潮が引いたアマモの干潟。以前は砂地でしたが、いつの間にかアマモが生え出し
貝や魚、ゴカイがたくさん棲みつく豊かな自然度になってきました。
おばんです。小太郎でごじゃります。
◆ ホンヤドカリ ◆
それを食べにシギ・チドリが集まってきます。夏から秋の2カ月ばかりですが、
ゴカイや小魚を捕って食べています。最近歩いていると今まで私の目に留まら
なかった生き物を良く発見するようになりました。
ここにはツブガイがばらばらいるのですが、じっと見ているとき、動くツブガイを
に気づきました。ツブガイは日ごろ動くことはありません。でも、動いて移動して
行くのです。
シギそっちのけで動くツブガイに神経を集中しました。拾い上げてみると貝殻の
中にカニのような足があります。これで歩いているのです。貝殻の入り口に大きな
鋏爪があります。ヤドカリです。
すごく臆病そうです。危険を感じ貝殻の奥に体をひっこめ動きません。危険を感じた
カメみたいです。
そっとアマモの上に置き、離れて観察。しばらくすると右側の大きな鋏を出してきて
長い触角を動かし、周囲を探っています。触角は伸ばしたり、曲げたり、横に広げたり
ムチのように̪しなり、アンテナとしてはすごく機能させているのが伺えます。
双眼鏡でアップしてみると目が印象的。黄色の瞳の中に黒い目。カタツムリみたいな
目の柄の先に付いています。ヘッドライトみたいになっていて、自由に動かせるのが
感激。
まさか、マイナス20度以下になる地域にもヤドカリがいるとは知りませんでした。
調べてみるとホンヤドカリしか該当しませんでした。