海が荒れると沖合で生息していたオオセグロカモメやシロカモメ、ワシカモメ、
セグロカモメなどの大型カモメが退避して野付半島の海岸に来ます。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ 飛ぶときカモメたちは脚をどうしている ★
何気なくカモメが飛んでいるのを見て、さて脚はどうしてるかな、と思うこ
とはほとんど無関心。
いつも見ている岸辺で飛ぶカモメたちは脚を出しています。と思っていました。
1枚の写真を見るまでは。だらりと脚を出して飛んでいたカモメが写ってい
ます。
連写していた写真だったので、次々1枚1枚を見てみました。するとすぐに
脚をお腹の羽の中にしまい込み、全く見えなくなっています。てっきり脚を
後ろに伸ばし、ぴたりと尾羽の下に密着させ飛んでいるもんだと考えていま
した。
シギやツル、サギ、ワシ・タカ類もみな脚を後方に伸ばし、飛んでいます。
そのメージが固定概念として定着してしまっていたんです。
カモメは、と気にしてみると見事にお腹の羽の中に仕舞いこんでします。
ジェット機が離陸した後に車輪を機体に収納してしまい、音速以上のスピ
ードの効率を上げるように設計されているのと同じです。
飛行機の設計にカモメの体形がきっと参考にされていると示唆されます。
特にシロカモメやワシカモメなど北極海の強風の中で生息しているカモメの
フォルムはとても参考にされているはずです。実際、冬季に飛ぶシロカモメ
の無駄のない流線型のボディーラインはほれぼれとするものです。
脚を仕舞うことで空気の流れに抵抗が無くなり、強風に立ち向かいながら
力強く飛んでいる姿は、これぞ理想的な体形だと断言できます。
大きな足が素早く仕舞われる姿を見ながら、愉しんでます。
さすが鋭い観察眼!