KONASUKEの部屋

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ニセコナラシギゾウムシ?20210908

2021年09月24日 | コウチュウ目
ニセコナラシギゾウムシ?
候補としては他に、コナラシギゾウムシ、クヌギシギゾウムシ、クリシギゾウムシなどがあり、間違っている可能性もあります。
参考にしたのが、福光村昆虫記ですが、それによると、ニセコナラシギゾウムシの特徴としては・・・
口吻:
♂♀共に同じ長さで、他種に比べて長くない。
上翅:
濃い褐色で、背は黄色い鱗毛で覆われる。
褐色毛で斑紋を形成し、横帯状。
その他:
脚が太い
触角:
中間第1節≧中間第2節

とあります。

口吻の長さは、他種では体長に近いとか超えるとかいう長さなんですが。
撮影した二枚の画像では、真横から写せていないので、ちょっと体長との比較が難しい。
でも、体長に近いとまでは言えないのではないか?

色味は個体差があるようだし、撮影条件によっても違ってしまうので、あまりアテにならない。
少なくとも、クリシギゾウムシとは違うようだ。

脚は・・・太いか?
他種との相対的な違いだろうから、これは参考にするのは難しい。

褐色毛の横帯?
う˝ぅ˝~ん、どうだろう?

ニセコナラシギゾウムシ:中間第1節≧中間第2節
クヌギシギゾウムシ  :中間第1節<中間第2節
とあり、クヌギシギゾウムシはなさそう。

コナラシギゾウムシ♀:柄節=中間第1~第4節合計
クリシギゾウムシ ♀:柄節<中間第1~第3節合計
          柄節<中間第2~第4節合計
とあり、これは当てはまりそうにない。

今のところ、ニセコナラシギゾウムシの可能性が最も高いと考えられます。

分類:
コウチュウ目ゾウムシ科ゾウムシ亜科
体長:
7~7.5mm
分布:
本州、九州
垂直分布?
成虫の見られる時期:
5~10月
越冬形態?
エサ:
コナラ
その他:
上翅は濃褐色で、背は黄色い鱗毛で覆われる。
褐色毛で斑紋を形成し、横帯状。
会合部に黄褐色の斜生した鱗毛が生えている。
口吻は♂♀共に同じ長さで、他種に比べて長くない。
触角は、中間第1節≧中間第2節。
脚が太い。
(ニセコナラシギゾウムシ>コナラシギゾウムシ>クリシギゾウムシ)
灯火にも飛来する。
コナラのドングリが緑色のうちに、口吻で穴を開けて産卵し、幼虫はドングリを食べて成長するらしい。
類似種の特徴
コナラシギゾウムシ:
上翅は濃い褐色から赤褐色。
褐色鱗毛の中に淡い黄色鱗毛が生え、斑紋を形成、
灰黄色の褐色斑紋のものや、全体が褐色したものがいる。
口吻は細長く、前方で強く曲がる(長さ♂<♀)
触角は柄節=中間第1~第4節合計

クヌギシギゾウムシ:
口吻は♂>体長、♀<体長
触角は口吻の中央より後につく
中間第1節<中間第2節。

クリシギゾウムシ:
上翅は濃い褐色、灰黄色の鱗毛で鱗毛で覆われる。
中央後方に淡い灰黄色の横帯を持つ。
口吻は♂<♀
触角は口吻の先寄り。
中間第2節≧中間第3節
柄節<中間第1~3節合計
柄節<中間第2~4節合計
体は細長い。
腿節下面に歯状突起がある。
触角、脛節、跗節は赤褐色。

シイシギゾウムシ/イワサキシギゾウムシ:
上翅は黄灰褐色の鱗毛で密に覆われる。
中央後方に不明瞭な横帯を持つ。
口吻は、♂が上翅と同長、♀は体長より長い。
触角は、♂が口吻の先から1/3手前に位置。
♀は口吻中央より頭部側に位置。

脚の太さはニセコナラシギゾウムシ>コナラシギゾウムシ>クリシギゾウムシ
参考:
福光村昆虫記
虫ナビ
Wildlife Research Society
居眠り蛸の自然観察
Hirokou’s Field Notes2

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