ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート157 中ツ原遺跡の8本柱巨木拝殿は天狗岳を向いている」の紹介

2023-01-08 17:08:49 | 縄文文明

 はてなブログに「縄文ノート157 中ツ原遺跡の8本柱巨木拝殿は天狗岳を向いている」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/

 これまで茅野市の中ツ原遺跡の巨木8本柱痕の建物を神山天神信仰の巨木拝殿(楼観)とし、信仰対象の神名火山(神那霊山)を蓼科山として書いてきましたが間違っており、八ヶ岳連峰の天狗岳に変更したいと思います。

 この8つの柱痕からの建物の復元について、縄文人は現代人と同程度の判断力を持っていたと考える私は、①柱の太さから当時の森林の樹高を超える高さの建物であり、②その大きさ、③柱の数、④戦争社会ではないこと、④「御柱祭」のような多大な共同作業を必要とすること、⑤集落中央の高台の800基以上の土坑群の中心に立地していること、⑥傍から「仮面の女神」の土偶が見つかっていることから、単なる倉庫や見張り台(2本柱・3本柱で足りる)ではなく、神山天神信仰の神名火山(神那霊山)崇拝の拝殿(楼観神殿)であると考えてきました。

 2019、2020年に中ツ原遺跡を見学した時には磁石を持たなかったためその方位について正確に把握できておらず、おおまかに蓼科山を神名火山(神那霊山)とした拝殿(楼観)ではないかと考えていたのですが、今回、2003年の茅野市教育委員会の「中ツ原遺跡」の緊急発掘調査概要報告書をネットで見つけ、短軸方向が蓼科山ではなく、八ヶ岳の特徴的な神名火山(神那霊山)である天狗岳に向いている可能性が高いことが判明しました。

 この中ツ原遺跡については、国宝「仮面の女神」やヒスイ玉やヒスイ垂飾り、石棒を配置した祭祀の煮炊きを行うかまど(筆者説:石棒は女神に捧げる祭具)、多様なデザインの多くの縄文土器(筆者説:絵文字土器―AIを使った解明が期待される)などもあり、巨木高層拝殿の復元とともに、現地での展示施設整備を進め、世界史の中に位置付けた展示(世界の女神信仰・性器信仰、世界の神山天神信仰、世界の巨木文化、世界の焼畑農業、世界のイモ・雑穀食、世界の土器鍋食文化など)と世界遺産登録運動が求められます。

 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」としても、縄文人の母系制社会の神名火山(神那霊山)信仰と縄文巨木建築が、スサノオ・大国主一族の妻問夫招婚による建国や八百万神の神名火山(神那霊山)信仰と48mの出雲大社に引き継がれている点など、縄文社会・文化・宗教とスサノオ・大国主建国の連続性を検討する参考にしていただければと思います。 雛元昌弘

 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2017冬「スサノオ・大国主建国論1 記紀に書かれた建国者」(『季刊山陰』38号)

 2018夏「スサノオ・大国主建国論2 「八百万の神々」の時代」(『季刊山陰』39号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)

 2018夏「スサノオ・大国主建国論3 航海王・スサノオ」(『季刊山陰』40号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(『季刊 日本主義』43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/

  ヒナフキンの邪馬台国ノート  http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/

          


「縄文ノート155 素晴ら怪しい縄文論:COOL JAPAN~発掘!かっこいいニッポン〜『縄文〜Jomon~』」の紹介

2022-12-10 20:11:00 | 縄文文明

 はてなブログに「縄文ノート155 素晴ら怪しい縄文論:COOL JAPAN~発掘!かっこいいニッポン〜『縄文〜Jomon~』」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/

 スサノオ・大国主建国論に集中しており、やっと「COOL JAPAN~発掘!かっこいいニッポン~」の9月24日「縄文 〜Jomon」の録画を見ることができました。

 各国の人たちが縄文をどうとらえているかに興味があったのですが、学校でイタリアではローマから、アメリカでは航海時代からなど、旧石器・新石器(日本だと縄文時代)の歴史については教えられていませんでした。

世界の中で日本がもっともこの時代の研究と国民の理解は進んでおり、世界史解明に貢献すべきことが改めて確認できました。

 番組が北海道・北東北縄文遺跡群の世界遺産登録を紹介し、縄文文化・文明と現代との関りを平和な1万年数千年の歴史からの戦争のない社会、自然との関りにおいてSDGs(エス・ディー・ジーズ:持続可能な開発目標)な縄文社会、機械化・ロボット化・人工知能化・戦争社会の次の文明モデルとし、縄文アートを評価したことは高く評価できます。

