストと『障害者アート』」の紹介

2021-12-10 17:49:12 | 縄文
 はてなブログに「縄文ノート115 縄文アーチストと『障害者アート』」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 9日、埼玉県立近代美術館の障害者アート企画展「LOOK ART ME!!」を見てきました。東京新聞でこの企画展があることを妻が見つけたのです。https://www.tokyo-np.co.jp/article/147737
 月1回は美術展・博物館・音楽会・映画に行きたいと思っていたのですが、この数年、原稿書きに集中しており、特に車を手放してからは出不精になっていました。今回は、「縄文人アーチスト障害者」仮説を確かめる目的もあって、すぐに自転車をこいで出かけました。
 この企画展は12回目で、障害者週間(3〜9日)に合わせ、今年は8~12日に開催されています(なんと入場無料)。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、イヤナミ(伊邪那美)が先に「あれまあ、いい男」とイヤナギ(伊邪那岐)を誘って生まれた「霊留子(天照大御神=オオヒルメ=大霊留女の対表現)」は「水蛭子」と表記されて葦船に入れて流し去ったとされ、さらに大国主の建国を助けた少彦名は小人の障がい者とされていることから、母系制社会における障がい者を検討する参考にしていただければと思います。雛元昌弘


□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/





「『縄文ノート112』への追加修正」の紹介

2021-12-06 17:22:06 | 縄文
 はてなブログ「縄文ノート112 『縄文2021―東京に生きた縄文人―』から」へ追加修正を行いました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 今回、江戸東京博物館で特別展「縄文2021―東京に生きた縄文人―」と企画展「ひきつがれる都市の記憶―江戸東京3万年史」が同時に行われたことから、私は縄文文化・文明の世界へのアピールが行われるものと期待しましたが、多くの発掘成果がまとまって展示され、「土器に残る圧痕から豆類(ダイズ・アズキ)の栽培も判明した」とはっきりと示していたものの、「縄文農耕と土器鍋糖質食文化」「母系制社会」「広域交流・交易社会」「地域分業と分散居住が進み、大規模共同祭祀が行われた部族社会」「ポンガ(沸騰と吹きこぼれ)を祝う天神信仰」など、「縄文時代」を世界史の中に文明段階として位置付けた総合的な展示などは見られず、「縄文ガラパゴス史観」「縄文閉じこもり史観」「劣等民族史観」の展示に終わっていました。
 書き落とした「12 『縄文文明』の広域・全国展開」を追加修正しましたのでお知らせします。 雛元昌弘



□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

「縄文ノート112 『縄文2021―東京に生きた縄文人―』から」の紹介

2021-12-05 09:38:13 | 縄文
 はてなブログに「縄文ノート112 『縄文2021―東京に生きた縄文人―』から」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 12月1日、「奥の奥読み奥の細道」(島根日日新聞連載)のデジタル本出版に向けて、草加・南千住・深川の松尾芭蕉像4体の銅像撮影とともに、江戸東京博物館で「縄文2021―東京に生きた縄文人―」「ひきつがれる都市の記憶―江戸東京3万年史」を見てきました。
 この「東京縄文人2021」(私の略称)は平日にも関わらず閲覧者は多く、マニアックな感じの高齢者が中心でしたが若い人も5~10人に1人はいて、縄文ブームを感じさせました。
 私がこれまで縄文論についてオリジナルな分析を行ってきた主な論点は、次の11点です。
 ① 鉄器水利水田稲作と八百万神宗教による「スサノオ・大国主建国」からの縄文時代分析
 ② 「産霊(むすひ)夫婦」始祖神神話や神名火山(神那霊山)・神籬(霊洩木)信仰、柩・棺(ひつぎ)などの「霊(ひ)・霊継(ひつぎ)宗教」からの縄文宗教論
 ③ スサノオ・大国主建国の妻問夫招婚からの縄文母系制社会論
 ④ 外発的発展史観の弥生人征服説に対し、縄文時代からの内発的自立発展史観
 ⑤ 「旧石器―縄文―弥生―古墳」時代区分から、「石器―土器―鉄器」時代区分による縄文論
 ⑥ 西アフリカ産ヒョウタンとカヌー・ディンギー遊びからの「海人族縄文人史観」
 ⑦ アフリカ起源の縄文人と神山天神信仰、黒曜石文化、イモ・マメ・穀類栽培のワンセット伝播論
 ⑧ Y染色体D型・農耕食宗教言語・イモソバアワ焼畑農業・もち食文化などからのドラヴィダ海人・山人族移住説
 ⑨ 「野蛮・未開縄文社会論」に対抗する「縄文文明社会論」
 ⑩ マルクスの「原始共産制―奴隷制―封建制」の時代区分を見直す、「家族・氏族・部族共同体社会論」 
 ⑪ 「日本中央縄文文明」(長野・新潟・群馬・山梨)の世界遺産登録の提案
 以上の視点で今回、急ぎ足ながら「縄文2021―東京に生きた縄文人―」展を見たのですが、私の主張を裏付ける新しい気づきが多くあったものの、以上の私の主張を覆すような事実はありませんでした。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、大国主の「八百万神」信仰による建国が縄文時代から連続しており、アフリカを共通のルーツとする人類の家族・氏族・部族共同体の普遍的な発展段階を示しているのかどうか、「八百万神信仰」の世界遺産登録を視野に入れながら検討していただければと思います。雛元昌弘



