モスクワに行ったらぜひ見たいとずっと思っていたのが、グリンカ中央音楽博物館。
ロシア音楽関係の書籍で紹介されていた建物が眼前に。
私の関心事であるリムスキー=コルサコフはペテルブルクの人だったので、彼ゆかりの旧跡はモスクワにはあまり無く、ゆえにモスクワにはあまり興味もありませんでしたが、唯一例外だったのがここ。
なぜなら、ここには 「ロシア音楽300年の歴史について、著名なロシア人作曲家の生涯と業績を中心に、自筆譜や手紙、写真などが数多く展示」(『地球の歩き方「ロシア」2014〜15』より) されているからでした。
リムスキー=コルサコフだけでなく、ボロディン、ムソルグスキーの関連資料も収蔵していそうです。
ということで、モスクワに着いて自由行動初日はまずここへ向かいました。
と・こ・ろ・が!
実際に訪ねてみたら、肝心の作曲家の展示が無い!?
下手なロシア語で係のおばさまに訪ねても要領を得ない。
これはどうしたことかと困っていたら、英語のできる別の人を連れてきてくれて、「ここは世界の楽器を集めた博物館。作曲家のことを知りたいなら、この博物館の別館の『チャイコフスキーとモスクワ博物館』へ行ってみたら?」とのこと。
どうやら3階にあった目当ての展示は無くなってしまって(3階は「レクチャールーム」になっていました)、楽器専門の博物館となっていたようです。あちゃー...
ここは入館してまずは2階の楽器の展示を見るわけですが、私は作曲家の展示をメインに来ていたので、このフロアは適当に眺めて早々に3階に移動するつもりでした。確かに楽器のコレクションとしては素晴らしく、展示方法も例によって美しいものです。楽器に関心がある方ならじっくりと楽しめる博物館だとは思います。
ということで内部の写真は数枚だけ。
帰国してからネットで調べたら、以前の様子はこちらの方のブログで知ることができました。リムスキーのコーナーもあったのですね!
みーしゅかさんの「モスクワの真ん中でチャイとプリャーニキ-have a chai and pryaniki at center of Moscow-」
http://ameblo.jp/petite-bonbon/entry-10724279809.html
そんなことで、当初はここで半日くらいは過ごすつもりが、当てが外れてしまいました。
リムスキーや他の五人組の展示があれば、委細漏らさずチェックしておこうと思っていましたが、完全な肩すかしです。
係の方が紹介してくれた「チャイコフスキーとモスクワ博物館」のことも良く知らず、「地球の歩き方」の地図に場所のみ記されていたのを思い出して、「そういえばそんなものもあったなあ」と思った程度。むしろ胡散臭そうな私設博物館かなと考えていました。
早々に博物館を出て、このあとどうしようかと途方に暮れていましたが、まあ、教えてくれたチャイコの博物館はここの別館というくらいなので、そこそこの展示はしてあるのだろうと、降り出した雨の中を歩き出しました。
結果的にこれが正解でしたけどね。
あまり日本で知られていないっぽい「チャイコフスキーとモスクワ博物館」を、今回当ブログの記事でご紹介できたわけでもありますし。
ロシア音楽関係の書籍で紹介されていた建物が眼前に。
私の関心事であるリムスキー=コルサコフはペテルブルクの人だったので、彼ゆかりの旧跡はモスクワにはあまり無く、ゆえにモスクワにはあまり興味もありませんでしたが、唯一例外だったのがここ。
なぜなら、ここには 「ロシア音楽300年の歴史について、著名なロシア人作曲家の生涯と業績を中心に、自筆譜や手紙、写真などが数多く展示」(『地球の歩き方「ロシア」2014〜15』より) されているからでした。
リムスキー=コルサコフだけでなく、ボロディン、ムソルグスキーの関連資料も収蔵していそうです。
ということで、モスクワに着いて自由行動初日はまずここへ向かいました。
と・こ・ろ・が!
実際に訪ねてみたら、肝心の作曲家の展示が無い!?
下手なロシア語で係のおばさまに訪ねても要領を得ない。
これはどうしたことかと困っていたら、英語のできる別の人を連れてきてくれて、「ここは世界の楽器を集めた博物館。作曲家のことを知りたいなら、この博物館の別館の『チャイコフスキーとモスクワ博物館』へ行ってみたら?」とのこと。
どうやら3階にあった目当ての展示は無くなってしまって(3階は「レクチャールーム」になっていました)、楽器専門の博物館となっていたようです。あちゃー...
ここは入館してまずは2階の楽器の展示を見るわけですが、私は作曲家の展示をメインに来ていたので、このフロアは適当に眺めて早々に3階に移動するつもりでした。確かに楽器のコレクションとしては素晴らしく、展示方法も例によって美しいものです。楽器に関心がある方ならじっくりと楽しめる博物館だとは思います。
ということで内部の写真は数枚だけ。
帰国してからネットで調べたら、以前の様子はこちらの方のブログで知ることができました。リムスキーのコーナーもあったのですね!