しかしながら、私がこれまで書いてきた「採集・漁労社会論」「縄文農耕論」「母系制社会(母族社会)論」「霊信仰・神山天神信仰論」「定住普遍社会論」「糖質魚食・共同・和平進化論」「障がい者縄文アート論」「縄文文明アフリカ起源論」「縄文とスサノオ・大国主建国連続論」「縄文文化・文明中心史観」などからは不十分と言わざるをえない点があり、問題提起しました。

 本ブログの「スサノオ・大国主論」としては、縄文社会・文化・文明とスサノオ・大国主建国が連続しているという「プレスサノオ・大国主建国論」の参考にしていただければと思います。雛元昌弘

 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2017冬「スサノオ・大国主建国論1 記紀に書かれた建国者」(『季刊山陰』38号)

 2018夏「スサノオ・大国主建国論2 「八百万の神々」の時代」(『季刊山陰』39号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)

 2018夏「スサノオ・大国主建国論3 航海王・スサノオ」(『季刊山陰』40号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(『季刊 日本主義』43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/

  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/

  邪馬台国探偵団         http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/


「縄文ノート144 琉球の黒曜石・ヒスイ・ソバ・ちむどんどん」の紹介

2022-06-27 20:10:58 | 縄文文明

 はてなブログに「縄文ノート144 琉球の黒曜石・ヒスイ・ソバ・ちむどんどん」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/

 琉球の黒曜石・ヒスイ・ソバ・ちむどんどんをもとに、琉球を起点とした交易と言語から日本列島人起源について考えてみました。

 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」としても、日本列島人起源論・縄文論とスサノオ・大国主一族の建国、琉球弁と出雲弁の関係、海人族のルーツなどについて、考えてみていだければ幸いです。 雛元昌弘

 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/

  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/

  邪馬台国探偵団              http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/


「縄文ノート120 吉備津神社と諏訪大社本宮の『七十五神事』」の紹介

2022-01-30 15:33:07 | 縄文文明
 はてなブログに「縄文ノート120 吉備津神社と諏訪大社本宮の『七十五神事』」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 私のフェイスブックを見て、岡山市の古代史研究家の丸谷憲二さんから連絡をいただき、吉備の物部氏と諏訪の守矢氏との宗教上の繋がりを示す資料や、備前赤坂(現赤磐市)の赤土などからの製鉄再現実験の資料を送っていただきました。
 今回は、氏のレジュメ「吉備津神社 七十五膳据神事の七十五の起源についての考察」をもとに、縄文ノート119・120で明らかにした、記紀、播磨・伊勢国風土記、神社・民間伝承のからの諏訪と伊勢・大和・播磨・備前のスサノオ・大国主一族の氏族・宗教・製鉄の繋がりについての分析を補強しました。
 縄文論から外れるとのお考えもあるとは思いますが、「スサノオ・大国主建国史から遡って縄文社会・文化・宗教を解明する」=「縄文社会・文化・宗教の延長上にスサノオ・大国主建国がある」という私の基本的な縄文解明の方法論の延長上にあります。
 なお、丸谷さんの「製鉄実験」などについては、次々回に紹介したいと考えます。
 内容はむしろ本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」にふさわしいものであり、「ヤマタノオロチ吉備王」説から、スサノオ・大国主一族の製鉄や美和(大倭=大和)、諏訪への展開について「七十五神事」について述べ、さらには人類大移動に伴うDNA・言語・農耕・文化・宗教の縄文社会への伝播についてまとめています。雛元昌弘


□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/











「縄文ノート109 日本列島そば好きラインー蕎麦と焼畑」の紹介

2021-11-21 18:37:05 | 縄文文明
 はてなブログに「縄文ノート109 日本列島そば好きラインー蕎麦と焼畑」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 私は小学校までは岡山、中高は姫路で育ちましたが「そば」を食べた記憶がなく、大学の京都、その後の奈良・大阪でもほとんど食べることはなく、埼玉に引っ越してから少しずつソバを食べるようになり、ソバを主に食べるようになったのはかなりたってからです。
 ただ基本的にはうどん好きであり、それも昆布の出汁を飲む関西風の出汁が染みやすい、柔らかいうどんが大好きです。コシのある讃岐うどんは仕事で香川県に通うようになって食べ始めて小麦のおいしさを感じるようになったのですが、関東の鰹節ベースの出汁やつけ汁のうどんは今でも好きではありません。
 「三つ子の魂」で子どもの頃に覚えた味は忘れられないもので、「そば好き」の食文化もまた同じように持続されると考えます。「そばは救荒食」などと位置づけるべきではなく、縄文時代から「そば好き文化」があったと考えるべきでしょう。
 NHKの「新日本風土記 蕎麦」が9月に再放送され、やっと録画を見ましたので、さらに「縄文そば農耕とそば食文化」について考察しました。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、発掘が進んでいる出雲の縄文遺跡から縄文そば農業の痕跡が見つかるかどうか、今の「出雲そば」に繋がっているのかどうかなどの検討の参考にしていただければと思います。雛元昌弘
