□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/



















「縄文ノート108 吹きこぼれとポンガ食祭からの縄文農耕説」の紹介

2021-11-16 14:52:36 | 縄文
 はてなブログに「縄文ノート108 吹きこぼれとポンガ食祭からの縄文農耕説」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 妻が午後の犬散歩で近くの小学校の裏手にマテバシイ(ブナ科の常緑高木)の実が大量に落ちているのを見つけたので、翌朝の犬散歩の時に拾いに行き、炒って食べ、冷蔵庫に保管しておきました。
 ウィキペディアは、マテバシイについて「炒って食べるとおいしく食べられる。・・・粉状に粉砕してクッキーの生地に混ぜて『縄文時代のクッキー』として味わうこともできる」と紹介しています。
 縄文論・日本列島人起源論・人類誕生論の探求の大きなヤマを越しましたので、「マテバシイ粉を煮て食べられるか?」「マテバシイ粉を炊くと、吹きこぼれができるか?」の実験を行いました。
 というのは、私は縄文土器の縁から盛り上がったデザインの縁飾りについて、これまでの「火焔説」「鶏冠説」などに対し、「吹きこぼれの泡」と泡がはじけて湯気が天に上ることから「龍(トカゲ龍)」信仰のデザインが生まれたと考え、縄文土器で煮炊きして吹きこぼれを生じさせる食材がインド・東南アジア原産地のタロイモ(サトイモ)や陸稲・ソバなどの穀類であると主張してきており、「ドングリ粉では吹きこぼれはできない」ことを確かめたかったからです。
 「縄文農耕論」の整理とともに、マテバシイの吹きこぼれ再現実験結果を紹介しています。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、発掘が進んでいる出雲の縄文遺跡から縄文農業の痕跡が見つかるかどうか、「対馬暖流海人族の縄文文明の世界遺産登録」の可能性があるかどうか、などの検討の参考にしていただければと思います。雛元昌弘










□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
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「縄文ノート106 阿久尻遺跡の方形柱列建築の復元へ」の紹介

2021-11-08 16:02:56 | 縄文
 はてなブログに「縄文ノート106 阿久尻遺跡の方形柱列建築の復元へ」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 私は建築の実施設計はやっていませんが、その前段階の建築基本計画(ニーズ調査・建築基本理念・基本方針・施設構成・規模・施設配置・アプローチ・環境景観・イメージ図など)や地区・地域・再開発計画はかなりやっており、阿久尻遺跡の方形柱列巨木建築の復元には興味があります。
 中ツ原遺跡の8本柱や三内丸山遺跡の6本柱の建物の再現が中途半端に終わり、出雲大社の復元模型が誤っている点については、縄文ノート「33 『神籬(ひもろぎ)・神殿・神塔・楼観』」考」「50 縄文6本・8本巨木柱建築から上古出雲大社へ」「78 『大黒柱』は『大国柱』の『神籬(霊洩木)』であった」で指摘してきましたが、阿久尻遺跡方形柱列の建物の再現にあたって同じ間違いがないよう、これまで考えてきたことを整理しておきたいと思います。
 「世界四大文明」からの文明規定ではなく、アフリカ・アジア・アメリカの消え去った森林・木造・焼畑農耕文明や海人族文明などの全体的な解明に向け、世界でもっとも発掘調査が進み、侵略されることなく古い文明がそのまま現代にまで継承されてきた縄文文明の提案が求められます。
 そのためには、森林・木造文化を示すシンボルとして「縄文巨木建築の再現」とともに「日本中央縄文文明」の世界遺産登録運動が必要と考えています。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、スサノオ・大国主一族の「八百万神信仰」の世界遺産登録に向けて、世界最大の拝殿(神殿)であった古代出雲大社の復元に向けた参考にしていただければと思います。雛元昌弘



