みーしゅかさんの「モスクワの真ん中でチャイとプリャーニキ-have a chai and pryaniki at center of Moscow-」
http://ameblo.jp/petite-bonbon/entry-10724279809.html
そんなことで、当初はここで半日くらいは過ごすつもりが、当てが外れてしまいました。
リムスキーや他の五人組の展示があれば、委細漏らさずチェックしておこうと思っていましたが、完全な肩すかしです。
係の方が紹介してくれた「チャイコフスキーとモスクワ博物館」のことも良く知らず、「地球の歩き方」の地図に場所のみ記されていたのを思い出して、「そういえばそんなものもあったなあ」と思った程度。むしろ胡散臭そうな私設博物館かなと考えていました。
早々に博物館を出て、このあとどうしようかと途方に暮れていましたが、まあ、教えてくれたチャイコの博物館はここの別館というくらいなので、そこそこの展示はしてあるのだろうと、降り出した雨の中を歩き出しました。
結果的にこれが正解でしたけどね。
あまり日本で知られていないっぽい「チャイコフスキーとモスクワ博物館」を、今回当ブログの記事でご紹介できたわけでもありますし。
はじめまして。
私はラフマニノフとメトネルの大ファン(というか、生きる楽しみ)というものです。
グリンカ中央音楽博物館のレポート本当にありがとうございます。
作曲家の展示が無くなったというのは私にとって崩れ落ちそうな衝撃です。
というのも、私はこの9月にモスクワを訪問し、ここでラフマニノフとメトネルの展示を見るのを一番の楽しみにしていたからです。
20年前に訪問したときは3階は改修中で見ることができず、再挑戦に賭けていました。
やはり3階の展示はラフマニノフを含めまったくなくなってしまっているのでしょうか?
私も帰国後「本当になくなってしまったのかなあ」と、狐につままれたような感じが抜けません。
現地で実際に3階に上ってみて、無くなっていることをこの目で確認したわけではありませんが、改めてグリンカ中央音楽博物館のホームページを見てみても、この建物での作曲家の展示は見当たらないので、残念ながら...ということになりそうです。
ご存じとは思いますが、モスクワにラフマニノフ博物館がオープンしたとの報道がネット上にありましたね。
私も調べてみましたが、その住所をストリートビューで見ても、それらしい表示などは見つけることが出来ませんでした。
あるのかないのかはっきりしない、なんともモヤモヤ感が残ってしまいますが、私のリサーチ力もここまで。
お力になれず、申し訳ありません。
わずかの可能性にかけて両方行ってみます。
貴重な情報本当にありがとうございました!
http://glinka.museum/contacts/
よきモスクワ訪問ができますように。
またお立ち寄りください。
以前グリンカ中央音楽博物館についてお問い合わせをさせていただいたモリセイヴィッチです。
昨日モスクワから帰国しました。
問題のグリンカ中央音楽博物館と「ラフマニノフ博物館」どちらも行って参りましたのでそのご報告です。
まずグリンカ中央音楽博物館ですが、確かに3階の展示物はなくなり、代わりに前衛芸術の展示場になってしまっておりました。スタッフに展示物はどこにいったのかを尋ねても肩をすくめるばかりでした。
続いてボリショイオルディンカ通りのラフマニノフ博物館とされるところを訪ねてみました。
場所はボリショイオルディンカ通り8ー2で、トレチャコフスカヤ駅の近くです。
番地を手がかりに訪ねあてるとそこにはラフマニノフの肖像のついた小さなポスターが!
万歳!とばかりにドアを開こうとしましたが、ドアは開きません。
それでも中に女性が一人いたので窓をノックすると、ドアは開けてくれましたが、中には入れてくれようとはしません。英語で入れてほしいとアピールしましたが、自分はドイツ人だから英語はわからないとのこと。
必死に筆談等でコミュニケーションを図りましたが、結果「ここはラフマニノフ研究所であって博物館ではない、館長の許可のある音楽関係者以外は中に入れることはできない。」と頑強でとぼとぼ引き上げるという無惨な結果に終わりました。
以上ご参考までにご報告申し上げます。
お返事が遅れ、申し訳ありません。
そうでしたか、博物館ではなく「研究所」とはねえ...
遠路はるばる日本から行ってみえるのだから、少しくらい案内してくれてもよさそうなものですが、私たちの感覚は通用しないのでしょうね。(相手がドイツ人とのことで、ルールには厳格なのですかね)
グリンカ博物館の3階といい、残念としか申し上げられませんが、博物館大好きなロシア人のことですから、チャイコのようにラフマニノフ博物館がモスクワ市内にも出来ても不思議ではありません。ここは長い目で「またいずれモスクワに行く楽しみが増えた」と考えられてはいかがでしょうか。
かつて私がマリインスキー劇場で買った《不死身のカシチェイ》(リムスキーのオペラ)のポスターをモスクワの空港で置き忘れてきてしまい、しょげていると、家内に「またロシアに行って買ったらいいやん」と言われて、元気が(少し)出たのを思い出しました (;^_^A
ラフマニノフについてはご関心のある方も多いと思いますが、今回貴重な情報をご提供いただきましたこと、感謝申し上げたいと思います。
ありがとうございました。