□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/


「縄文ノート105 世界最古の阿久尻遺跡の方形巨木柱列群」の紹介

2021-10-30 15:59:52 | 縄文文明
 はてなブログに「縄文ノート105 世界最古の阿久尻遺跡の方形巨木柱列群」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 阿久遺跡は6000~5500年前頃の世界最古の巨大な集合墓地の「環状列石」と神山天神信仰の「立石(金精)から蓼科山へ向かう石列」の祭祀遺跡であり、中ツ原遺跡の「蓼科山信仰の楼観拝殿と仮面の女神像(国宝)」と合わせて縄文ノート104で明らかにしました。
 蓼科山(女神山)信仰の「立石石列・楼観拝殿・女神像」の3点セットが同じ遺跡からは見つかっていませんが、HP(ホームページ)で検索していると阿久遺跡のすぐそばに阿久尻遺跡があり、なんと「20の大小の方形柱穴」があることが茅野市ホームページに掲載されていたのです。
 縄文人の蓼科山信仰は阿久尻遺跡の「楼観拝殿」により補強され、棚畑遺跡の「縄文のビーナス(国宝)」を加えると5点セットになり、世界最古の神山天神信仰の宗教遺跡であることが明確となりました。「日本中央縄文文明」の世界遺産登録運動のシンボル施設として国営歴史公園への可能性が大きく開けてきました。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、スサノオ・大国主一族の「八百万神信仰」が縄文時代からの神山天神信仰や楼閣拝殿を引き継いだものであることを出雲の縄文遺跡・文化から検討していただければと思います。雛元昌弘



















□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

「縄文ノート96 女神調査報告1 金生遺跡・阿久遺跡」の紹介

2021-09-19 17:42:27 | 縄文文明
 はてなブログに「縄文ノート96 女神調査報告1 金生遺跡・阿久遺跡」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 9月10日の茅野市での八ヶ岳研究会に尾島顧問から誘われ、周辺のいくつかの遺跡・神社を調べてきました。博物館・資料館はコロナの緊急事態宣言で博物館の見学や関係者のヒアリングなどはできず、、野外の遺跡・神社などの調査になりました。
 「日本中央縄文文明」の世界遺産登録には「⑥ 顕著な普遍的価値を有する行事、生きた伝統、思想、信仰、芸術的・文学的作品」として、縄文時代からの石棒・円形石組と金精信仰、神山信仰(お山信仰、山神信仰、神名火山(神那霊山)信仰、神籬(霊洩木)信仰)を明らかにする必要があると考えています。
 今回は、9月10日の八ヶ岳周辺の山梨県北杜市の金生(きんせい)遺跡、長野県原村の阿久(あきゅう)遺跡の報告です。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、スサノオ・大国主一族の建国と縄文文明の関りを示す地域として、この地の守矢・諏訪氏と縄文時代の龍蛇神信仰・神名火山(神那霊山)・神籬(霊洩木)信仰の歴史・文化の解明は決定的に重要であり、現代に続く神社信仰・御柱祭などの祭りにその痕跡を残しています。参考にしていただければと思います。雛元昌弘
