□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

「縄文ノート83 縄文研究の7つの壁―外発的発展か内発的発展か」の紹介

2021-07-05 16:42:37 | 縄文
 はてなブログに「縄文ノート83 縄文研究の7つの壁―外発的発展か内発的発展か」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 私は建築学科出身で、建築計画や地域計画、都市計画、まちづくりなどの仕事をしてきた歴史・考古学の門外漢ですが、全国各地の仕事先でスサノオ・大国主伝承に出合い、霊(ひ)信仰からスサノオ・大国主建国論をまとめ、さらに縄文社会研究に進みましたが、私には縄文研究には立ちふさがる大きな壁があることを感じてきました。
 これまで、個別に論じてきたことのまとめになりますが、縄文研究を阻む7つの壁として、ここに整理しておきたいと考えます。
  第1の壁 弥生人(中国人・朝鮮人)征服史観
  第2の壁 石器-縄文-弥生-古墳時代区分
  第3の壁 大和中心史観
  第4の壁 水稲農耕史観
  第5の壁 文献・伝承無視史観
  第6の壁 拝物・物量史観
  第7の壁 天皇中心史観
 これらの論点は、縄文論そのものというより、本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」により密接に関わるものであり、ご一読いただければ幸いです。雛元昌弘

  
□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

「縄文ノート79 『縄文論』のテーマ別一覧表」の紹介

2021-06-18 16:45:13 | 縄文
 はてなブログに「縄文ノート79 『縄文論』のテーマ別一覧表へ」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 「縄文文明世界遺産登録」を視野に入れ、これまで書いてきたものを「縄文文明の世界遺産登録へ」として整理を始めましたがいろいろと試行錯誤・紆余曲折をたどってきたこともあり、「縄文ノート48 縄文からの『日本列島文明論』」の修正作業などにとどまっています。「最少矛盾仮説の提案」というレベルとは言え、用語・概念の論理的整合性を図らなければなりません。
 そこで、記憶・整理・分析・統合脳力の衰えた頭の中を整理するために、この「縄文ノート」だけでなく雑誌や他のブログで公表してきたものや研究会でのレジュメを含め、主なものを再分類しました。

 再整理してみると、「縄文宗教論」と「日本列島人起源論」の分析が多く、「縄文生活論(衣食住な)」「縄文社会論(家族・氏族・部族や階層・階級など)」の分析が乏しいことや、「縄文文化・芸術」は「縄文宗教論」に包摂されていることが判りましたので、今後の分析課題としたいと考えます。
 まだ用語や定義などの統一ができていませんが、「縄文文明」の総合的な研究への参考にしていただければ幸いです。 
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、出雲大社を始めとする霊(ひ)崇拝の八百万神信仰の世界遺産登録を検討するという観点から、世界の諸文明の中での紀元1~4世紀のスサノオ・大国主王朝がどのように位置づけられるのか考えてみていただければと思います。雛元昌弘


□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

「縄文ノート77 『北海道・北東北の縄文遺跡群』世界文化遺産登録の次へ」の紹介

2021-06-03 19:32:09 | 縄文
 はてなブログに「縄文ノート77 『北海道・北東北の縄文遺跡群』世界文化遺産登録の次へ」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 三内丸山遺跡や大湯環状列石など4道県17遺跡で構成される「北海道・北東北の縄文遺跡群」について、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の諮問機関のイコモス(国際記念物遺跡会議)が世界文化遺産への登録を勧告したことを、5月26日に文化庁が発表しました。関係者の十数年にわたる先駆的な粘り強い努力が報われたことに対し心から敬意を表し、ともに喜びたいと考えます。
 ただ、「農耕・牧畜を基盤とした同時期の世界の文明と異なり、縄文社会が採集・漁労・狩猟社会で、先史時代の農耕を伴わない定住社会」とした点については、私は西欧中心主義の文明規定としてこれまで批判してきたところであり同意できず、日本の縄文文化・文明の全体を代表していない点についても課題を残していると考えます。
 「縄文ノート49 『日本中央縄文文明』の世界遺産登録をめざして」「縄文ノート59 日本中央縄文文明世界遺産登録への条件づくり」などをもとに、それ以降の日本民族起源論と古代文明論の深化をふまえて、縄文世界遺産登録について再検討してみました。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、出雲大社を始めとする霊(ひ)崇拝の八百万神信仰の世界遺産登録を検討するという観点から、世界の諸文明の中での紀元1~4世紀のスサノオ・大国主王朝がどのように位置づけられるのか考えてみていただければと思います。雛元昌弘


□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
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「縄文ノート67 海人(あま)か山人(やまと)か?」の紹介

