カメノコテントウ。
体長8~11.7mmと、大型のテントウムシです。
ここ数年、探していたんですが、なかなか撮影の機会に恵まれませんでした。
クルミハムシの幼虫だけを食べると思い込んで、さして多くもないクルミの木ばかり探していたんです。
今回、撮影したのは、ヤナギの林(畑?)。
前回掲載したコムラサキの幼虫探索の副産物です(笑)
付近では、ヤナギルリハムシがうじゃうじゃいて。
交尾している個体や
卵もありました。
クルミハムシの幼虫がいないこの時期、ヤナギルリハムシの卵を食べているのではないか、とも思えます。
そのすぐそばに、カメノコテントウの、オレンジ色の卵を見つけました。
ヤナギルリハムシが孵化する頃、カメノコテントウも孵化する、そんなサイクルなのかも知れません。
改めて「テントウムシハンドブック」(文一総合出版)を見直してみたら、
「ハムシ類の幼虫を捕食する。
エノキ、ヤナギ、クルミなどで見られる。」
とあります。
何のことはない。
勝手に探索対象を絞り過ぎていたのでした(苦笑)
人でも虫でも、相手の事を良く知らなければ。
反省(笑)
以前、幼虫の写真を撮っているハズなのですが、見つかりません。
見つけ次第、アップしたいと思います。
分類:コウチュウ目テントウムシ科テントウムシ亜科
体長:8~11.7mm
分布:北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:4~10月
成虫で冬越し
エサ:クルミハムシ、ドロノキハムシ、ヤナギハムシ、ヤナギルリハムシなどハムシ類の幼虫など(成虫は卵も食べるらしい)
その他:国内産では最大級のテントウムシ。
体は黒色で光沢がある。
上翅の亀甲紋は赤色であるが、変化があり、黒化する個体もある。
上翅の中央部が特に大きく盛り上がる。
前胸背板の両側部は黄白色だが、死後黄色に変化する傾向にある。
北海道産を別種ナガカメノコテントウとする説もある。
♀は一般的にやや大型だが、正確には腹端を精査する必要がある。
国内のテントウムシで唯一、コウチュウ目を常食とする。
広葉樹林や河畔林などのエノキ、ヤナギ、クルミなどの樹上で見られる。
普通種だが個体数はそれほど多くなく、分布はやや局地的傾向。
昼行性。
捕まえると、胸の目玉模様から臭く赤い液体を出すため、血の涙を流しているように見える。
擬死する習性がある。
岩のすき間や樹皮下などで集団越冬する。
ハムシ類のいる木の葉に、オレンジ色の卵を固めて産む。
幼虫期間はおよそ2週間程度で、葉裏で蛹化する。
テントウムシヤドリコバチ、テントウムシヤドリコマユバチ(成虫)、トビコバチ科(幼虫)、テントウムシヤドリバエ(卵)に寄生される。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
テントウムシハンドブック(文一総合出版)
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
TAKAO599MUSEUM
BIOME
北摂の生き物
体長8~11.7mmと、大型のテントウムシです。
ここ数年、探していたんですが、なかなか撮影の機会に恵まれませんでした。
クルミハムシの幼虫だけを食べると思い込んで、さして多くもないクルミの木ばかり探していたんです。
今回、撮影したのは、ヤナギの林(畑?)。
前回掲載したコムラサキの幼虫探索の副産物です(笑)
付近では、ヤナギルリハムシがうじゃうじゃいて。
交尾している個体や
卵もありました。
クルミハムシの幼虫がいないこの時期、ヤナギルリハムシの卵を食べているのではないか、とも思えます。
そのすぐそばに、カメノコテントウの、オレンジ色の卵を見つけました。
ヤナギルリハムシが孵化する頃、カメノコテントウも孵化する、そんなサイクルなのかも知れません。
改めて「テントウムシハンドブック」(文一総合出版)を見直してみたら、
「ハムシ類の幼虫を捕食する。
エノキ、ヤナギ、クルミなどで見られる。」
とあります。
何のことはない。
勝手に探索対象を絞り過ぎていたのでした(苦笑)
人でも虫でも、相手の事を良く知らなければ。
反省(笑)
以前、幼虫の写真を撮っているハズなのですが、見つかりません。
見つけ次第、アップしたいと思います。
分類:コウチュウ目テントウムシ科テントウムシ亜科
体長:8~11.7mm
分布:北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:4~10月
成虫で冬越し
エサ:クルミハムシ、ドロノキハムシ、ヤナギハムシ、ヤナギルリハムシなどハムシ類の幼虫など(成虫は卵も食べるらしい)
その他:国内産では最大級のテントウムシ。
体は黒色で光沢がある。
上翅の亀甲紋は赤色であるが、変化があり、黒化する個体もある。
上翅の中央部が特に大きく盛り上がる。
前胸背板の両側部は黄白色だが、死後黄色に変化する傾向にある。
北海道産を別種ナガカメノコテントウとする説もある。
♀は一般的にやや大型だが、正確には腹端を精査する必要がある。
国内のテントウムシで唯一、コウチュウ目を常食とする。
広葉樹林や河畔林などのエノキ、ヤナギ、クルミなどの樹上で見られる。
普通種だが個体数はそれほど多くなく、分布はやや局地的傾向。
昼行性。
捕まえると、胸の目玉模様から臭く赤い液体を出すため、血の涙を流しているように見える。
擬死する習性がある。
岩のすき間や樹皮下などで集団越冬する。
ハムシ類のいる木の葉に、オレンジ色の卵を固めて産む。
幼虫期間はおよそ2週間程度で、葉裏で蛹化する。
テントウムシヤドリコバチ、テントウムシヤドリコマユバチ(成虫)、トビコバチ科(幼虫)、テントウムシヤドリバエ(卵)に寄生される。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
テントウムシハンドブック(文一総合出版)
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
TAKAO599MUSEUM
BIOME
北摂の生き物
肉食や菌食のテントウムシは、有り難いですよね。
あくまで人間の都合ですけど。