□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

「縄文ノート95 八ヶ岳周辺・安曇野・佐久の女神信仰調査」の紹介

2021-09-15 10:29:33 | 縄文文明
 はてなブログに「縄文ノート95 八ヶ岳周辺・安曇野・佐久の女神信仰調査」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 「日本中央縄文文明」の世界遺産登録には「⑥ 顕著な普遍的価値を有する行事、生きた伝統、思想、信仰、芸術的・文学的作品」の存在を示す必要があり、縄文時代の石棒・円形石組の地母神信仰や女神(山神)信仰が、スサノオ・大国主一族からの神名火山(神那霊山)・神籬(霊洩木)信仰・みしゃくじ信仰、さらに中世から現代に続くお山信仰(山神信仰)や金精(石棒道祖神)信仰を明らかにしたいと考えてきました。 
 9月10・11日、八ヶ岳周辺の金生(きんせい)遺跡、阿久(あきゅう)遺跡、北方御社宮司(みしゃぐじ)社、千鹿頭(ちかとう)神社、下浜御社宮司(みしゃぐじ)神社、諏訪大社下社秋宮、下諏訪町の石棒道祖神、杉の木神社(龍神の尾掛松)、安曇野の穂高神社、佐久の北沢大石棒、大宮諏訪神社(大石棒)、原諏訪神社(石棒)をざっと見てきました。緊急事態宣言で博物館の見学や関係者のヒアリングなどはできないため、野外の遺跡・神社などの調査になりました。次回から、その報告を紹介したいと思います。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、スサノオ・大国主一族の建国には「米鉄交易」「母系制の妻問夫招婚」「八百万神の神名火山(神那霊山)・神籬(霊洩木)信仰」の3点セットがあったと考えており、参考にしていただければと思います。雛元昌弘


□参考□



□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

「縄文ノート82 縄文文明論の整理から世界遺産登録へ」の紹介

2021-06-27 18:25:05 | 縄文文明
 はてなブログに「縄文ノート82 縄文文明論の整理から世界遺産登録へ」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 世界遺産委員会の諮問機関であるイコモスにより、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録にふさわしいとの勧告がなされたことを喜びたいと思います。4道県など関係者の粘り強い取り組みには支持・敬意を表してきましたが、縄文文化・文明の一部しか申請されていなことから、「日本中央縄文文明(長野・新潟・群馬・山梨)の世界遺産登録」を提案してきました。
 ただ、縄文人のアフリカからのルーツをたどり、世界の氏族・部族共同体社会の文明の中での縄文文明の位置づけを検討するうちに、琉球から日本列島全体の及ぶドラヴィダ海人族・山人族の縄文文化・文明の世界遺産登録が必要と考えるようになりました。日本列島人の起源に関わるアフリカからの「海の道」と「マンモスの道」の横軸(地理軸)での位置づけです。
 一方、スサノオ・大国主建国論から縄文社会研究に入った私としては、ユネスコ無形文化遺産されたスサノオ・大国主一族の「山・鉾・屋台行事」と4つの宗教世界遺産(厳島神社、熊野古道、富士山信仰、宗像・沖ノ島遺産群)や世界に広がってきている「和食」と縄文文明を結びつける縦軸(歴史軸)の整理が不可欠と考えるようになりました。
 この横軸(地理軸)と縦軸(歴史軸)で「縄文文明」の全体像を明らかにし、世界の古代文明の中に位置付けるためには、「北海道・北東北の縄文遺跡群」に「日本中央縄文遺跡群(長野・新潟・群馬・山梨)」を追加するだけでは不十分であり、日本列島全体の縄文文明の世界遺産登録の申請が必要と考えます。
 侵略を受けることのなかった日本列島での文明・文化の連続的な発展は、世界の失われた古代文明の解明に重要な基準を与えることができるのです。日本は土器分析中心の「ガラパゴス的縄文・弥生研究」に閉じこもることなく、世界史全体、特に失われたアフリカ・アジア・オセアニア・南北アメリカの文明の解明に貢献すべきなのです。
 今、遺跡・遺物の分析を研究対象とする考古学・歴史学は、縄文時代を「農耕や巨大宗教遺跡・都市、文字」などのない前文明の「未開時代」としてとらえていますが、梅原猛・梅棹忠夫・安田喜憲・川勝平太・中尾佐助・佐藤洋一郎氏ら哲学・生態学・地理学・経済学・植物学・植物遺伝学の分野の人たちは「縄文文明」の主張を行っています。軍国主義的・帝国主義的なギリシア・ローマ・西欧文明発展史観からの西洋中心史観の「文明観」にとらわれ、残りやすい「石とレンガの文明」しか眼中にない考古学・歴史学がむしろ世界の中では孤立しているのではないか、と考えます。
 今こそ、人間活動の全体、産業(農業・工芸・交易)、労働(分担・分業)、生活(食・衣・住)、社会(共同体・国家)、芸術(音楽・詩・美術)、宗教を総合的にとらえた文明論を打ち立て、その中に日本列島文明を位置付けるべき時と考えます。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、出雲大社を始めとする霊(ひ)崇拝の八百万神信仰の世界遺産登録を検討するという観点から、世界の諸文明の中での紀元1~4世紀のスサノオ・大国主王朝がどのように位置づけられるのか、考えてみていただければと思います。雛元昌弘












□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/