2021-04-09 15:40:50 | 縄文
 はてなブログに「縄文ノート67 海人(あま)か山人(やまと)か?」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 私は海人(あま)族のスサノオ・大国主建国論から縄文社会論に入り、「縄文人=海人族説」から縄文人起源論や縄文社会・文化・文明を追究してきました。
 ところが、インド東部・東南アジア・雲南山岳地帯のピー(ひ=霊)信仰、神山天神信仰、赤米・赤飯・サトイモ神事、寒さに強い温帯ジャポニオカの起源、日本人固有のY染色体D型の分布、照葉樹林文化(根栽類の水さらし利用、絹、焼畑農業、陸稲の栽培、モチ食、麹酒、納豆など発酵食品、鵜飼い、漆器製作、歌垣、お歯黒、入れ墨、家屋の構造、服飾)(ウィキペディア要約)などから、ドラヴィダ系山人(やまと)族の遺伝的・文化的影響を考えるようになり、ドラヴィダ系海人・山人族が共同して日本列島に「海の道」をやってきたと考えるようになりました。
 さらに、バイカル湖畔のブリヤート人がY染色体D型であることから、チベットからバイカル湖畔、シベリアを経て北海道に移住したドラヴィダ系山人族がドラヴィダ系海人・山人族と日本列島で劇的に再会したと考えました。
 魏書東夷伝倭人条に出て来る「邪馬壹国」を「邪馬台国=ヤマト国」とする説や、記紀神話の天皇家のルーツを「海幸彦と山幸彦」とする記紀、「おおわ=大倭=大和」を「やまと」と呼ばせる天皇家、特攻戦艦「大和」と「宇宙戦艦ヤマト」人気など、日本人は「やまと」の響きが好きなようですが、「やまと」のルーツを整理しておきたいと考えます。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、スサノオ・大国主一族のルーツが海人族なのか、山人なのか、考えてみていただければと思います。雛元昌弘


□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
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「縄文ノート60 2020八ヶ岳合宿関係資料・目次」の紹介

2021-03-01 10:49:53 | 縄文
 はてなブログに「縄文ノート60 2020八ヶ岳合宿関係資料・目次」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 「縄文ノート20 Ⅰ-1 2020八ヶ岳合宿関係資料リスト」201204の追加・修正になりますが、ここで一区切りとし、縄文ノート20~59の目次構成を示します。
 縄文農耕・縄文食論、縄文宗教論、日本語起源論、日本列島人起源論、縄文文化・文明論について書き続けてきましたが、現在、「最少矛盾仮説」の縄文論となるよう内容と用語の統一に向けて最終調整を行っています。あと2日で作業を終え、次の段階に進みたいと考えています。
 子どもの頃から学校での授業で疑問に思っていたことが、私なりに解決できてきたように思います。
 今、これらをどう英訳できるか、「倭音倭語・呉音漢語・漢音漢語」の3層構造の言語や「霊(ひ)=神」の概念などをどう説明できるのか、ギリシア・ローマ文明と四大文明、共同体文明の違いをどう説明できるのか、イメージを膨らませているところです。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」においても、英語で書くとどうなるか、考えてみたいと思います。 雛元昌弘


□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
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「縄文ノート55 マザーイネのルーツはパンゲア大陸」の紹介

2021-02-11 23:26:33 | 縄文
 はてなブログに「縄文ノート55 マザーイネのルーツはパンゲア大陸」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 2014年6月に縄文社会研究会に向けて書いたレジュメ「『人類の旅』と『縄文農耕』、『3大穀物単一起源説』」を「縄文ノート25」としてアップし、そこでは「3大穀物などイネ科のマザーイネのルーツはパンゲア大陸」という仮説を提案しましたが、それを証明する新たなデータが見つかりましたので、紹介いたします。
 人類がアフリカで生まれ、アフリカから各地に広がったように、はるか前の三畳紀(約2.5~2.1億年前)に陸地がゴンドワナ大陸(南のパンゲア大陸と北のローラシア大陸)の1つであった時、そのパンゲア大陸で米・麦・トウモロコシなどのイネ科植物は生まれて広がり、大陸の分裂により各大陸に野生種がそれぞれ残り、そこからの栽培種が生まれたという全史を明らかにできたと考えます。
 そのうちのアジアイネ(インディカイネとジャポニカイネ)のルーツについては、遺伝子学の分野で「長江流域一元説」と「インディカ・ジャポニカ二元説」で争われ、日本への伝来については「朝鮮半島説」「長江流域説」「南方説」で、時期については「縄文稲作説」「弥生稲作説」で議論されていますが、言語論や食生活・民族論、宗教論など総合的に決着をつけるべきと考えます。
 地球温暖化の異常気象による干ばつ・洪水などによる食料危機がアフリカや中央アジアなどの民族紛争の危機を高めており、今こそ農業と食の文明史をたどってみる必要があると考えます。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」でも、日本書紀に書かれたスサノオの新羅訪問とともに、「五百鉏々王」であった大国主一族による鉄先鋤による「鉄器水利水田稲作革命」による「葦原中国」「豊葦原千秋長五百秋水穂国」の分析は欠かせません。「縄文ノート55 マザーイネのルーツはパンゲア大陸」をご覧になっていただきたいと考えます。雛元昌弘






□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/